Music
DTM講座/マニアへの道
  


 

No.5
<打ち込みのコツ/中級2>

 今回は演歌の曲で説明します。まずはM_DEMO_04.MIDをあなたのディスクトップにダウンロードしてください(SaveThisLinkAs)。

 「え!演歌」とお思いでしょうが、演歌は楽器数が多い上、生演奏の再現やダイナミクスを出すのが非常に難しいので、アンサンブルの練習にはもってこいだったりします。演歌の打ち込みをマスタ−したら、どんな曲でも「もうなんでもこい」です。まずは聴いてみて下さい。M-4chがメロです。オケだけ聴きたい時はミュートしてください。
(同じく再マップしてください。)




1)なにが難しいかというと、このストリングスが曲者なのです。ポップスなどではPADとシンセストリングスでもOKですが、やはり本物のストリングスの感じにするには、4パート必要になってきます。演歌ではこういうオーケストレーションの知識も必要になってきます。ST1(ストリングス1)が1番バイオリン、以下ST2(2番バイオリン)、ST3(ビオラ)、ST4(チェロ、(コントラバス))となってます。ST1にバイオリンの音色を同じフレーズで重ねたりなど、いろいろワザはあるのですが、歌ものでしたらこの構成で良いと思います。曲の雰囲気によっていろいろ変えてみて下さい。室内弦楽奏みたいのはバイオリン、ビオラ等、単体の音色で作ります(ビートルズ系のストリングスはコレです)。

 また時代によってストリングス(オーケストラ)の並び方が違います。左から1番2番と右に流れるように置く時もありますが(昔の主流)、最近では1番が左、2番が右と振っているケースが多いです。参考に各ストリングスのPAN情報を見てみて下さい(ちなみにフルバンドの並び方も知っておくと、打ち込みの時参考になりますよ)。

 よくあるケースですが、一番(ST1)2番が、同じ音色で、同じフレーズ(音程)を弾かせますと、位相がかかりますので注意してください。そういう場合は2番を「Srings2」など別な音色にしてやると解決します。

 この曲のようにM-1chから9chをベーシックな楽器。M-11chから以降はストリングスやオブリのシンセなどのウワモノを入れてやると発音的もいいと思います。ちなみにM11chに関しては、この曲のようにセットアップにSYSEXを書き込んで、リズムトラック(ドラムマップ)にするときが多いです。





2)ST1のグラフックウインドウです。たいていはエクスプレッションで表現します。バイオリニストを見ればわかりますが、弓の運動を再現してやれば似てきます。また左手のビブラートはモジュレーションを使います(極端にならないように)。ゆったり感を出すために1小節目のEXで音の立ち上がりを押さえてあります。弦の擦る感じはTVFでいじります。





3)アコーディオンも開いたり閉じたりするのはエクスプレッションで再現します。同時にモジュレーションも必要です。

4)尺八なども首振りの感じを想像するとうまくいきます。マンドリンもこのように打ち込むと楽です。

 参考としてもう1曲置いておきますので、よかったら聴いてみて下さい。一曲を通してのバランスの取り方やダイナミクスなど参考になると思います。M_DEMO_05.MID(この曲はBポートが必要です。トラック名を参考に再マップしてください)

 この曲は上で説明したようにM-11chをリズムトラック(ドラムマップ)として使っています。ドラムをM-10ch、パーカッションをM-11chに設定する場合が多いです。ベードラやスネア、ハイハットなどを、メインのドラムセット(M-10ch)と違うドラムセットの音色にしたい時などにも使います。便利な機能です。設定の仕方はセットアップの中に入っていますので参考にしてみて下さい。




はさらに複雑な裏ワザをお教えします。



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