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北朝鮮 
朝鮮民主主義人民共和国

朝鮮民主主義人民共和国(ちょうせんみんしゅしゅぎじんみんきょうわこく)は、
東アジアにある朝鮮半島の北半部を統治する社会主義国冷戦による分断国家のひとつである。

同国政府は「朝鮮半島全体を領土とし、現在は北半部を統治する」と主張している。
軍事境界線38度線)を挟み大韓民国の統治区域と対峙しており、
豆満江を挟んで中華人民共和国およびロシア連邦と、鴨緑江を挟んで中華人民共和国と、日本海を挟んで日本と接している。
人口は約2300万人とされる。

日本では国家承認していないため、通称として「北朝鮮」と呼ばれる。
この国の呼称方法については、暫定合意内容または国名の項を参照。







ただしその実態は金正日総書記が率いる朝鮮労働党の完全なる独裁であり、真の民主主義とは程遠いものです。
例えば最高人民会議の議員選挙においては、労働党の公認候補以外が立候補することはできず、事実上の信任投票となります。
また選挙は秘密警察の監視下で行われ、棄権や反対票と投じることができないような仕組みになっており、形式上ほぼ100%の信任を得た形となっています。


人民を餓死させ自分だけ贅沢をしている金ブタ

公称の英語表記は"Democratic People's Republic of Korea"、略称は"D.P.R.Korea"あるいは"DPRK"。
日本語
では「朝鮮民主主義人民共和国」。

朝鮮半島の分断国家であることから、単純に「朝鮮北部にある国」として"North Korea"(これに対する意味で、韓国はSouth Korea)で表すことも多い。
日本でも、韓国を朝鮮の正統国家として承認しているので、「北朝鮮」(きたちょうせん)と呼ぶことが多い。

ただし、人民共和国政府や在日本公民団体の朝鮮総連は、自らを朝鮮の正統国家と主張する立場から、North Koreaまたは「北朝鮮」と呼ばれることを嫌って、
共和国」や、「朝鮮」の朝鮮語読みである「チョソン」を推奨している。

このような朝鮮総連からの動きを受け、長らく日本のマスメディア(特にテレビ)は、報道時に最初に言うときは正式名称と略称を併称し、
2度目以降は「北朝鮮」のみを用いるという呼称方法を採用し、双方が妥協する状態となっていた。
冒頭での呼称は、テレビなどアナウンスの場合は「北朝鮮、朝鮮民主主義人民共和国」という形式であり、
新聞など文の場合は「朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)」という形式であった。
また新聞等では、この地域の在留者について「在朝」と記述される。

しかし、「北朝鮮当局によって拉致された被害者等の支援に関する法律」制定以後からは、単に「北朝鮮」と呼ぶのが一般的になっている。
背景には、2002年9月17日に行われた小泉純一郎首相(当時)の北朝鮮訪問およびそれを契機とする拉致問題に関する世論の高まりがある。
現在では「北朝鮮、朝鮮民主主義人民共和国」などの呼称を採用しているマスメディアは、ほとんどなくなっている。

なお、日本政府は、日韓基本条約により大韓民国を朝鮮半島における唯一の合法国家としているため、
朝鮮民主主義人民共和国を国家として承認していない。韓国では北韓(プッカン)と呼称している。


産業は育成できず、70年代後半のままといわれる経済規模のせいで食糧不足も深刻。
100万人単位の餓死者が出ていると言われ、いわゆる脱北者は後を絶たず、隣国の中国内だけで5万人もの朝鮮人が潜伏している。




デイズニーランド 大好きな変なデブオヤジ

経済制裁

これは北朝鮮と朝鮮総連と在日朝鮮人たちに、相当なダメージになっている模様。

朝鮮総連の在日朝鮮人たちは北朝鮮との交流が出来なくなったし、
北朝鮮は朝鮮総連とその傘下の企業から、核・ミサイル開発の物資を入手することが出来なくなった。
金ブタ大将軍の酒池肉林の食材も手に入らなくなった。

加えて、朝鮮総連の資金源と利権と権威の元になっていた北朝鮮からの麻薬・覚醒剤、偽札、営利誘拐(拉致)、
挙句の果てはアサリを筆頭に海産物が日本に入らなくなった。
北朝鮮は海産物を中国・韓国へ持ってゆけば、好きなように買い叩かれる。

朝鮮総連は、単なる北朝鮮の指令、プロパガンダの伝達機関に成り下がってしまった。

韓国〜北朝鮮の関係が、日本〜北朝鮮の関係とほぼ同じになりそうなので、相当な相乗効果が期待できそう。

北朝鮮の穀物は必要量が466万トンに対し、昨年は僅か300万トンしか収穫できず166万トンの不足。バカな朝鮮人の事だから、
これが金ブタ将軍の失政とまで気がつくかどうかは知らないが、
大量の餓死者が出てそれが看板の平壌・乞食軍団まで及ぶのはほぼ間違いなし。

余程酷くならない限り、日本が悪い、米が悪い、李明博が悪いと言うプロパガンダを北朝鮮極貧民は妄信していると思う。

いくらバカな朝鮮人でも周りがバッタバッタと餓死すれば、何故と考えるようになるかもしれない。


山は丸裸、人影まばらな中朝国境





かつて日本が満州国境に建設した「清城大橋」跡=中国・遼寧省寛甸満族自治県(2008年1月撮影)


1月初め、中国・遼寧省寛甸満族自治県で北朝鮮の国境にある「清城大橋」跡を訪れた。

 清城大橋は、北朝鮮の新義州と向かい合う国境の町、丹東市から鴨緑江沿いを東に1時間ほど車を走らせた場所にある。
橋は日本統治時代の1943(昭和17)年に朝鮮総督府内務局が建設したもので、対岸は北朝鮮の平安北道朔州郡清城だ。

 この橋は北朝鮮側の半分がない。韓国戦争(朝鮮戦争)中に米軍機の爆撃により破壊された。
中国からの人民義勇軍の進軍を阻むのが目的だった。
丹東にある「鴨緑江鉄橋」もそうだが、橋は北朝鮮側だけが破壊されている。
これは当時の米トルーマン政権が中国に進撃する意思はないことを示すため、わざと北朝鮮側だけを爆撃したのだ。


清城大橋の中国側から見た北朝鮮側の集落。人影はほとんど見えない=中国・遼寧省寛甸満族自治県(2008年1月撮影)
真冬の対岸はひっそりしていた。対岸には国境守備隊員らが住んでいるというが、集落に人影はまばらだった。
丘の上にある白い建物は軍の集会場だという。印象的だったのは、北朝鮮側の山にはほとんど木がなく、無残に山肌をさらしていたことだ。
燃料難で樹木が伐採された結果だというが、桃の木が一面に植えられた中国側とは好対照だった。


北朝鮮の軍事力


           





 北朝鮮は、思想、政治、軍事、経済などすべての分野での社会主義的強国の建設を目指すとする、「強盛大国」建設を国家の基本政策として標榜(ひょうぼう)し、その実現に向けて「先軍政治」という政治方式をとっている。これは、「軍事先行の原則に立って革命と建設に提起されるすべての問題を解決し、軍隊を革命の柱として前面に出し、社会主義偉業全般を推進する領導方式」と説明されている。実際に、金正日朝鮮労働党総書記が国防委員会委員長として軍を完全に掌握する立場にあり、また、軍部隊を引き続き頻繁に視察していることなどから、国家の運営において、軍事を重視し、かつ、軍事に依存する状況は、今後も継続すると考えられる。
 北朝鮮は、現在も、深刻な経済困難に直面し、食糧などを国際社会の支援に依存しているにもかかわらず、軍事面に資源を重点的に配分し1、戦力・即応態勢の維持・強化に努めていると考えられる。例えば、人口に占める軍人の割合は非常に高く、総人口の約5%が現役の軍人とみられている。また、そうした軍事力の多くをDMZ付近に展開させていることなどが特徴となっている。なお、本年4月の最高人民会議における北朝鮮の公式発表によれば、北朝鮮の本年の国家予算に占める国防費の割合は、15.9%となっているが、国防費として発表されているものは、実際の国防費の一部にすぎないとみられている。
 さらに、北朝鮮は、大量破壊兵器や弾道ミサイルの開発・配備・拡散を行うとともに、大規模な特殊部隊を保持するなど、いわゆる非対称的な軍事能力を維持・強化していると考えられる。
 北朝鮮のこうした軍事的な動きは、朝鮮半島の緊張を高めており、わが国を含む東アジア全域の安全保障にとって重大な不安定要因となっている。

