2005年1月
 1. 6.(木) 烏山区民センター 19:00-22:00 歌い初め(^^)。半月空いて久しぶりの発声やフォーレだったけれど、結局だんだんみんな乗ってきた。フォレクはなんだかんだいいつつ最後の曲まで「一応」通す。前の方だけさらう日と通す日と、のパターンが繰り返されているので、後ろの曲ほど怪しくなっていたりして(^^;)。どうして「歌にならない」のか「伝わりにくいのか」、個々の箇所で「あらかじめ息は吸っておき、出だしの直前で身体が動かないように」とか対処法をさらいながら。冒頭の2フレーズは「動かないように」。音楽の運びも身体も、動いてしまうと、歌い手もお客様も集中力がとぎれる。これがまずい。個人的には、モツレクやフォレクの演奏会で、妙にうれしそうに元気に吠えちゃう男声陣(ありがち^^;)を見ては違うよなって思っていたのだが、少なくともどうしてそうなるのかはとてもよくわかった(^^)。★「みんなメサイアの楽譜持ってる?」「?」「10/1はメサイアにします」(・・;)(^^)/うぉぉぉぉ!★●演奏会CD完成(Ooiエンタープライズ制作^^)。2枚組、ジャケつき!ちょい高価。まずは団員に1セットずつ配布中。●休み時間は岩手県銘菓試食会。●初飲みに繰り出し、初夏までの予定をおおよそ決めようよ、と相談し始め、確定したのは「ソロ部の強化練習日程」のみ(^^;)。
 1.13.(木) 祖師谷区民集会所 18:00-22:00 フォレク、通し詳細練習。「どうしても判らなくて入れない音が決まってきましたねー(^^)」とセンセイ。(そしらぬ顔でよそと一緒の音を歌うのが上手くなってるのかも^^;)。突然テナーがアルトの倍、という多数勢力になり、バスも2台運行てぇことで、どうやら傍若無人が目立った男声がごりごりしごかれる。ソリの部分は、フレーズをふまえて息を回したり切らせず続けることでまとまりと抑揚のある「伝わる歌」になる、ということで、あちこちの箇所でおさらい。「でね、みなさん、僕たち歌う時間はあまりないんだから、有効に、一度言われたことは他の箇所でも当てはまることは適用してくださいね!」…これがね、確かに苦手なんだよねゾリステン(/ ;)。でもこういう曲でその練習をするのはいいかも(^^)。女性陣は息と気持ちを早めに準備して大きく回すことで、つややかなまとまった声になるのだが、男声陣の場合、それだけだと美しいかもしれないけどやぱし「吠える」結果になる!(/ ;)わけで、声量も息の量も多すぎず、後ろへコントロールして飛ばす。でもテンションダウンはしてはだめで(盛り上がりというより集中の方向)、ほお骨上げたり出した音を保持することに賭けなくちゃな感じ?人数がいてTは2つに自主的に分かれてみたが、やっぱりT1は及川さんの考えに任せるので、当面全員T2を歌う。●メサイア、どうせなら9ヶ月と言わず時間かけて歌おうよ、という声が団員から上がり、飲み会は過去資料を見ながらメサイアの経済的研究会。プログラムの最後に置く祝祭的な曲、というならバッハの147は?とか、小さな音楽会の時期を下げて、アカペラのモテットもレパにする?とかいろいろな話が出てきた。
 1.20.(木) 松原地区会館 18:00-21:00 フォレク、楽譜に訳詞を書いておく、という「しくだい^^;」をセンセイがチェックしたが、、、、(^^;)。今日は後ろからさらっていく。プントが決まらないとか、母音の発声とか、1段半同じ音を歌って3度下に飛ぶ「だけ」のはずなんだけど実際には音程の保持が超難関、みたいなところでパート毎につかまりまくり。実はパート毎に抱える問題が少しずつ違っており、他パートの問題やそれに対する指導についてはよく理解できるのだけど、そのじつ自分のことについてはやっぱ、わかっちゃいず(^^;)、指導されても周囲の肯首の割には理解できていなくて、よその解決策を自分に当て嵌めようとしたりして自滅、みたいなパターンがあるような気がする。現在パート会が2パートずつでおこなわれているが、こういう日に他パートのひとの感想とか聞くと、非常にわかりやすい。基本的に女声陣は「普段の発音から変えて行きましょう」、男声陣は「さらってくださいね」(/ ;)ということで。「もう音については言われないようにしてください」…(/ ;)。●今日の会場、練習前に窓をあけて換気をしたら、カビのにおいは随分消えて少し快適。寒くなったが。ただ、蛍光灯の色がなんだか不思議でちょっとした異次元空間的気配。それであのエレベーターに乗ると、ほんと帰ってこられなくなるような(^O^;)
