HeavyMetalバンド「Heavenly」

北欧のヘヴィメタルバンドHeavenly(ヘブンリー)

「北欧メロディックメタル」って言えば、メタル界を知ってる人は
そのメロディのクサさとワンパターンさから

「あー、もういいよ・・」って感じの人と
「キタ━(゜∀゜)━!」ってなる人がいるんですが

生涯一刀流はもちろん「キタ━(゜∀゜)━!」派です

北欧にハマった当時に比べたら、ちょっと飽き気味ですが
でもやっぱり、なにげなく聞くのは北欧疾走メロディックメタル

他のジャンルだと「次どうなるのかな?」ってかんじで聞くんですけど
メタルは一番知ってるジャンルなだけに頭で考えずにラクに聞けるんですね



知らない人のために北欧メタルを簡単に説明

「シンフォニックメタル」とか「メロディックスピードメタル」とか言われます

メロディは島国の農耕民族の日本人の心をくすぐる
いわゆる「泣きのメロディ」

近代は日本にもいろんな音楽がありますが
演歌を代表とするような哀愁漂うメロディが
古くから日本人にとって親密なんじゃないでしょうか


フィンランドあたりでは、メロディックメタルというのは結構ポピュラー
でも諸外国では日本のようにマニアックなものとされているようです

しかし、この手の「メロディックメタルバンド」は結構日本でも人気なものが多い
やはり哀愁漂う、くっさーいメロディが人気な模様

外国のメロディックメタルバンドで、地元では人気があまりないが
日本のメタルファンの間では結構人気、なんてバンドもある


もちろん、発祥の地の北欧ではそれなりに人気

しかし、世界的に見ればまだまだ
万人向けなジャンルじゃないですね

ドラムを始めとする楽器隊が怒涛のごとく
「ズドドドドドドドドド!!!!」
っと、16連譜をテンポ180とかで連打するから
だめなんでしょうかね


ちなみに、北欧出身のメタルバンドじゃなくても
疾走してメロディくさかったら、他者から

「あぁ、北欧くさいね。」とか言われます

メタル全盛期の80年代をリアルタイムで聞いてたりしてたひとからは

「なつかしいねぇ〜(嘲笑)」
「お〜B級だねぇ〜(爆笑)」

とか言われます

じつは、今のヘヴィロック界やメタル界では肩身がせまかったりするんです




さて、本題の「Heavenly」ですが

出身国はフランス

アルバムは、これ書いてる時点では3枚だしてます

全部の曲は持ってないうえに
いちいち紹介してたらきりないので
3作の中でレビューサイトなどで一番評価が高い
2ndアルバムの「SIGN OF THE WINNER」に入っている
「THE WORLD WILL BE BETTER」という曲の紹介

普段、北欧メタルを聞いてた生涯一刀流でさえ
「く、くさい・・・(笑)」と思わせた、とてつもなくクサイ曲です


最初は、ピアノバラード風に入っていきます

そして、開始20秒にしていきなりボーカルのハイトーン

その直後、「もう、どうにでもして」って感じのカッコよさで
ドラムのリズムINで疾走しだします
ドラムのスネア裏打ちでツーバス「ドコドコドコドコ!」
ハイ、ここで「キタ━(゜∀゜)━!」ってなります
これが正しい疾走メタルの聞き方です

この時点で生涯一刀流は昇天なんですが
0:35秒のところで、戦隊もの番組の主題歌に使われてそうなキメが入ってきます
5人のヒーローが崖の上でキメポーズをして爆発音の後
5色の煙が立ち上がってきそうな風景が目にうかびます
大御所メタルバンド「ガンマレイ」がよく使う手法です
これが、好きな人はたまらないんです

そのあとギターリフがありメロに入っていくんですが

メロが構成複雑なんですね
A、B、Cメロ、サビと間奏までに4種類ぐらいが絡み合ってでてきます

基本的にコーラス合唱してます
このへんも、北欧メタルのシンフォニックさの種です

ストリングスの音や、聖歌隊っぽいコーラス音
遠くのほうで鳴る鐘。

嗚呼、昇天


サビの終わりに、また「戦隊風キメ」

その後、めっちゃ長いギターソロに突入です

北欧メタルのギターソロは基本的に
「ギターだけでメロをウネウネ」って感じより
「全体で成り立った構成」って印象の方がつよいです

メロディに合わせてドラムがパターン変ったり
「ここからここまではキーボードとハモリ」って決めてたり
ギターソロといっても
Aメロのコード進行をそのままでギターを載せるんじゃなくて
しっかり構成が組まれた、インストゥメンタルが間に挟まれてるかんじです

しかし、これがワンパターンなことこの上なかったりします
コード進行やら次の展開やら、「メロディックメタルバンドらしさ」
っていうものがそろそろ出尽くしてきてます

この曲も、いろいろな先人有名メタルバンドのフレーズを
パクリぎりぎりでつかってます

レビューサイトとかみてると
Heavenlyはこの事でいろいろかかれてたりします
パクリだとかね

でも、個人的には納得がいく「真似のしかた」なので
これもこのバンドの味だと思ってます

2:45秒開始のギターフレーズなんか
ありきたりもいいとこですが
やはりかっこよく感じてしまいます

4:00のところで一度雰囲気が落ち着いて、ボーカル語り風になります

その後の展開がもう、涙ちょちょぎれものなんですね
4:36秒開始のフレーズ
ストリングス部隊がメインになり
哀愁ただよう世界になり、シンフォニックこの上ございません


その後、このフレーズを結構しつこくやって、無理やりBメロに戻ります

ここがちょっと個人的な感想だと、残念でした
もうちょっと綺麗な戻りかたなかったのかなっと

1コーラス目の順番どうりサビまで盛り上がっていき
ラストサビ2連発

サビ以外のメロがすごく印象的なだけに
意外とサビは短くてサッパリした雰囲気です

最後終わりかたも、スパッっと終わります
せっかく、複雑な構成で大作っぽくつくってあるのに
最後に余韻を残しつつ終わったほうがいい気もしますが
これもセンスの一つでしょう

曲の長さは6分54秒

普通のロックやポップス聴いてる人にとっては長いですね
メタルじゃこの手の長さはよくあるんですけどね




以上、長々と書きました

個人的にHeavenlyの中で最初に聞いた曲がこれで
一番好きな曲でもあります

XJAPANのサイレントジェラシーとかの疾走曲を聞ける人は
結構聞けるはずです


気になったらぜひ調べてみてください

ツタヤとかには、おそらくないと思われます・・・


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