トップ

Loc8tor用 自作パラボラアンテナ

ここでの内容は個人的な感想であり、機能や効能を示すものでありません。

飼い猫の探知用に、Loc8torを購入し、子機を猫の首輪につけている。

子機が雨に濡れても大丈夫なのように百円ショップで買った50x70mmのチャック袋の中に入れ、それを38mm(1・1/2インチ)幅のビニールテープで首輪に付けている。

Loc8tor Liteの仕様書によれば探知距離は、直接見通しができるところであれば122mと書いてあり、実際、購入品で確認済みである。一般の木造家屋であれば、その屋内に置かれた子機は、屋内あるいは家の周辺10mくらいから探知反応がある。

あるいは仕様書には、空を飛んでいる模型飛行機であれば180m、駐車している車であれば30〜140m、犬・猫であれば30〜100m、カメであれば30mとも書いてあり、子機が置かれている場所が地上の低い場所ほど探知距離が短くなるということのようである。

Loc8tor Liteには子機が2つ付いているが、2匹の猫の1匹が首輪をどこかに紛失。猫の行動半径100mを300〜500mに広げて探してみたが、失くした首輪に付けてある子機からの反応はない。(現在、子機だけの販売は日本ではないようなので、再度Loc8torを購入し、その子機を使っている。)

失くした子機の電池は交換したばかりであり、チャック袋も新しいのと交換したばかりだったので、1ヶ月半から3ヶ月、ネットによれば半年電池が持った例もあり、親機の探知レベルが上がれば見つかる可能性があるかと、パラボラアンテナを自作してみた。

材料はみな百円ショップで売っているもので、ビニール傘、台所のガスコンロ周りの油汚れを防止するアルミシート(裏面に接着シール付き)、両面テープ。アルミシートの裏面の接着シールはあまり接着力がない(はがしやすいように、接着力を弱めているものと思う)ので、両面テープでしっかり接着した。

肝心の探知レベルであるが、ビニール傘のパラボラアンテナを使うと、親機の探知ランプで3前後、レベルがアップすることが分かった。

写真は子機を見通せる場所に置き、子機から260mほど離れた場所での探知の様子で、ランプは3つめがやや点灯している状態。もちろんパラボラアンテナなしではまったく反応はない。ランプ1つがギリギリ点灯する時の距離が分かれば、パラボラアンテナによりどのくらい探知レベルが上がっているかが分かるが、現時点での推測では、ざっと2倍くらいではないかと思われる。

ちなみにパラボラアンテナなしで、子機を十分見通せる場所に置いたとき、120m離れた場所からの探知でのランプの点灯状態が、ランプ3つ目が点いたり点かなかったりという状態であり、ほぼ同じ点灯状態である。仕様書による最大探知距離180mから推測すると、パラボラアンテナを使った場合は計算上は最大384mまで探知できることになり、探知距離は2.1倍になる。

逆にはこれまでの2分の1の弱い電波でも探知できるということで、このパラボラアンテナを使って再捜索すれば、首輪が見つかる可能性が出てきた。

自作のビニール傘のパラボラアンテナでざっと2倍くらい探知レベルが上がるので、廃品のBSやCSのパラボラアンテナの皿を利用すれば、もっとレベルが上がる可能性がある。