 1.23.(日) 祖師谷区民集会所 13:00-17:00 強化練習<(^^)>。やや出足悪くひとりパートも。アルカデルトのあと、フォレク全曲。和声を意識するために、センセイが合図するまで次の音に行かない、というのを、縦に揃う箇所の大半でみっちり。用意しておく、直前で止まらない、音符毎に歌わない、などのフレーズを歌うときの注意点を、あちこちで復習しながら。サンクトゥス、最後の1ページまでを何度も返してさらっていて、なにげに通しになって、アルトの面々がわちゃわちゃと立ち上がり(^^;)、「ここ、おいしいすよね」とか言われている。いえ、お待たせしてしまって(^^;)。4時ごろ早じまい。●飲み会チームは和民が開くまでお茶したりし、開店直後に飛び込んで結局「いつもの時間」まで。何時に始めても一緒ってことか?(^O^;)
 1.27.(木) 松原地区会館 18:00-22:00 「センセイが合図するまで次の音に行かない」メソッドについてはその場で名前が公募され、これからは「各駅停車」ということに(^^)。で、この各駅停車、和声を揃えたいところばかりでなく、ゆっくりなテンポで音程の保持が難しいところではパートごとにも使われた。入りで「音程を狙って入る」「入ったら速攻で自パート(や他パート、伴奏も)を聴く」「出ている声を、息の回しやお腹でそのまま保持して下がらないようにする」などの練習にも使われた。「ゆっくりさらったものは後でいくらでも速く歌えるけど、速くさらったものをゆっくりに歌うのは困難」、とセンセイ。メリスマなどで困難さを感じ白玉で安心する、というのはどうやら「どうせ素人意識」の悪影響であるらしい。素早い動きはただ練習を重ねればクリアでき、身について、条件反射でできるようになるかもしれないが、長い音符それぞれの和声的な意味を考えたり出した音程で嵌ったときにそれを保持するのは、そのように常に考えて、意識的に行なうことだから、らしい。●あまりの寒さで、飲み会もなく解散。


2005年2月
 2. 3.(木) 祖師谷区民集会所 18:00-22:00 アルカデルトから。40-41で小節線を跨ぐところは膨らませましょう、とのこと。ソプラノ以外は同音または下降なんだが、確かに膨らむ方がいいところ。自分のパートだけ読むのではだめなんだね。フォレク、最初から、今日もアニュスデイのGまで。はじめにテキストありき!意味と状況がわかって、自分が感動し、それから歌うのでないとお客様は感動できない。たとえばキリエの75Christe、「もうこれが僕たちの最後の砦だ!って思って歌ってくださいね。300年とか探しまくってやっと呼ぶって気持ちだよ。携帯で呼んだりできるひとじゃないんだからねっ!」…確かに私達、木曜日にこの人を呼ぶのに慣れすぎているかもしれない(^^;)。で、テクストは私達自身の歌いたい気持ちよりも優先。アニュスデイのテノールソリ、「私情を挟まないで!」えっ?!(^^;)。「歌詞の内容だけがそこにあるんです」。うーむ。本日もそこここで「各駅停車」があり、だめ、全員低い、と言われたパートは顎を上げてみたり背伸びしてみたり(^^;)。要するに、声が出てしまってからでは時すでに遅し、で、「あらかじめ狙っておき、バックスイング、またはあらかじめアタマの中では次の音になっておいて、息を動かしておいてから点で突く」のが本道。各駅停車で和声が合ったときの状態を覚えておいて、次からは、最初からそう歌えばいいでしょ、ということなのだった。●休団している団員への呼びかけ文叩き台ができた。●役員人事に変更、「しおり」が配布された。●飲み会の半分以上はミニ役員会モードで、今後の日程とか呼びかけ文関係の打合せをし、一部はそれと飲みとを兼任し、一部はただ飲んでいた(^^;)。あわや日付が変わろうかという大盛り上がり(^^)。