(1)大量破壊兵器・弾道ミサイル
 北朝鮮の大量破壊兵器については、核兵器計画をめぐる問題のほか、化学兵器や生物兵器の能力も指摘されている。
 弾道ミサイルについては、スカッドBやスカッドCのほか、ノドンの配備を行っていると考えられる。さらに、弾道ミサイルの長射程化のための研究開発が進められていると考えられる。

ア 核兵器
 北朝鮮は、従来、核兵器開発の疑惑が持たれていたが、93(平成5)年、国際原子力機関(IAEA:International Atomic Energy Agency)の特別査察要求を拒否し、同年、核兵器不拡散条約(NPT:Nuclear Non-Proliferation Treaty)からの脱退を宣言したことにより、平壌の北方にあるヨンビョンに所在する黒鉛減速炉(5メガワット原子炉)2などを用いた核兵器開発を行っているのではないかとの疑惑がさらに深まった。この問題については、94(同6)年に署名された米朝間の「枠組み合意」3により、話合いによる問題解決の道筋が一旦は示された。
 この「枠組み合意」に基づき、95(同7)年以降、米国が北朝鮮に対する代替エネルギーとしての重油を供給してきたほか、軽水炉の供与などを行う機関として朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO:Korean Peninsula Energy Development Organization)が設立された。
 以後、北朝鮮による「枠組み合意」の違反は発見されてこなかったが、米国は02(同14)年10月、ケリー国務次官補(当時)が同月に訪朝した際に北朝鮮が核兵器用ウラン濃縮計画の存在を認めたと発表した。
 北朝鮮の核問題に対する国際社会の懸念が高まる中で、北朝鮮は同年12月、「枠組み合意」に基づき凍結されていたヨンビョンの核関連施設の凍結解除を宣言した。続いて、凍結を監視するために北朝鮮に駐在していたIAEA査察官を退去させ、さらに03(同15)年1月、再びNPT脱退を宣言した。これに対してIAEAは、同年2月に北朝鮮によるIAEA保障措置協定の違反などを国連安保理に報告した。同月末には凍結されていたヨンビョンの黒鉛減速炉(5メガワット原子炉)の再稼動が確認されている。北朝鮮は、同年4月には使用済燃料棒4の再処理を示唆した。さらに、同月に開催された米中朝協議では北朝鮮は再び再処理を示唆するとともに、既に核兵器を保有していると発言したと言われている。その後も北朝鮮は、繰り返し「核抑止力」を保持する必要があると主張し、同年10月には使用済燃料棒の再処理完了を公式に宣言した。このような過程の中で、重油供給及び軽水炉計画は停止された状態にある。
 他方、この問題の平和的解決と朝鮮半島の非核化などを目標として、03(同15)年8月並びに昨年2月及び6月に六者会合が開催された。引き続き、次回会合開催に向けた外交努力が行われていた5が、本年2月、北朝鮮は、条件と雰囲気が整えられるまで六者会合への参加を無期限に中断すること、及び既に核兵器を製造したことなどを内容とする外務省声明を発表した。また、同年5月には再稼働した黒鉛減速炉からの8,000本の使用済燃料棒の取り出し作業の終了も発表している。
 北朝鮮が、完全に六者会合を拒否する姿勢は避けつつ、このような言動を継続していることは、意図的に緊張を高めることによって何らかの見返りを得ようとするいわゆる瀬戸際政策であるとの見方がある一方で、北朝鮮の最終的な目的は核兵器の保有であるとの見方もある。北朝鮮の究極的な目標は体制の維持であると言われており、こうした観点を踏まえれば、これらの見方はいずれも相互に排他的なものではないとも考えられる6
 北朝鮮の核問題は、わが国の安全保障に影響を及ぼす問題であるのみならず、大量破壊兵器の不拡散の観点から国際社会全体にとっても重要な問題である7。過去の核兵器開発疑惑が解明されていないことに加え、一連の北朝鮮の言動を考えれば、既に北朝鮮の核兵器計画が相当に進んでいる可能性も排除できない。

イ 生物・化学兵器
 北朝鮮の生物兵器や化学兵器の開発・保有状況については、北朝鮮が極めて閉鎖的な体制であることに加え、生物・化学兵器の製造に必要な物資・機材・技術の多くが軍民両用であるため偽装も容易であることから、詳細については不明である。しかし、生物兵器については一定の生産基盤を有しているとみられている。また、化学兵器については、化学剤を生産できる複数の施設を維持しており、既に相当量の化学剤などを保有しているとみられている8

ウ 弾道ミサイル
 北朝鮮は1980年代半ば以降、スカッドBやその射程を延長したスカッドCを生産・配備するとともに、これらの弾道ミサイルを中東諸国などへ輸出してきたとみられている。また、引き続き、1990年代までに、ノドンなど、より長射程の弾道ミサイル開発に着手したと考えられ、93(同5)年に行われた日本海に向けての弾道ミサイルの発射実験においては、ノドンが使われた可能性が高い。さらに、98(同10)年には、わが国の上空を飛び越える形で、テポドン1を基礎とした弾道ミサイルの発射が行われた。北朝鮮の弾道ミサイルについては、北朝鮮が極めて閉鎖的な体制をとっていることもあり、その詳細についてはなお不明な点が多いが、北朝鮮は、軍事能力強化の観点に加え、政治外交的観点や外貨獲得の観点などからも、弾道ミサイルに高い優先度を与えていると考えられる。北朝鮮はこれまで弾道ミサイル発射凍結の意向を表明してきている中で9、本年3月には、01(同13)年のブッシュ大統領就任以来、米朝間の対話が「全面的に遮断された」ことを理由に、「ミサイル発射の保留においても、現在いかなる拘束力も受けていない。」と述べている。また、弾道ミサイルのエンジン燃焼実験を行っているといった指摘もみられ、弾道ミサイルの長射程化を着実に進めてきていると考えられる。
 配備が進んでいると考えられるノドンは、単段式の液体燃料推進方式の弾道ミサイルであると考えられる。射程は約1,300kmに達するとみられており、わが国のほぼ全域がその射程内に入る可能性がある。また、その性能の詳細は確認されていないが、命中精度については、この弾道ミサイルがスカッドの技術を基にしているとみられていることから、例えば、特定の施設をピンポイントに攻撃できるような精度の高さではないと考えられる。
 なお、北朝鮮は閉鎖的な体制からその軍事活動の意図を確認することが極めて困難であること、全土にわたって軍事関連の地下施設が存在するとみられていることに加え、ノドンはスカッドと同様に発射台付き車両(TEL:Transporter-Erector-Launcher)に搭載され移動して運用されると考えられることなどにより、ノドンの発射についてはその兆候を事前に把握することは困難であると考えられる。
 北朝鮮は、より長射程のテポドン1の開発も進めてきたと考えられる。テポドン1は、ノドンを第1段目、スカッドを第2段目に利用した2段式の液体燃料推進方式の弾道ミサイルで、その射程は約1,500km以上と考えられる。テポドン1は、98(同10)年に発射された弾道ミサイルの基礎となったと考えられるが、この発射により、北朝鮮は、多段式推進装置の分離、姿勢制御、推力制御に関する技術などを検証できたと推定される。
 また、北朝鮮は、新型ブースターを第1段目、ノドンを第2段目に利用した2段式ミサイルで、射程約3,500〜6,000kmとされるテポドン2を開発中であると考えられ、派生型10が作られる可能性も含め、北朝鮮の弾道ミサイルの長射程化が一層進展することが予想される11

 
 さらに、発射実験をほとんど行うことなく弾道ミサイル開発が急速に進展してきた背景として、外部からの各種の資材・技術の北朝鮮への流入の可能性が考えられる。また、ノドンないし関連技術のイランやパキスタンへの移転といった、弾道ミサイル本体ないし関連技術の北朝鮮からの移転・拡散の動きも指摘されている12。北朝鮮は「外貨稼ぎを目的」に弾道ミサイルを輸出していると認めており、こうした移転・拡散によって得た利益でさらにミサイル開発を進めているといった指摘もみられる。
 このような北朝鮮の弾道ミサイル開発・配備・拡散などの問題は、核問題とあいまって、アジア太平洋地域だけではなく、国際社会全体に不安定をもたらす要因となっており、その動向が強く懸念される。

