2002年 7月
 7. 4.(木) 上北沢区民センター 18:00-22:00 エクササイズでは引き続き、「武器」の子音。ただ言うだけでも母音が入ってしまったりして誰でも簡単に、の世界ではないのに、実際に武器として「音程の安定」「パートで揃える」などのために使うというところまではなかなかいかない。バッハ106番は、中身を考えて歌わねばならないのに、武器がうまく使えないため、まだ子音のみで歌っている。ブレスが大切。これから歌うフレーズの中身にふさわしいブレスを、パートで揃えて。前回の反省もあって、強弱とか、実現しやすい点について質問が出たが、今は「とにかく指揮を見てください」とのこと。それが大変だったりして。。。。今日から伴奏者の藤本氏が夏の出稼ぎ(^^)のため、こせさんが伴奏をしてくださる。
 7. 7.(日) 祖師谷区民集会所 18:00-21:00 アルトP練。連絡がついたメンバーは全員揃うことができた(^^)。由貴絵さんの指導で、シュッツのクレド、106番のコラール。語尾の有声子音を捨ててしまうと、音楽がとぎれてしまうので、「n」とかを保持する、というのが大事なんだが、1箇所注意されても次にnが出てくると、また注意されてしまう、という情けなさ。いろいろ表現の方法があると知っていても、どこでどれをどう使うか、がわからないので、詳細に練習して少し明るい展望が(^^)。由貴絵さんのP練としては珍しく1曲通ったので(^^)/、コラールも。これはあまりに大変で、やっぱ、終わらなかった。
 7.11.(木) 烏山区民センター 19:00-22:00 今日のエクササイズのお題は「ためいき」。上体は伸ばしたままで「はぁぁ」とやって、肩や胸の脱力。エクササイズ以外でのためいきは厳禁(^^;)、だそうだ。シュッツ、クレドをひたすら詳細に練習。ついに最後までいかずに終わってしまう。途中で止められて、さらってクリアした「はず」の部分が、返してみるとすっかり忘れ去られている(; ;)パターンが多く(覚えていても実現できなかったりもする(/ ;)が。)、何度も停滞すると、なおさらそれ以前のことを忘れる。上半身で音程をとったり(^^;)、感情を入れたり(^O^;)するのもダメ!のこ勉パートもあり。おつかれぇ。
 7.14.(日) 桜ヶ丘小学校 13:00-17:00 強化練習<(^^)>。暑い。クーラーを入れるとうるさい。というわけで、付けたり消したりの繰り返し。バッハ106番第2曲、シュッツのクレド。体操や発声で繰り返している、「胸郭を開け、それが縮まらないように息を出す」というのと、「うどんを吸い上げる方向と、お腹から斜め下方向の両方に声を出す」というのを、随所で使わなければならない。気持ち的には、歌詞を理解し、そのためにブレスをし、、、なのだが、いざ声を出すときに、安直にぱっかりと顎を上げて「あー」とやってしまうと、どうやら元も子もない結果になるらしい。注意された当初は、「お腹斜め下」の確認に、ペンギンのように手を出しているひとが何人もいるのだが、それが消えた頃、また同じ注意をいただくわけだ。「真剣に取り組む」ということは、団の活動そのものに対する「全般的」なスタンスとともに、1フレーズ、1小節においても、同様でないと、結果、真剣でないフレーズとか小節を歌ってしまうことになる。注意されたことは「書いておくとよい」と大井センセイ。お風呂で練習(^^;)するところも何カ所かあり。106番の歌詞対訳「新版」!(後藤田さん訳)+発音記号のおまけ付き、というのを配布。来週以降の日程表も配布。通い合宿があるので、紙が2枚になっている。  
 7.18.(木) 祖師谷区民集会所 18:00-22:00 及川さん指導。バッハ106番の終局。この曲のメイン部分は前の方の短い部分で、それはそれでいろいろあるんだが(^^;)、結局後半の「イエス・キリストを通して」のアレグロ部分ですったもんだしてしまうのであった。速いこともあり、メリスマ盛りだくさんだ、ってのもあるが、それ以上に、そういう技術的に振り回されやすい部分で周囲を聴くことができるか、というのが大きい。メリスマは、くそまじめに歌って遅れてしまうことがあるし、そういうときはことさら、音程が安定しないのだ。2パートぐらいで歌ってみたり、ゆっくりしてみたり、、、。及川さんはいろいろな方法で、自分たちが遅れているか、音程が安定しているか、を「自分で」確認させようとしていらっしゃるようなのだが、何故か他のパートのことはわかっても、自分のパートのことはよくわかんない(^O^;)のが常であるらしい。個々の箇所で遅れ気味だとか、下がるとか、仮に楽譜に書いておいても、実際にどうなのかを自分で判断できなければ、ただ書いてあるだけ、になってしまう、というのが苦しいところ。それでも、及川さんならではの柔らかな節回しのメリスマを繰り返し歌っていると、現状の克服に必要なものが何か、ということは薄々気づいたりするのだった。秋のコンサートの挟み込み予定表配布。暫定チラシ配布。これには誤植があるので、後日修正版が配布される。
