金剛山 (北朝鮮)


金剛山(クムガンサン)は、太白山脈に属する朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)江原道にある山。
最高峰は毘盧峰で、標高1638メートルである。古来朝鮮半島では、白頭山と並ぶ名山とされてきた。

 金剛山は北朝鮮江原道にある山で、古来、名山とされてきた。
韓国の旧現代財閥を興した故・鄭周永(チョン・ジュヨン)氏が北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記との
会談などを通じて金剛山観光開発事業について合意、1998年11月に観光船を就航させ、韓国からの訪問が可能になった。
現在は陸路での観光ルートに一本化。南北離散家族の再会事業も行われ、韓国の北朝鮮に対する包容政策の象徴ともなった。
事業主体の現代峨山などの投資総額は4億ドル(約475億円)に上り、勤務する約2千8百人の6割弱を北朝鮮の従業員が占める。


記事入力 : 2003/08/05 19:52:31

「金剛山観光」活路は収益性のみ

 朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が故・鄭夢憲(チョン・モンホン)現代(ヒョンデ)峨山(アサン)取締役会会長の死を追悼するという名分で、
金剛(クムガン)山観光事業を一時中断することにしたのは、適切な措置ではないばかりか、故人の意を歪めるような措置だ。

 現代峨山側はすぐに「金剛山観光を中断せず、継続させることが故人の意」という立場を北朝鮮に伝えたという。
「私の遺灰は金剛山にまいて欲しい」という遺言を残した故人が、わずかの間でも金剛山観光が中断されることを望むはずはない。

 北朝鮮アジア太平洋平和委員会の声明は、鄭前会長の死を「特別検事という“刀”による他殺」と主張し、
「対北支援方式の透明性を高めるべき」だという韓国内部の声を静めようとする意図も感じられる。

 北朝鮮のこのような態度は、鄭会長の突然の死によって、ただでさえ危機に瀕している
金剛山観光事業を更に崖っぷちに追い込む結果をもたらしかねない。

 北朝鮮当局が真に金剛山観光事業の持続と発展を望むのであれば、無理な要求と予測のつかない態度で、
事業の主体である現代峨山を窮地に追い込むのではなく、両者が共に利益を創出できる方案を積極的に模索すべきである。

 今年9月に予定されている陸路観光が上手くスタートするよう万全の準備をしながら、様々なプログラムを開発することも、
そのような方案の1つになるはずなのに、突然、既存の観光まで中断するのは、とてつもないことだ。

 鄭会長の死を機に、一部から「金剛山観光事業に対する政府の支援を増やすべき」という主張が出ているが、
これは一時的な“点滴”に過ぎないということは、既に立証されている事実だ。

 事業の主体を他の企業に切り換える必要があるという主張は、第2の現代峨山を作り出す可能性のある危険な発想だ。

 様々な観光商品を開発しながらも、価格は抑えるという多角的な努力を通じて金剛山観光事業自体の経済性を確保できずに、
各種の支援だけを増やすとすれば、まさに「無駄骨折り」というものだ。

 特に北朝鮮核問題という危機の中での現金支援は、国内だけでなく、国際的にも大きな論議を引き起こすのは不可欠だ。

朝鮮日報/朝鮮日報JNS


印象は「依然、統制が厳しいなあ」だった。ホテルなど施設は増えていた。しかし登山コースから道路、ホテル、売店…など、
すべて動物園のように金網の中にある。現地、北朝鮮の住民から隔離されていることには変わりない。要所、要所で軍服姿が監視の目を光らせている。
カメラ禁止をはじめ、あれするな、これはダメなど、禁止と注意事項も依然、多い。

 金剛山という美観、絶景は認めるとしても、あれは観光というより、国際的な好奇心のマトになっている“北朝鮮”を味わう団体見学旅行といった感じか。

 核実験以降、予約取り消しなど訪問客はかなり減ったという。日頃は多数のバスでにぎわう登山口の温井里・駐車場も閑散としていた。

 金剛山観光事業は、この地が生まれ故郷だった韓国の大財閥・現代グループの創業者、故鄭周永氏の“故郷への思い”で始まった。
これに政府の対北融和政策が乗っかり拡大した。訪問客の総数は8年間で137万人(うち外国人7500人)。
これまで北朝鮮に支払われた外貨は、事業権料や土地代、入山料、税金などの名目で総額4億5000万ドルに上る。










 北朝鮮の核実験の影響で、金剛山の観光客が30%減少した。
10日、江原道固城郡の金剛山観光・東海線道路南北出入所では、1200人が金剛山に行く予定だったが、
350人程度が予約を取り消したため、850人だけがバスに乗って出発した。



まあ景色がよろしい観光地とは認めますが
観光客は金網の中を隔離されてあるくそうだ。

現地の住民と会話をさせないためのようだ。


































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