(2)軍事態勢
 北朝鮮は、全軍の幹部化、全軍の近代化、全人民の武装化、全国土の要塞化という四大軍事路線13に基づいて軍事力を増強してきた。
 北朝鮮の軍事力14は、陸軍中心の構成となっており、総兵力は約110万人である。また、継続的に戦力や即応態勢の維持・強化に努めているものの、その装備の多くは旧式である。
 他方、情報収集や破壊工作からゲリラ戦まで各種の活動に従事する大規模な特殊部隊を保有し、その勢力は約10万人に達すると考えられる15。また、北朝鮮の全土にわたって多くの軍事関連の地下施設が存在するとみられていることも、特徴の1つである。

ア 近年の動き
 北朝鮮軍は、現在も、依然として戦力や即応態勢を維持・強化していると考えられ、浸透16訓練も継続しているとみられている。
 02(同14)年6月には、黄海で北朝鮮と韓国の艦艇の間で銃撃などが行われ、また、03(同15)年2月には北朝鮮のMiG-19が黄海側の北方限界線(NLL:Northern Limit Line)を越境、同年3月には日本海上空を飛行中の米軍機に対してMiG-29などが接近、追跡した。
 これらの軍事的な動きは、単なる偶発事案である可能性もあれば、いわゆる瀬戸際政策として意図的に緊張を高めている可能性や、「先軍政治」17の下で、軍の士気を維持し体制を引き締めるための方策といった可能性もあり、今後の北朝鮮の動向を注視する必要がある。
 なお、01(同13)年12月に九州南西海域において発見され沈没した不審船は、日本政府による引揚げと調査を経て、北朝鮮の工作船であったと特定された。また、99(同11)年には、北朝鮮の工作船と判断される船がわが国の領海内に侵入し、北朝鮮北部の港湾に到達したと判断された事案も発生している。

 
イ 軍事力
 陸上戦力は、27個師団約100万人を擁し、兵力の約3分の2をDMZ付近に展開していると考えられる。その戦力は、歩兵が中心であるが、戦車約3,500両を含む機甲戦力と火砲を有し、また、240mm多連装ロケットや170mm自走砲といった長射程火砲をDMZ沿いに常時配備していると考えられ、首都であるソウルを含む韓国北部の都市・拠点などがその射程に入っている。
 海上戦力は、約590隻約10万3,000トンの艦艇を有するが、ミサイル高速艇などの小型艦艇が主体である。また、ロメオ級潜水艦22隻のほか、特殊部隊の潜入・搬入用とみられている小型潜水艦約50隻とエアクッション揚陸艇約135隻を有している。
 航空戦力は、約580機の作戦機を有しており、その大部分は、中国や旧ソ連製の旧式機であるが、MiG-29やSu-25といった、いわゆる第4世代機も少数保有している。また、旧式ではあるが、特殊部隊の輸送に使用されるとみられているAn-2を多数保有している。
 北朝鮮軍は、即応態勢の維持・強化などの観点から、現在も各種の訓練を活発に行っている。他方、深刻な食糧事情などを背景に、軍によるいわゆる援農活動なども行われているとみられている。

(3)内政
 北朝鮮では、94(同6)年の金日成国家主席の死去後、98(同10)年に、約4年半ぶりに最高人民会議18が開催され、金正日労働党総書記が新しく「国家の最高職責」と位置付けられた国防委員会委員長に再任された。03(同15)年9月の最高人民会議で、金正日総書記は国防委員会委員長に引き続き再任され、本年4月の最高人民会議でも、国家予算の採択などが行われた。また、後述のように、西欧諸国などと国交を樹立するなど対外関係を拡大させてきた。貧富の差の拡大や拝金主義的風潮による社会統制の弛緩、軍の士気低下など、北朝鮮の体制に一定の揺らぎがみられるとの指摘もあるが、このように、国家行事や外交交渉が整斉と行われていることを踏まえると、北朝鮮では、金正日国防委員会委員長を中心とする統治が一定の軌道に乗っていると考えられる。
 経済面では、北朝鮮は、社会主義計画経済の脆弱性に加え、冷戦の終結に伴う旧ソ連や東欧などとの経済協力関係の縮小の影響などもあり、近年は、慢性的な経済不振、エネルギー不足や食糧不足が続いている。特に、食糧事情については、生産量はここ数年増加しているが、食糧不足は構造的なものであり、依然として国外からの食糧援助に依存せざるを得ない状況にあるとみられている19。北朝鮮の住民の間には、多数の飢餓者の発生や規範意識の低下などが見られるとの指摘もある。近年、北朝鮮から韓国への亡命者数が増加しているのも、こうした状況が背景の一つにあるものとみられる20
 こうした経済面での様々な困難に対し、北朝鮮は限定的ながら現実的な改善策や一部の経済管理システムの変更も試みている。02(同14)年7月頃以降、給与と物価の引き上げ、為替レートの引き下げなどを行っているとみられている。他方で、北朝鮮は、現在の統治体制に影響を与えるような構造的な改革を行うことなく、計画経済の考え方を堅持することを表明している21。経済の構造的な改革を行うことなく、経済の現状を根本的に改善することには、様々な困難が伴うのではないかと考えられ、現在の改善策を超えた構造的な改革にまで踏み込むのか否か、また、こうした改善策が社会にどのような影響を与えるかに注目する必要がある22

(4)対外関係
 北朝鮮は、西欧諸国などとの対外関係を増大させてきたが、核問題をめぐる一連の行動は、各国の懸念を高めている。
 米国との関係については、本年1月に発足した第2期ブッシュ政権は、第1期と同様、他国と緊密に協力しつつ北朝鮮の核計画廃棄に向け取り組む姿勢を明らかにし、六者会合を通じた問題の解決を図ろうとしている。他方、北朝鮮は米国が北朝鮮の「制度転覆」を図っていると非難し、その「敵視政策」の放棄を求めるなど、両国には立場の隔たりが見られる。また、米国は北朝鮮による核兵器・核関連物質の拡散の可能性に懸念を表明している。なお、米国は北朝鮮の弾道ミサイルの開発・配備・拡散に関する懸念も繰り返し表明している。
 さらに米国は、日本人拉致問題、北朝鮮が依然として「よど号」グループのハイジャック犯を匿(かくま)い続けていること、テロとの闘いに協力するための実質的な措置を採っていないことなどを指摘し、北朝鮮をテロ支援国家に指定している23
 南北関係については、核問題により国際社会の北朝鮮に対する懸念が高まっている中で、現在も、対話や経済面・人道面の交流が行われている。北朝鮮は南北の協調を主張し24、韓国も南北間の対話や交流を進めようとしている。このうち軍事的な分野では、00年(同12)年の国防相会談以降、具体的な進展はみられてこなかったが、咋年には将官級の軍事当局者会談が合意され、同年5月及び6月に開催された。6月の会談では黄海上での偶発的衝突防止のための手段やDMZ付近での宣伝活動の中止などが合意され、一定の進展があった。ただし、その後は停滞している。
 中国との関係については、61(昭和36)年に締結された「中朝友好協力及び相互援助条約」が現在も継続している。92(平成4)年に中韓で国交が樹立されてから、冷戦期の緊密さとは異なる事象も見られたが、その後、両国首脳が相互訪問するなど、関係の進展が見られた。中国は北朝鮮の核問題に対しては、朝鮮半島の非核化を支持する旨、繰り返し表明しつつ、六者会合では議長役を務め、高官を北朝鮮に派遣するなど、この問題の解決に向けて積極的な役割を果たしている。他方で、このような中で中国と北朝鮮との関係に一定の距離が見られつつあるという指摘もある。
 ロシアとの関係は、冷戦の終結に伴い疎遠化していたが、関係改善の動きとして、00(同12)年2月、従前の条約と違い軍事同盟的な条項が欠落した25「露朝友好善隣協力条約」が両国によって調印されるとともに、同年7月にはプーチン大統領が訪朝した。さらに、金正日国防委員会委員長が01(同13)年と02(同14)年に連続して訪露するなど、北朝鮮とロシアとの関係は緊密化してきた。
 また、北朝鮮は、99(同11)年来、相次いで西欧諸国などとの関係構築を試みており、欧米諸国などとの国交の樹立やARF閣僚会合への参加などを行ってきた。他方、EUASEANなどは北朝鮮の核問題に懸念を表明している。
 北朝鮮の核問題の解決に当たっては、日米韓が緊密な連携を図ることが重要であることは言うまでもないが、六者会合の他の参加国である中国及びロシア、さらにはEU、国連、IAEAといった諸国や国際機関の果たす役割も重要である。
 北朝鮮の核兵器保有が認められないことは当然であるが、同時に核問題以外の安全保障上の懸念も忘れてはならず、朝鮮半島における軍事的対峙や北朝鮮の弾道ミサイル開発・配備・拡散などの動きにも注目する必要がある。
 また、北朝鮮の政策や行動については、北朝鮮が、依然として閉鎖的な体制をとっているため、その動向を明確に把握することは困難であるが、その真の意図が何であるか見極めることが重要であり、引き続き細心の注意を払っていく必要がある。