 7.25.(木) 祖師谷区民集会所 18:00-22:00 美苗さん指導。
 7.31.(水) 新宿某所 よる 役員会。(1)演奏会経費の問題。今回は我が団としては(^^;)大きな編成であるため、ついにソリストギャラを切りつめ、それでも各人3万円の負担を避けられない、との結論となった。分割支払いも認められる(^^)。(2)プログラム関係。今回は鳴海さん追悼のページが含まれるため、22から24ページという規模。(3)練習日程。ソリストさんたちのご都合で曲目によって合わせの日程が異なる。8月は強化練習が2回になる。男声、S、AそれぞれにP練日程あり。通い合宿は9月(今回はつまりは、2日続けて歌う、ということ)。9/21(演奏会前日)に、140オケリハの日程が新規に組まれる(会場未定)。日程はHP内で変更済み。リハの日は万難を排して出席しよう!(^^)/


2002年 8月
 8. 1.(木) 祖師谷区民集会所 18:00-22:00 先週美苗さんにしごかれた(^^;)シュッツの7番から。緩急がついたとことか、確かによくなったが、だから?大井センセイの注文はさらに厳しい。今日のお題は、「子音で支える」。声が胸の上の方に上がってきたり顎が上がるのを防ぐのには、子音を腰より下の斜め下方向に発音する。これって、つまりは歌詞の単語が入っていないとできないし、技術的にも難しい(母音が入っちゃったりとか^^;)。支えがないと格好がつかない男声は特に厳しく指導される。今日は磔刑の前まで。次にシュッツのクレド。これは場面転換に合わせた表情を、「どう表現するか」も加わる。たとえば「芝居でもよい」。伝わってなんぼ、なので、選挙演説風怪しい(^^;)表情づけでも、とにかく伝えること。さいごに106の終曲。何故か外声は遅れ、内声は小節線では辻褄があっているものの小節内ではルバート、もとい、アバウト(^^;)な気配。これはとにかく、自分のパートも他のパートも聞くしかない。そして指揮をみる!こと。前半ゆっくり部分では発音も大事、目立つだけに。
今日は、風邪で声が出ないヤツが若干1名。大井センセイ曰く、「風邪なのにとっても歌いたい日は、、、歌っちゃうしかないですね(^O^;)。」でも、気道をよく広げて、とのこと。役員会報告があり、日程の大幅変更も伝達される。
 8. 8.(木) 祖師谷区民集会所 19:00-22:00 140番コラールから。laで歌う。楽譜に書いてあるとおり歌うのも超絶むずいが、楽譜以前の言葉の常識を忘れないこともまた大変。例えば冒頭が、「ぐろーりーあーざい」だとおかしい(^^;)とか。こういう拍頭の弱音節はたくさんあるが、こういう躓きやすい箇所に気づいて工夫することが自発的に(しかも条件反射で)できるようにしておかないと、そういう箇所にくるたびに、何度返しても繰り返し、止められて指摘されることになる。つぎに140番冒頭合唱。これも(1)「高い音が絡む発声」とか、(2)「2つ以上の音符で1つの母音が割られているとき」みたいな、常に指摘される箇所が多々あって、今日はこれをパートごとに絨毯爆撃(/ ;)されてしまう。(1)は、高音に跳躍するとき、ばっこりと口を開けて上を向くパターンになるので、「ひげダンスの手(^O^;)」の方向に直前の子音などを用いて発声し、浮くのを防ぐ、というもの。これを怠って上を歌うと、次に低音に跳躍するとき、でろぉ。。。と力無く下がり過ぎ、奥へ籠もったりもしてしまう。大井センセイが、悪いお手本と良いお手本を歌ってくださるとむろん皆爆笑なのだが、つまりは自分がその「悪いお手本」のように歌っているのだ、という自覚が、たぶん全員にないのだろう(^^;)。(2)は音符の分割が上向音型だとほぼ100%ひっかかる。例えば「みはと」とか。さいごにシュッツのキュリエ。これは上記(1)(2)の混合というか、Christeのste部分が、拍頭で高くて弱音節なので、見事に重点爆撃にあった(/ ;)。弱音節なのでいわゆる「抜き」に入ると、浮いて気の抜けた音になるので、stの子音を使って支えないといけない。他の箇所も御同様で、ぶちぶちに切られてどういう曲かわからなくなったあたりでどうにか1曲通って今日はおしまい。チケットが配布される。伴奏をしてくださったこせさんは今日が最後。練習終了まぎわには、藤本氏が見違えるように精悍になってご挨拶に見えた(来週木曜から)。