 2.10.(木) 祖師谷区民集会所 18:00-22:00 大井センセイお休み。みゆきさんのご指導。練習量が比較的少なくてみんな不安な後半を、ということでアニュスデイから。歌詞を伝えるのに最も自然な歌い方、ということで、ブレスの取り方の工夫をしたり、それぞれの箇所でどんな気分か話し合ったりする。同じ箇所で一斉に消える某パート(^^;)が発見されて捕まったりするうちに、「意外とみんな構造がわかってないのかもしれない」とみゆきさん。で、してみたのが、リベラメC(37小節)とF(70小節)の「ひとりずつお客様」(^^)。各パートで一人ずつ交代で前へ出て、他の人が歌うのを聴いていい、というもの。CDとかじゃなく知っている仲間の声で聴くと、なるほどどのように重なって曲になっているかよくわかる。他のパートがすっごいきれい!という感想も多くあった。言われたパートのひとが、えー(^^;)とか返事をしているところを見ると、それぞれに自分達がどんなにすごいことをしているのかまるで気づかずに必死になっていた気配だ。インパラディズムまでばっちりさらって終了。●飲み会は「食い会」じゃないか、と思うほどよく食べ、まるで合唱団のように(^^;)、私たちって何を歌いたいのだろう、とかいう話で盛り上がる。
 2.17.(木) 烏山区民センター 19:00-21:00 フォレク全曲。飲み会も楽しく、、、だったんだが、管理人は大風邪で、なにがなんだかのうちにふわふわと終わってしまいました風情、ごめんなさい。ただ、繰り返し言われたのが、「入る前に考えておくこと」「入ってからとめないでいること」。音程やら歌詞やらに不安があると、それどころじゃない!みたいな(^^;)状態で、指揮が拍に入ると同時に入ろうとしてしまったり、そこそこ楽譜通りの音がクチから出た段階で安心して捨て置いたりしてしまう、ということかと思う。風邪をひいてすっかり余裕がない状態になってから考えると、「少し余裕がない状態」というのは結構危険だ。歌えるということが楽に当たり前にできてしまえるような気になって、そもそも何がしたいのか、とか考えないので。●新しい楽譜の配布。フォーレの「ラシーヌの雅歌」と、なにかのラテン語曲の一部。(作曲家が書いてない。Nさんによると、どうやらブ******らしい!)
 2.24.(木) 祖師谷区民集会所 18:00-22:00 フォレク、アニュスデイまでと、ブルックナーの「グラデュアーレ」の初見。センセイが、本の一節を読んでくださる。「歌い手には歌いたいという本能がある。これを知性で補い技術で裏打ちしなければならない。」本能は確かにあるらしいが、知性と技術がない場合(^^;)、とか話が進むのかとおもったら、ときによって「技術が先行していることがある」というご注意だった。本能を押さえ込む(のびのびさせない)方向で技術に頼ってはいけないのだ、と。バランスですねぇ。いえ、しかし、パートで当たったときまで5度平行で平然と歌い続けて気づかなかった管理人はどこかで知性を買ってこないと(_ _)。ブルックナーはハ長調だし、ラテン語だし、2ページしかないし、ということで、思いの外短時間で様子が見えてくる。今後「各駅停車」で和声をきめていきます、とのこと。ラシーヌは次回の練習でみんなで音源を聴いてからさらいましょう、ということになった。●雨も降り出し、寒くてセンセイも風邪気味。飲み会なしで解散。うそだろー、雪でもふるんじゃないの?と思っていたら、本当に東京は大雪になった。
 2.26.(土) 祖師谷区民集会所 13:00-17:00 強化練習<(^^)> フォレク、途中までとラシーヌ。ラシーヌは「フリガナ会」が開催される。仏語はプロ(^^)の由貴絵さんがいらしたときにはちゃんと聞かせていただく、ということで。譜面に読みがなをふってみると、楽譜に書いてある日本語歌詞が、原文の発音をびみょーに反映していることもわかっておもしろい。とりあえず歌詞なしで歌ってみる。このごろの叙情的(^^;)ゾリステンとしてはいいノリな感じ。歌詞がなきゃねぇ(^^;)●ラシーヌの発音記号その他資料をいただいた。