 
1)例えば、本年1月の「労働新聞」などの「新年共同社説」では「党の軍事優先時代の経済建設路線の要求通りに、国防工業に必要なすべてのものを優先的に供給すべきである。」と主張している。
 
2)減速材に黒鉛を利用した原子炉
 
3)北朝鮮がNPT加盟国としてとどまることなど、両国がとるべき措置が示されている。
 
4)原子炉の運転に使用した燃料棒にはプルトニウムが含まれており、再処理を行うことによってプルトニウムを抽出することができる。
 
5)本年7月9日、六者会合の米国代表、クリストファー・ヒル国務次官補と北朝鮮代表の金寛桂(キム・ゲグァン)外務次官が、北京で会談し、次回会合を同月25日の週に開催することで合意した。
 
6)米国の国防情報局(DIA)のジャコビー長官は本年2月の上院情報委員会で、「金正日は、核兵器の在庫及び計画の一部を交渉材料にし、ある種の査察枠組みに最終的に同意する可能性はあるが、我々は、金正日が核兵器能力のすべてを放棄しそうにはないと判断している。」と証言した。
 
7)「北朝鮮がこれまでそのような物質(注:兵器級の核分裂物質を指す。)を国家または非国家主体に売却、供与、または移転の申し入れすら行ったとの確たる証拠はないが、決してそうしないとは想定できない。」(フィンガー米国務次官補の上院情報委員会における証言(05年2月))との発言もあり、拡散への懸念も表明されている。
8)昨年11月、米国の中央情報局(CIA)は「北朝鮮は、不明量の化学剤と化学兵器を保有しており、様々な運搬手段によって使用される可能性がある。」、「北朝鮮は生物剤を兵器化し、使用可能にするかもしれない弾薬生産基盤を保有していると考えられている。」と発表した。また、本年2月に発行された韓国国防白書では、「複数の化学工場で生産した神経性、水泡性、血液性、嘔吐性、催涙性等、有毒作用剤約2,500〜5,000トンを複数の施設に分散貯蔵しているものとみられる。」、「炭疽菌、天然痘、コレラ等の生物兵器を自力で培養及び生産できる能力を保有しているものと推定される。」と指摘している。
 
9)北朝鮮は99(平成11)年9月、米朝協議が行われる間はミサイル発射を行わないであろう旨表明し、その後も02(同12)年9月の日朝平壌宣言及び昨年5月の小泉総理訪朝などの場で、ミサイル発射凍結継続の意思を明らかにしてきた。しかしながら、一方で北朝鮮は、これまでにもミサイル発射凍結解除を示唆したことがある。

 
10)例えば、2段式のミサイルの弾頭部に推進装置を取り付けて、3段式とすることなどが考えられる。
11)「テポドン2 ICBMは、試射できる状態にある可能性がある。このミサイルは、2段型だと核弾頭を搭載して米国の一部に到達する可能性があり、3段型だと北米全土を射程に収める可能性がある。また、北朝鮮は新型のSRBM及びIRBMを開発中であり、同ミサイルは地域の米軍及び同盟軍をさらに危険に陥れるだろう。」(米国の国防情報局(DIA)のジャコビー長官の上院情報委員会における証言(05年2月))との指摘がある。
 
12)02(平成14)年12月には、イエメンへの輸出のためスカッドを運搬中の北朝鮮船舶が発見され、検査を受けた。また、輸出先であるイランやパキスタンで試験を行い、その結果を利用しているといった指摘もある。

 
13)62(昭和37)年に朝鮮労働党中央委員会第4期第5回全員会議で採択された。
 
14)北朝鮮の軍事上の諸決定は、国家の最高軍事指導機関である国防委員会(金正日委員長)により行われ、各国の国防省に相当する人民武力部は、内閣の下ではなく、この国防委員会の下に置かれていると考えられる。

 
15)北朝鮮の特殊部隊は軍関係のものと朝鮮労働党関係のものがあると言われている。例えば、朝鮮労働党作戦部が工作員の輸送を行っていると言われている。
 
16)小部隊ごとに分散して隠密裏に敵地に潜入すること

 
17)本節2参照
 
18)最高人民会議は、選挙で選出された代議員により構成される意思決定機関で、北朝鮮の憲法では「最高主権機関」とされる。わが国の国会に相当
 
19)昨年11月、国連食糧農業機関(FAO)は、北朝鮮における食糧の国内需要量は約513.2万トン
、国内供給量は約423.5万トン、輸入必要量が約89.7万トンに達すると予想している。
 
20)韓国政府の発表によると、北朝鮮から韓国への亡命者数は01(同13)年583人、02(同14)年1,139人、03(同15)年1,281人、昨年1,894人となっている。
 
21)例えば、本年1月の「労働新聞」などの「新年共同社説」では、「社会主義原則を徹底的に守りつつ、
最大限の実利を得ることができるように経済組織事業を緻密かつ綿密に進めるべきである。」と述べている。
 
22)例えば、物資の供給不足が改善されないまま給与と物価を同時に引き上げたことによるインフレの進行、
所得格差の拡大、情報の流入などによる体制への不満の増大などが考えられ、既にこのような状況が一部で発生している、又は徴候がみられるとの指摘もある。
23)本年4月に発表された「国際テロ報告」による。なお、拉致問題は昨年に続き言及された。

 
24)例えば、本年1月の「労働新聞」などの「新年共同社説」では、00(平成12)年の南北首脳会談以降の5年間について、
「不信と対決にまみれてきた北南関係が和解と協力の関係へと転換した。」と述べている。

 
25)従前の条約に存在した「締約国(ロシア、北朝鮮)の一方に対する軍事攻撃は直ちにその保有するすべての手段をもって軍事的、
あるいはその他の援助を与える。」旨の規定がなくなった。



yume215 さん
今朝の産経新聞です。
北朝鮮、「さらなる核実験も」 在韓米軍司令官、上院証言で
、「北朝鮮は2度目の核実験に踏み切る」との判断を示した。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

と有ります。
前回の核実験は失敗だったのです。
なんとしても 食い物 重油 肥料を恵んでもらうには
核が存在することを立証せねばなりません。
2度目をやるでしょう。

それでどうなるか? 中国 アメリカがどう反応するか?です。
これだけ国際世論が非難しているのにまたやれば いよいよ
2大国も堪忍袋の緒が切れる、、ではないでしょうか?

私は個人としては やれやれ、、です。
自ら墓穴を掘り 穴埋めになるのを早めるでしょう。

その意味で期待しています。今度こそ失敗すんなよですな。


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北朝鮮の核施設


           


私は以前にも書いたが 北朝鮮の核実験はニセものである、。


「核実験失敗あるいは偽装実験である可能性も」…日米が見る北核疑惑

  国際社会が北朝鮮の核実験の実体を熱心に糾明しているが、いまだに分析内容は食い違っている。

  米国国防部関係者は9日「北朝鮮の核実験規模を550t程度だと把握している」と明らかにし
これは北朝鮮が核実験直前中国に伝えたという4kt(4000t)の7分の1にも及ばないの
日本は慎重な姿勢をとっているが「不完全な核実験」の方に重きを置いている。

  ◆「追加核実験が判断定規」疑っている米国国防部の関係者は10日「北朝鮮が4kt規模の核実験をする
中国に知らせたということが我々の情報」と前提し「しかし実際に探知された爆発規模は0.55ktを含み3〜4つ別な数値が出たが
、すべて4ktには大きく及ばない数値」と話す。

  「現在我々は北朝鮮が何かを取り上げて、それを核実験だと主張するのではないかという見方ももっている」と付け加えた。
「北朝鮮が核実験に失敗したとか、爆発規模を隠すため「偽装実験(masked test)」をした可能性も念頭に置いている」としている。

  しかしどれも確認されたものはないので、すべての疑問点を解明し最終結論を下すまでには時間がかかると述べた。

  ワシントンの専門家は「北朝鮮が中国に4kt級だと爆発規模を明らかにした理由は『本格的な核実験をする』
というメッセージの伝達」とし「しかし結果がここに大きく及ばなかったことから今後の追加核実験が北朝鮮核兵器能力を判断する定規になる」と話している。

