SOUL MONTER
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COLOR:BLACK/WHITE
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次世代の魂がここから生まれる」をかかげ、都内ライブハウスを中心に盛り上がりを見せる「SOUL MONSTER NIGHT」のイベント模様をお伝えします。

2005/11/22新宿LOFT"SOUL MONSTER NIGHT Vol.4-コンピレーションレコ発ライブー"
SOUL MONSTER。直訳すれば“魂の怪物”。魂とは「気力。精神。心」のこと。怪物とは「理解しがたいほどの不思議な力をもっている人や物」のこと。11月22日新宿LOFTにて、あなたはどの“魂の怪物”に喰われましたか?

11月22日、『SOUL MONSTER NIGHT』第1弾アーティストの、コンピレーション・アルバム発売記念ライブが新宿LOFTで行なわれた。アルバム参加6バンド+ゲスト・バンドの全7バンドに加え、アルバムにも参加しているDJマルによって、記念すべき夜が始まった。

満福1バンド目、沖縄出身の3人組、満福。彼らは今回のコンピレーションに参加していないが、12月に『SOUL MONSTER NIGHT』とコラボレーション企画を行なうために、今回ゲストで参加した。沖縄民謡とパンク・ロックを見事に融合させた彼らの音楽からは、沖縄の空、海、花、そして沖縄の人たちの暖かさが伝わってくる。4曲目にやった「命(ぬち)どぅ宝」は、“命は何よりも宝だよ”という意味。“どんな宝石よりも どんな名誉なんかよりも 生きていることが素晴らしい”。戦争の悲しみ、苦しみ、辛さがよくわかっているからこそ歌える歌なんだと感じた。
SLUMP CHORD2バンド目、SLUMP CHORD。ボーカルKIBEの歌声、動き、視線、表情から、熱い思いが伝わってくる。また楽器隊が作るサウンドは、アップ・テンポで客がノリやすく、親しみやすいメロディーを彩り、耳に残りやすい。3曲目に演奏された「キミイロ」は、バラード調で、KIBEの“君の言葉が今も忘れられずにいるよ”という言葉が胸に響いてきた。熱さと切なさがほどよく混ざっていて良いライブだった。
50 OLDMAN3バンド目、最年少バンド、50 OLDMAN。彼らの音楽が作り出す世界観は、なんと表現したらいいか正直困る。独自の世界。しかし、それが悪いわけではない。客は彼らの世界に引きずりこまれる。彼らの世界に酔わされる。まるでアルコールを口にしているかのように。彼らを観ている客は、それぞれノリ方が違う。激しく動く者。かるくリズムを刻む者。まったく動かない者。しかし共通点がひとつあるとすれば、みんな“独自の世界”に入っているのだ。“50 OLDMANの世界”に。
アリンコ∞ギャング4バンド目、唯一のガールズ・バンド、アリンコ∞ギャング。彼女らは本当にカワイイ。いや、カッコイイとも言える。“カワ・カッコイイ”という言葉がよく似合うだろう。とにかく笑顔が素敵だ。ボーカルのテラキオが客を見つめる笑顔が、無邪気かつ温かかった。そして音楽には女性ならではの温かさがあり、逆に力強さもある。それが、邪魔しないほどに混ざりあっていてとても良い。また3曲目の「君の瞳と空」は、青空の下、芝生に寝っころがって聴きたい気分になり心地よかった。
Chuliplity5バンド目、Chuliplity。ひと言でいえば“和ROCK”。日本語がとても似合うバンドである。こぶしではなく手のひらを挙げるスタイルからも“和ROCK”という言葉が似合うと言えるだろう。またボーカル竹内夏美の歌声は、女性とは思えないほどの力強さがあり、メッセージ性がある。前回の新宿LOFTでのライブ・レポートに、「クサイことを恥ずかしがらずに言う」と書かれていたことをMC中に話していたが、そこが彼女の良いところだと私は考える。そしてそれがChuliplityの良さのひとつだと。これからも自分たちに正直に歌い、演奏してほしいと思う。
Over The Dogs6バンド目、ロックンロール・バンド、Over The Dogs。ライブ中に、ボーカル恒吉豊が言った言葉にこんなものがある。“世の中の、悲しみと苦しみと生きる喜びを歌います”。この言葉は、彼らの音楽を聴くと納得できると私は思う。今回ラストに演奏した「サニーデイ」。この歌は、生きていくことは、辛いことや悲しいことがたくさんあるけれど、いつか“サニーデイ”は訪れる、と歌ったものだ。恒吉の思いが入った言葉ひとつひとつと、それを温かく包み込むメロディーが、客を魅了する。“サニーデイ”がいつか訪れると信じられる。そして彼ら自身も、“サニーデイ”を望んでいることが感じられる。だからこそ、人を魅了する音楽がやれるのだと、私は思った。
ホルスタトリを飾ったのは、ホルスタ。本当に素晴らしいライブを見せてもらった。まず会場の一体感がすごい。メンバーと客の心がひとつになっていた。そしてボーカル小川修平。彼はすごすぎる。どんなに遠くで観ている人にでも、目と目を合わせて思いを伝えようとする。どのバンドを観にきている客でも関係ない。自分たちのライブを観てくれているひとりひとりを大切にしていると感じる。そういうところからも、一体感は生まれるのだろう。ラストにやった「青空に歌えや」では、会場を埋めつくした客も、他のバンドも、彼らと一緒になって“青空に歌えや”と声を張り上げていた。こんなライブは、そうそうないだろう。
SOUL MONSTER NIGHT。あなたはどのバンドに喰われましたか? 個性は違えど、どのバンドも“熱い魂”をもった怪物だったと私は思う。素晴らしい一夜をありがとう。
中川 美咲

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