 途中で大井センセイが、男声の高音部の発声として、普通の高音の発声でもなく、ファルセットでもない、「パッサージョ」というヴォイスチェンジの方法を実演してくださった。「通る」という意味からして、たくさんの息を使うものらしい。これができるようになると助かる男声、我が団にも結構いますね(^^)。
 8.11.(日) 祖師谷区民集会所 13:00-17:00 強化練習<(^^)>。バッハ140番コラールをウォーミングアップとして。同じく140番アレルヤを、脱力の練習として。シュッツのキュリエ。
 8.15.(木) 烏山区民センター 19:00-22:00 バッハ106番第2曲から。
 8.17.(土) 烏山区民センター 11:30-13:30 男声P練
 8.17.(土) 経堂地区会館 18:00-22:00 ソプラノP練
 8.18.(日) 船橋地区会館 9:00-12:00 この日練習はありません。
 8.22.(木) 祖師谷区民集会所 18:00-22:00 バッハ106番のEs ist dir alte Bund.から。声を=息を流したり発声、発音に注意するため、なのだが、表現(と思っているもの)と、よりよい発声、発音が意外と噛み合わないのが難点。次に106番の2番冒頭。子音の発音などに注意しながら。シュッツは3番と7番。3番は特に後半を綿密に練習。根アカなだけの歌詞じゃないのだが、声が暗くくぐもる、と再三発音の練習。信じられないほど息を使うので、なんかへろへろになる(^^;)。7番は皆、だいぶん慣れてきて、そこそこらしい。しかしこの曲は長いので、お客様に「長すぎる」と感じさせないためにはまだ、何か必要だと思う。発声と発音に結構食傷気味になり、飲み会で由貴絵さんに尋ねると、結局、お客様に言葉が伝わらなくては何にもならない、というしごく当然のことを、実例入りで説明してくださる。自分たちのしてることが、まだ「伝わるものではない」っていうのは、結構痛いものがあったりする。会場がいろいろ変更になる。
 8.24.(土) 経堂地区会館 18:00-22:00 アルトP練。全員参加で「歌モード」突入。由貴絵さんの指導は相変わらず、にこにこ顔でまるで容赦なく(^^;)、歌詞のありかたから導かれる歌い回し、発音の正確さ、などの点を、「前から順番」にじりじりと進めていく。美しい歌い回しは、どうやら、美しい朗読ができるかどうかで決まるようなのだが、この朗読にも、ある種の「様式感」があって、より「伝わる」読み方が会得され、それに沿った歌い回しがなされてようやく、伝わる音楽になるらしい。たぶん私たちには「伝えよう」という意欲が不足しており、したがって工夫も不足し、由貴絵さんは結構消耗してたんじゃないか、と思う。
 8.25.(日) 文化女子大付属高 13:00-18:00 強化練習<(^^)> 今日の伴奏は稲葉由紀さん。106番から。みんなはFdurの楽譜をみているが、実際はEsdurなので、大変そうだったりする。第2曲、終曲ののち、休み時間にアルトはコラールの練習。そのあとテナーも140番のコラール。前回の演奏会はソリストにお願いしたのを、今回は楽譜通りテナーのソリでいくことになるようだ。シュッツは3番、7番。言葉が不明瞭なところを個々になおし、音程も同様なので、応用力が辞書にない(^^;)ゾリステンとしては、つまりは「すぐ止まる」。練習後、通して歌う練習をしてください、とリクエストが飛び出した(^O^;)。「アルト、昨日何やったの?由貴絵さんに聞いておこう」と大井センセイはおっしゃるが、「何」とひとことでお答えできないのもまたいつもどおりか。今日はみっちり歌ったので、最後はみなへろへろになり、「気持ちがあっても体力がついていってない」顔、というのがおかしい、とセンセイが吹き出すシーンも。がんばったよねぇ(^^)、センセイもみんなも。
 8.29.(木) 烏山区民センター 19:00-22:00