  ◆「規模小さすぎ…2〜3日内に判明」慎重な日本の安倍晋三首相は10日国会で「北朝鮮が実際に核実験をしたのかについては
情報をもっと収集して冷静に分析しなければならない」とし「核実験が事実と確認された場合、対北追加制裁に出る」と明らかにした。
麻生太郎外相も日本の独自の制裁措置について「核実験をしたという確証がなければならない」と述べた。

  このように日本政府が慎重な姿勢に変わったのは各国の情報と分析の相違が大きいからと見られる。
首相官邸側は「米国が精密分析をしており、日本も放射能物質の分析が可能な航空自衛隊所属練習機T4を隣近海域に派遣したので
最終結果は2〜3日後に出る」と明らかにした。
日本政府は何より各国政府が推定する爆発規模に大きな相違があることに通常的な核実験に比べて規模が非常に小さな点に注目している。

  軍事評論家である江畑謙介氏は「韓国が測定した地震規模が合っているとすれば大量の火薬による爆発だといってもおかしくない」と話した。
防衛庁関係者は「たとえ1ktだといってもこれは最も単純なプルトニウム爆弾だった長崎型原爆(約20kt)の20分の1」とし

「早期爆発によって1ktほどにとどまった可能性もある」と指摘した。
早期爆発とは核爆発で核物質がいっぺんに核分裂を起こす前に分裂が発生、爆発の威力が劣る現象だ。

  

  <ニュース特集>北朝鮮核問題

ワシントン=姜賛昊(カン・チャンホ)特派員 

東京=金玄基(キム・ヒョンギ)特派員 



偉大な将軍様 核実験は成功しました。

オウオウ これで 米をもらえるダニ。


yume215 さん
今朝の産経新聞です。
北朝鮮、「さらなる核実験も」 在韓米軍司令官、上院証言で
、「北朝鮮は2度目の核実験に踏み切る」との判断を示した。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

と有ります。
前回の核実験は失敗だったのです。
なんとしても 食い物 重油 肥料を恵んでもらうには
核が存在することを立証せねばなりません。
2度目をやるでしょう。

それでどうなるか? 中国 アメリカがどう反応するか?です。
これだけ国際世論が非難しているのにまたやれば いよいよ
2大国も堪忍袋の緒が切れる、、ではないでしょうか?

私は個人としては やれやれ、、です。
自ら墓穴を掘り 穴埋めになるのを早めるでしょう。

その意味で期待しています。今度こそ失敗すんなよですな。



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ロシア側の見方

また、北朝鮮の核開発の背景について、「北朝鮮は周辺国、特に米国の対北圧力から体制および生存権の保障を得るため、
61年から核開発を開始した。米国は北朝鮮を“悪の枢軸”と規定、
北朝鮮を核実験強行へと追いやった」とのロシア側の見方を伝えた。

 一方この報告書は、北朝鮮の核開発のレベルについて、「ロシア国防部は、北朝鮮が核兵器を弾道ミサイルに
搭載する技術を保有している可能性はなく、北朝鮮が保有していると主張する核兵器も、
兵器として使用できる水準ではないと評価している。
また、ロシアの核専門家らは、北朝鮮が核を兵器として使用するためには、
2006年10月に行った核実験の4倍以上の爆発力を持つ
実験を実施しなければならないと主張している。
しかし、北朝鮮の現在のエネルギー事情と経済水準では、5年以内に名実共に核兵器を開発し、
核関連技術を維持・発展させることは事実上不可能と認識している」と報告書は伝えた。

金鳳基(キム・ボンギ)記者

朝鮮日報/朝鮮日報JNS

やはりロシアも核実験はニセであると見抜いている。

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ミサイル発射:海軍力ぜい弱な北朝鮮、イージスに危機感か

韓国産イージス艦「世宗大王艦」進水日に実施
世宗大王艦 | シルクワーム | シアサッカー | KN‐02 | SS‐21 | ユ・ヨンウォン | 安倍晋三

 北朝鮮が25日、東海(日本海)・西海(黄海)上に向け短距離ミサイルを相次いで発射し、さらに追加発射の動きまで感知されていることから、
その背景に関心が集まっている。
特にこの日は、韓国海軍初のイージス艦「世宗大王艦」が進水されたことからも、
これに対抗する意図で軍事力を誇示したのではないかと推測する声が上がっている。

 しかし、合同参謀本部など韓国軍当局は、「北朝鮮のミサイル発射に関する状況を軍で鋭意注視している」との公式発表以外、
その具体的な内容については口を閉ざしている。
日本のマスコミが防衛省消息筋の話などを引用し、具体的な発射状況に関する報道を相次いで行っているのとは対照的だ。

 ところで、北朝鮮がこの日発射したミサイルは、「シルクワーム」改良型か「シアサッカー」地対艦ミサイル(射程距離100キロから120キロ以上)、
あるいはKN‐02短距離地対地ミサイル(射程距離120キロ)である可能性が高いと伝えられている。
地対艦ミサイルは、海岸から艦艇を狙うもので、KN‐02は平沢の米軍基地など、地上の目標物を主目標としている。
なお、旧ソ連のSS‐21地対地ミサイルを改良したKN‐02は、先月行われた北朝鮮軍の創軍記念パレードで初めて公開された。

 今回の発射について専門家らは、北朝鮮軍の戦闘準備態勢に関する検閲訓練や従来型ミサイルの改良型の試験、
韓国の戦力増強への対抗を意図したものと暫定的に判断している。
以前から北朝鮮は、8月に始まる夏季訓練に備え、5月から6月にかけて戦闘準備態勢の点検活動に力を入れている。

 北朝鮮軍は戦闘準備点検の際、▲砲兵部隊の実弾射撃訓練や、▲戦隊別の海上戦術訓練、
▲空軍の小規模防空対地攻撃訓練を行っており、短距離ミサイルも時折発射している。

 AP通信は北朝鮮のミサイル発射に関し、専門家らは韓国のイージス艦進水に対する北朝鮮の反応と分析していると報じた。
北朝鮮問題の専門家、早稲田大の重村智計教授は「北朝鮮のミサイル発射は、
イージス艦を進水させた韓国に対する警告だ。これは海軍力がぜい弱な北朝鮮が非常に脅威を感じていることを示している」との見方を示した。

 これに先立ち北朝鮮海軍司令部は、今月21日の報道を通じ、南側の複数の艦艇が16日から20日にかけて黄海南道甕津郡の
麒麟島やカンリョン郡雙橋里付近の北側領海を侵犯したと非難するなど、軍事的緊張を高めている。

 AFP通信は、安倍晋三首相が「多様な情報を通じ、北朝鮮が金曜日にミサイルを発射する可能性が高いということは事前に察知していた。
だが、北朝鮮のミサイル発射が日本の安全保障にとって重大な問題だという認識はしていない」と述べたと報じた。
しかし、その一方で安倍首相は「北朝鮮に対するわれわれの我慢にも限界がある。
もし、北朝鮮が6カ国協議での約束を履行しないのならば、北朝鮮が抱えている問題はさらに悪化するだろう」と警告した。

ユ・ヨンウォン記者

朝鮮日報/朝鮮日報JNS


北が発射したのはシルクワームか=TBS

シルクワーム | 東海

 TBSによると、25日午前、北朝鮮が東海(日本海)に向けて発射したミサイルは、
射程100キロ程度の地対艦ミサイル、シルクワームとみられるという。

北朝鮮軍は“米軍と戦えば終わりだ”と思っている」

キム・ジョンイル | 金正日 | 朝鮮労働党 | 韓国戦争 | 韓国軍 | 東海

 これまで外部の世界にはほとんど)知らされてこなかった北朝鮮軍の部隊生活の詳しい実情が、
軍出身の脱北者イ・ジョンヨンさん(38/写真)の著書『北朝鮮軍には乾パンがない?』(プレニットメディア刊)で白日の下にさらされた。

 12日に記者の取材に応じたイさんは、身長180センチを超す長身だった。
北朝鮮軍の国家安全保衛部所属の元将校で、1999年に韓国へ亡命したイさんは
「“180万人の兵力”を有する北朝鮮軍にもお粗末な部分が少なくはないが、
祖国に対する忠誠心は強い。北朝鮮軍に対する誤った認識を改めてもらいたい」と話した。

 イさんは現在、日本のある放送局で、北朝鮮関連のフリー記者として活動している。以下はイさんとの一問一答。

―北朝鮮軍は韓国軍をどう見ているのか? 

