Music
DTM講座/マニアへの道
  


 

No.6
<打ち込みのコツ/上級1>

 今回は上級という事でシンセ系の音色エディットの仕方や、エフェクターなどの効果的な使い方を説明します。このあたりは一台の音源で再現するのはなかなか難しいものですよね。まずはM_DEMO_06.MIDをあなたのディスクトップにダウンロードしてください(SaveThisLinkAs)。M-4chがメロです。オケだけ聴きたい時はミュートしてください。
(この曲はBポートが必要です。トラック名を参考に再マップしてください)

 原曲は、モロ打ち込み系のアナログシンセを多用したものです。しかもレコーディング時はエフェクターでいろいろなワザ多用していたりして、この手の曲をデジタルなPCM音源でエディットするのは大変です。どうしてもトラック数も多くなり、曲によってはエフェクト用のトラックを設けたりもします(このデータは規格の為、このような仕様となっています)。




1)Bポートも全て使っています。MidiのB-2〜B-6チャンネルはAudioトラック用に開けてあります(後でサンプラーで音声を取り込み同期させます)。




2)これはA-1のトラックですが、シンセの音はこのようにして音色をエディットします。いろいろレゾナンス等のエディットをしてみてください。アナログシンセのコントローラーで出来る事はたいてい出来ます。デジタルシンセの音色より極端に変化します。




3)A-1のようなシーケンスは、通常シンセに付いている「アルペジーター機能」を使うのですが、打込みの場合はこのようなエクスプレッションを入れると似たような感じになります。




4)これはB-16のシンセです。同じくこのようなControlでこれだけ音色が変化します。いろいろ試して下さい。




5)このようなPAN情報を入れて左右に飛ばします。




6)B-1のシンセです。44小節目などはこのようなピッチベンド情報で再現します。実際より上の音程で打込みダウンさせてやります。このワザはいろいろな楽器でも使えます。



 参考としてもう1曲置いておきますので、よかったら聴いてみて下さい。同じくシンセのエディットに仕方や、効果音の使い方など参考にしてください。M_DEMO_07.MID(この曲はBポートが必要です。トラック名を参考に再マップしてください)

 この曲のシンセのシーケンス部分ではサイクルPAN(トライアングルPAN)を使っています。レコーディングではエフェクターで音が回っているように3D(立体的)させるのですが、このようなPAN情報を打込むと似た感じになります。

 どうですか?参考になったでしょうか。このあたりを押さえておくと、たいていの曲も一台の音源だけで作る事が出来ます。搭載音色数が足りないと嘆いても、予算が少なくてなかなか新しい音源も買えない方が多いと思います。でもこのように少しこだわるだけで良いデータになり、DTMもさらに楽しめると思います。がんばってください。




はその他のちょっとしたアドバイスを書いてみます。



No.7へ

DTMのTOPへ戻る