 「韓国の軍事力が強大化したという点については誰もが認めている。だが一方で、韓国軍だけと交戦した場合には勝てるという意識も存在している。
10年も兵役についている北朝鮮の軍人と、兵役について1年半の韓国の軍人では、熟練度や戦闘力に差が出るのは当然のことではないだろうか。
北朝鮮軍の“敵軍学”の教材で、“韓国の軍人は『気を付け』『休め』という号令を学んだ頃に除隊する”と見下している。
しかし、米軍に対しては見方も違う。兵士たちには「米軍は背が高いだけの弱虫だ」と教えているが、
実際には米軍と交戦すれば北朝鮮は終わりだと思っている。米軍は北朝鮮軍にとって脅威的な存在なのだ」

―金剛山ダムは東海岸地域への兵力や装備の補給路を確保するためのものだと主張しているが。

 「1996年に金剛山ダムのトンネル工事を行った当時、金正日(キム・ジョンイル)がダムの下に掘った地下通路をジープで視察したことがあるが、
軍用車両の移動が可能なため、補給路だと考えるのは的を得ている。
北朝鮮軍は韓国戦争(朝鮮戦争)当時、米軍の爆撃に遭った東海岸地域への兵力や装備の補給がうまくいかず苦戦したという記憶があるため、
補給路確保の目的でトンネルを掘ったものと見るべきだ」

―前方地域で北朝鮮の工作員が非武装地帯(DMZ)を越えて北朝鮮に戻ってきたのを見たというが。

 「1990年代初め、韓国軍のある師団と対峙していた北朝鮮軍の2個師団の歩哨詰所に、韓国から軍事境界線を越えてきた1人の人が接近してきた。
韓国軍の軍服を着用し、M‐16自動小銃を持っていたが、実は北朝鮮の潜水艦で韓国の東海岸に侵入した北朝鮮海軍司令部偵察大隊の工作員だった。
高波で潜水艦に戻ることができず、軍事境界線を越えて北朝鮮に戻ってきたのだ。前方地域の部隊にいた時、こうしたことが数回あった」

―北朝鮮軍内部で時々クーデター計画が持ち上がっているというが。

 「個人的な経験から判断すれば、北朝鮮軍内部で“反金正日”を掲げて組織的なクーデターを実行するのは困難だと思う。
北朝鮮軍の指揮命令系統は、各部隊の指揮官が朝鮮労働党の委員会と協議して定めることになっており、党の方針や命令も重要だ。
また、中隊クラスまで政治指導員が派遣されており、監視の目をかいくぐってクーデターを計画し、兵力を動員するというのは平常時では困難だと思う」

崔慶韻(チェ・ギョンウン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報JNS




北朝鮮の現実

土色の世界/農地、今や赤いW砂漠W




平壌から板門店に向かう途中で見た農村は、荒涼とした山肌が目についた。
その斜面でも農作物をつくろうと、耕した跡(左上)が見える=4月30日



日本海を隔てた朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が深刻な食糧危機に見舞われている。
半世紀にわたって独特の社会主義を貫いてきた“孤高の国”が、世界にコメ支援を訴えて2年。
一昨年、昨年と度重なる大水害も追い打ちをかけ、事態は悪化の一途をたどり、
このままでは夏までに食糧が底をつくとの見方さえある。
4月下旬から6日間、日朝友好宮城県各界代表団(代表・文屋公宮城県議)に同行し、
北朝鮮を訪れた。
首都平壌こそ平穏が保たれていたが、1歩農村に出ると荒廃してやせた農地がどこまでも広がる。
大水害のつめ跡がまだ生々しい、沈黙に包まれたオリザの世界は、必死に救いの環(わ)を求めているようだった。(「オリザの環」取材団)
 平壌空港へ着陸体勢に入った北朝鮮国営の旅客機の窓から、異様な光景が見えた。
雲間からのぞく陸地は、平地も山も、赤茶けた土色だ。
4月28日の夕刻。高度が下がるにつれ、苗代やハウスも点々と確認できたが、草木はほとんどない。
代表団のメンバーたちは、まるで砂漠のような景色に息をのんだ。
 2日後、その衝撃を、もっと間近に感じた。
平壌から約160キロ南東の板門店に、マイクロバスで向かう途中のことだ。
 上空から見たときより土が赤い。
春耕を終えた農地には、人の頭ほどの石がごろごろ転がっている。
「土がすっかり酸性化しているのが一目りょう然だ。
地力が相当弱っているなあ」。隣にいた代表団の1人、
仙台市議で仙台市西農協理事の金森従之さん(70)がため息交じりに言う。
 山肌はもっとすさまじい。木がない。草もわずかしかない。
それでも赤い斜面には耕した跡が見える。
 「大雨が降れば、すぐ洪水だ」「土砂崩れも防げない」。
延々と続く土色の世界に、次第に言葉を失う代表団。
 道路わきもおかしい。直径2、3センチの若木がどれも根元からばっさりと切られている。
 「エネルギー不足で若木まで燃料などに使っているんだ」と同行した北朝鮮側の男性。
代表団のメンバーからは「草を食べ尽くし、木も切り尽くしたと聞いて、まさかと思ったが…」とささやきが漏れた。
 時折通り過ぎる川が、妙に浅い。橋の下わずか1メートル足らずの高さまで砂がある。大洪水で流出した土砂だ。
水がほとんど流れていない。
土手には新しい土を盛って修復した跡もあるが、「完全な復旧にはほど遠い」というのが代表団の率直な印象だ。
 「洪水ですっかり川底が上がってしまった。
農民や土木関係者ばかりでなく、学生から事務職員まで総出で作業をしている。
わたしも何度も駆り出されたが、なかなかはかどらない」
 通訳を兼ねた北朝鮮対外文化連絡協会の案内員が言う。
 板門店の視察を終え、近くの街でとった昼食。ご飯にもみ殻などの“異物”が混じり、黒ずんでいた。
 けげんな顔の一行に案内員は「南部の穀倉地帯のこのあたりは、まだ恵まれている。
地方によってはかなり食糧事情が切迫している。コメが空っぽの配給所も少なくない」と明かした。
 平壌で、北朝鮮水害対策委員会から、一昨年夏の大水害の様子を撮影したビデオを見せられた。
豪雨から半月ほどたった後だそうだが、被害がひどかった北部地域は、
水に没したまま。
橋が決壊し、建物は2階まで浸水、水が引いた農地では、稲やトウモロコシがすっぽり泥をかぶっている。
 説明役の鄭潤亨対外事業局長はおとなしそうな人だったが、話が進むにつれ、声が険しくなった。
「バケツをひっくり返したような雨だった。あんな体験は生まれて初めてだ」
 1995年は7月末から8月初めにかけて、年間降水量の半分に匹敵する
1日430−600ミリの集中豪雨が全国各地を襲った。
 「2年続きの大水害で皆無作が続出。
年間500万トンほどの穀物が必要なのに、昨年12月末の国家の備蓄量は24万6000トンだけ。
それから4カ月が過ぎ、現在はゼロに近い」と鄭局長は無念そうだ。
 北朝鮮当局は、昨年だけで134人の子供が栄養不足で死亡したことを認めている。
 宿泊先のホテルのある平壌中心部にいる限り、こうした沈黙の世界の存在はまるで分からない。
ホテルの食事は白いご飯。肉や魚料理、野菜などおかずの量も種類も実に豊富だ。
 「ホテルの食堂で働いていた女性から、日本語で『ぜひおなかいっぱい食べてくださいね』と笑顔で声を掛けられてね。
何と返事をしていいか困った」と代表団の元県議、曽根冨二男さん(70)。
「コメの1粒1粒を、こんなにかみしめながら食べたことは何10年もなかった」と語った。
◎オリザ 稲の学名はラテン語のオリザ(Oryza)。オリザには20以上の種があるが、
栽培稲はアジアの「オリザ・サティバ」と西アフリカの「オリザ・グラベリマ」の2つだけ。
アジアの栽培稲は東は日本、西は欧州、南北米大陸、豪州まで広まった。
単に稲と言った場合にはオリザ・サティバを示すのが一般的。



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 北の飢餓、「金 正日」による<人災>です。

北朝鮮の森林 投稿者:解法者  投稿日: 1月27日(火)23時24分17秒

 何度も北朝鮮を訪問しております。森林の状態を見たのは、最近では2002年です。
とはいっても「農学者」ではありませんから、詳しいことはわかりませんが、見ればわかります。山に木がないのです。
 これに関連して、1997年に北朝鮮のロシア側に接した地方「咸鏡北道(ハムギョンプクド)」の
「羅津(ラジン)−日本の朝鮮軍師団の駐屯地」などに行ったことがあります。
 目的は、北朝鮮がここに<経済特区>を創り、世界各国、特に日本企業を誘致したいということで、
それに伴う法律が整備されているかを調査に行ったのです。
 このとき、北の当事者から日本企業を誘致の工場敷地に案内されたときのことです。
後背地の山に木が生えていないのです。
 このときは日本政府からありとあらゆる専門家が派遣されており、しっかりと北朝鮮を検証しました。
 参加者は2000名位で、大変な資料を手に入れました。
 もちろん、地質学者、林業専門家、農業専門家など多士多彩でした。
 宿泊先は港に横付けされた日本船で、夜は意見交換会となりました。
 耕地を増やせばよいという無策、これは「金 正日」が林業・農業専門家でもないのに
勝手に指示するために起きた現象だそうです。
 日本の林業・農業専門家の方が言うには、日本統治時代には相当数の
朝鮮人を林業・農業専門家にすべく心血を注いで育てあげたといいます。
その時代の日本人の指導者(農業専門家)も参加されておりました。
 しかし、彼らが指導している形跡は全くないといいます。
 指導してくださった日本の林業・農業専門家に誰一人として会いに来ないのです。
どこへ行ったのかと理解できない様子でした。
「金 正日」の方針が合わないということで、粛清されたのではないかというのが結論でした。
 木を切って耕地にする。そのため<保水>ができなくなって、
耕地が崩壊する。飢餓が限りなく続く、これが結論だそうです。
 また、木を切るのは炊事に必要なガス・電気の供給が全くダメだからです。
 ガス・電気の専門家もここの<経済特区>はガス・電気の供給が問題外なので
<経済特区>が成り立つわけではないと断言しておりました。
 とにかく、このときは、日本政府はシッカリ北朝鮮を間諜していたと思います。
かの林業・農業専門家、相当数のサンプルを収集していましてから。こちらもね。
 北の飢餓、「金 正日」による<人災>です。

朝鮮日報/朝鮮日報JNSより転載

記事入力 : 2007/05/28 18:06:59

失明した北の住民にとって最もつらいことは?

北朝鮮の現状を撮影したドキュメンタリー、韓国公開へ
金日成 | 金正日
 世界で最も孤立した国である北朝鮮の首都・平壌の最近の状況と中産階級の生活を伝える貴重なドキュメンタリーが韓国で公開される。

 これは、米国ワシントンに本部を置くナショナル・ジオグラフィック特別取材チームが3月に北朝鮮に潜入し撮影に成功したドキュメンタリーだ。

 この映像には世界第4位の軍事大国であると同時に核兵器保有国であり、
1990年代中盤には飢饉で人口の13%にあたる300万人(総人口2300万人)が餓死し、
子供の40%が慢性的な栄養失調に苦しむ最近の北朝鮮の実情が描かれている。

 ウィークリー・チョソンは「密着取材:北朝鮮を行く(Inside North Korea)」というテーマで6月1日夜10時に
ナショナル・ジオグラフィック・チャンネル(www.ngckorea.com)で放映される予定の映像を事前に入手した。

 このドキュメンタリーは全世界で人道的医療支援活動を行っているネパールの眼科医師・ルイ博士のチームが
北朝鮮訪問を決定したことがきっかけで企画された。ルイ博士のチームは3月に北朝鮮に入国し、10日間白内障患者1000人に無料で手術を行った。
ナショナル・ジオグラフィック・チャンネル特別取材チームは北朝鮮政府による監視をすり抜け、2007年の平壌の様子を赤裸々に撮影した。

 車が1台も走っていない12車線道路の様子、発育不良の北朝鮮の子供たちの衝撃的な現状、第22号政治犯収容所の全景、
取材チームが金日成(キム・イルソン)の銅像を撮影するためにしゃがみ込んで横になると、
「主席の銅像の前では誰も横になることは許されない」として追放を命じる北朝鮮監視員の様子、
視力を失った患者に「失明で最もつらいことは何か」と尋ねると何のためらいもなく、
「偉大な金正日(キム・ジョンイル)将軍様のお姿を拝見できなくなること」と応える様子が衝撃的だ。
フィルムを編集したナショナル・ジオグラフィック・チャンネル・コリアのハン・スンヨプ編集チーム長は
「北朝鮮の現状をそのまま認識し正確に把握するのに役に立ちたかった」と編集の意図を説明した。

取材=イ・ボムジン記者

解説・写真・説明=姜哲煥(カン・チョルファン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報JNS


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在日韓国民主統一連合

http://www.korea-htr.com/chuo/index.php

日朝交渉の早期再開を求める署名にご協力を!

韓統連は国際連帯運動団体・個人と共同で、安倍晋三首相に提出する
「日本政府が早急に朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)政府との間で、
外交交渉を再開し、 対話によって両国間の懸案問題を解決する」よう求める署名運動を精力的に展開しています。
下記ページで、オンライン署名と共に趣旨と関連資料が掲載されており、
PDF署名用紙もダウンロードすることができます。



在日韓国民主統一連合(韓統連)

在日朝鮮人が、12日の秋葉原駅前で、韓国政府から「反国家団体」に指定されているという
在日韓国民主統一連合(韓統連)など団体名で、日本と北朝鮮との早期国交正常化を求める街頭活動を行っていた。
道路使用許可を取らなかったのか途中で警官が来たけど、
『(秋葉原駅前のチラシ配りが)一斉に撤去されるなら、やめる』と言い、活動を継続。



日本に居住している朝鮮人が
秋葉原駅前で、日本と北朝鮮との国交正常化を求める街頭演説・署名活動・ビラ配り
「 朝日国交正常化の早期実現を!」




しばらくすると、警官が中止を求めていたようだけたけど、駅前で他にチラシくばりをしていたメイドなどをさして、
「(駅前のチラシ配りが)一斉に撤去されるなら、やめる」


日本に在住している朝鮮人が、12日の秋葉原駅前で、韓国政府からは
1978年に「反国家団体」に指定
されているという在日韓国民主統一連合(韓統連)
など団体名で、日本と北朝鮮との国交正常化を求める街頭演説・署名活動・ビラ配りを行っていた。

どうやら道路使用許可を取らずに街頭演説・署名活動・ビラ配りをしていたようで、
しばらくすると警官が来てなにかの話をしていた。
警官との話の全部を聞いたわけじゃないけど、
警官は中止・撤去を求めていた様子。
でも、韓統連などは、秋葉原駅前で他にチラシくばりをしていたメイドをさして
『いつもこんな(チラシ配りがいる)じゃないか』、
『(駅前のチラシ配りが)一斉に撤去されるなら、やめる』と言い、その後も活動を継続。

演説は何人で交代で行い、日本政府への批判・マスコミ批判をおりまぜつつ、
日本と北朝鮮との国交正常化(横断幕の記載は「朝日交正常化」、
日本で一般的に伝えられる際は、日朝国交正常化)を呼びかけ、
また同時に日本に居住している朝鮮人に対しては、
『もの言う人になりましょう』『仲間になりましょう』
と、韓国系の在日朝鮮人と、北朝鮮系在日朝鮮人の団結を呼びかけていた感じ。

在日韓国民主統一連合(韓統連)のサイトを見ると、
こういった街頭活動は、今年の4月に初めて行ったものみたいで、
5月1日に川崎駅前で行った同様の活動を自身のホームページに記載している文章によると、
『韓統連が展開している「朝日国交正常化の早期実現を求める署名」活動に拍車がかかっている』だって。

なお、最初に警官がきてから約30分後の午後5時前には、ビラを配り終わったのか、
それとも予定していた時間の実施ができたからか
、街頭演説・署名活動をしていた11人が円陣を組んで「おつかれさまでした〜」みたいな締めの話をしていた。





在日朝鮮人と参政権

大阪・岸和田の住民投票条例
平成17年7月4日月曜日雨のち曇り××××(7月6日に一部追記)
 新聞に大阪・岸和田の住民投票条例として「定住外国人」に投票権というニュースが先日ありました。
以下引用
 大阪府岸和田市は住民皿票条例を制定し、国内仏住期間が三年を超える一国人を「定住外国人」定義し、投票権を認めた。岸和田市が制定した条例は、住民が投票資格者の四分の一以上の署名を集めれば、議会を通さずに市こ住民投票の実施を講求することが可能。今月二十四日まで開会された市議会に提案され、本会議で賛成多数で可決された。市は講求・投票権の有資格者を定めた第三条の条文に、在日コリアンなどを含めた永住・特別永住外国人に加え、「出入国管理及び難民認定法の在留資格をもって在留し、引き続き三年以上日本に住所を有する者」と、定住外国人を独自に定義。永住外国人と合わせて外国人の住民投票参加に門戸を広げた。
引用終わり 産経新聞 2005年6月30日
でっ、うそか本当か知りませんが、岸和田市のホームページhttp://www.city.kishiwada.osaka.jp/に下記のような書き込みがありました。
http://www.city.kishiwada.osaka.jp/keijiban/Main.asp?Menu=Mes&GroupID=1&MesID=1211
以下引用
タイトル これからは我々在日コリアンの時代
投稿者 李舜臣
投稿日 05/06/30 午後 9:49:00
メッセージ
可決されましたか。いやめでたい。今なら言えるかな。
関西在住の在日三世ですがこの日を待っていましたよ。
我々は日本への帰化など望んでいません。日本の兄の国である韓国国民としてのプライドと誇りがありますからね。
民団総連日本の市民団体の方々とともに手を組んで我々寄りの議員をどんどん送り込んでいきますよ。
当然我々寄り議員は我々にメリットの大きい条例や法案を作ってくれるでしょう。
これまで差別され虐げられてきた60万在日のパワーを見せつけてやります。
日本人に一泡吹かせるどころかコリアン特区コリアン自治区を日本全国に広げます。
韓流ブームなんてのはそのほんの入り口の更に手前の門扉の前の石ころ程度のものですよ。
日本人は我々が大勢でちょっと大きな声をだしてやるだけですぐに動きますからね。
この条例成立がそれを証明しているでしょ?
まずはこの岸和田から。
あとは日本中の在日コリアンコリア系日本人を総動員し日本中の都市街で投票条例を得
最後は参政権を手中に収めます。必要があれば住民票を移したり引っ越しだってやりますよ。
我々にはそれを実現するだけのパワーがありますから。
この我々のパワーと勢いがあなたたち日本人との絶対的な差なんです。
相互主義とか関係ないですよ。
在韓外国人には今も投票権や参政権はありませんけどね
こうして在日は相互主義に関係なく欲しいものは絶対に手に入れることができる圧倒的実力を誇るんです。
独島も実質的に我らのものになっていますし強制連行や従軍慰安婦も我々の主張通りに認められました。
今からこれからですよ。
我らの先祖様たちが受けた36年にも渡る日本による圧政と搾取と略奪と蹂躙の歴史を挽回する時がやってきたんです。
もう日本による歴史歪曲や妄言や差別はたくさん。
これからの日本を作っていくのは我々コリアンです。
どうせあなたたちは何も出来やしない。
PCの前に座ってせいぜいこうやって掲示板に書き込むだけだ。デモの1つもできない。
我々は民族の誇りをかけて日本を変えていく。あとは我々に任せてあなたたちは座して愚痴の1つでも編んでいなさい。
引用終わり

 この投稿が本当に在日朝鮮人の方が書いたかどうかは別にして、現在の我が国の在日朝鮮人が求めている参政権、公務員への任用などの権利、そして、特別永住権というものの問題点を曝け出してるといえるでしょう。
 在日外国人というより在日朝鮮人問題と言っていいと思いますが、先に、東京都による地方公務員管理職選考の受験資格が外国人ということで無いということを訴えた国籍条項問題で、最高裁が合憲とした在日朝鮮人鄭香均氏の事が思い出されます。
鄭氏は判決後の記者会見で下記のように述べたそうです。
「涙も出ないような情けない判決。涙も出ませんむしろ笑いが先に来ました。もうあきれはててここまでひどいとは思いませんでした。
 憲法判断一つすらしない 世界中に言いたい、日本には来るな!
日本で働かないほうがいい、と外国籍の人に言いたい。日本で働くということは、ロボットとなることです。
人間として扱われない涙も出ない、笑いが先に来る哀れな国だ 」

 これが、おそらく世界中で一番恵まれている外国人である在日朝鮮人が、その生活をしている日本という国に向かって吐く言葉でしょうか。
御存じのとおり、我が国においては在日朝鮮人は無期限で日本に滞在できるという特異な外国人です。在日朝鮮人という外国人は、我が国においてビザ無しで就労、商業その他の活動を何の制約も受けずに我が国国民と同じように無制限にできます。それなのに、在日朝鮮人が我が国を罵りこそすれ、我が国に感謝する事はまずありません。
 これは、あの辛淑玉氏やこの鄭香均氏の言動がそれを証明しています。
彼らは世界中で最も恵まれた外国人であるのにも関わらず、その暮らしている日本に対して、つねに文句をいい反日運動をする事により、自分のアイデンティティを証明しようとしている最も甘やかされている外国人なのです。

 ちなみに、鄭香均氏の実兄である鄭大均東京都立大学教授はニューズウイーク日本版の2005年2月16日号で、「妹よ、日本国籍を取れ」と題した記事の中で下記のように述べています。

以下引用
 ずいぶん過激な内容だと思ったが、他人事のようなことは言っていられない。原告は私の妹である。それにしても、なんという皮肉だろう。私は今まで、韓国・朝鱗籍をもちながら本国への帰属意識に欠ける二世やご.世の在日コリアンは、早く日本国籍を取得して日本社会のフルメンバーとして生きるべきだと主張してきた。一方で私の妹は、自らを抑圧や差別の「生き証人」と位置付けて行動している。帰化などというのは、彼女にとっては敗北を意味するにちがいない。
 朝日新聞は、「生まれ育った日本で、日本人と岡じように地方公務員の管躍職の試験を受けたいという在日韓国人の訴えは司法に退けられた」と書いた。妹を無垢な存在として扱うような話も聞かれる。だが彼女や支持者たちの闘いはもっと政治的なものであり、日本の否定的な一面を印象づけることを目的としていたのだと思う。私が妹や在日に伝えたかったのは、被害者としてのアイデンティティーにとらわれ、そこに人生の動機を見いだすのは賢明な生き方ではないというメッセージだ。だが妹には、兄の言葉より在白たちの「闘いの伝統」のほうが魅力的であったらしい。

 「外国籍で生きる不自然さ」として鄭大均教授は下記のように続けています。

 妹の裁判闘争に私が批判的だったのは、何よりもそれが「在日の不透明性」を永続化させると考えたからである。現在の在日は、韓国・朝鮮籍をもちながら本国への帰属意識に欠け、また外岡籍をもちながら外国人意識にも欠けているようにみえる。
 外国籍を維持したまま内国人との平等をめざす妹たちの運動は、在日のアイデンティティーと帰属(国籍)の間にあるズレを永続化させてしまう。いわゆる在日一世が朝鮮半島から内地に来たのは1930年代だ。その子孫である二世や三世は日本語を母語とし、東京を中心にして世界を眺め、白分を眺めてきた。そのような人々が、外国籍のまま生きているのは不自然である。二世の親は、子供から「なんで自分は日本で生まれたのに日木人ではないの」と聞かれたとき、それに答えられるのだろうか。
ニューズウイーク日本版の2005年2月16日号P35より引用

 この兄の声は妹である鄭香均氏には届かないのでしょうか。(当然、鄭大均東京都立大学教授は日本に帰化され、日本人として生活されています)

 そんな世界で最も甘やかされている外国人の在日朝鮮人に対して、もっともはいけない言葉として辛淑玉氏がその著書にも書いているのが「帰れ!」という言葉ですが、
私はいいたい。文句ばかり言うのであれば、「朝鮮に帰れ!」と。

 彼らは、帰化せずに自分を外国人だと納得させる方法として一番簡単な反日にはしっているだけなのです。
在日の人たちが求めるものを満足させるには、この日本という国が日本でなくなるしかないのです。そう思って活動している土井たか子や野中広務のような売国奴も大勢います。
 そもそも、日本国民となぜ外国人である在日朝鮮人が同じ権利を有しなければいけないのでしょう。もし、外国人である在日朝鮮人が日本国民と同じ権利を有すれば、日本国民を持って構成される日本国という国家は無くなってしまう事になります。これは、日本に限ったことではありません。どこの国にも言える事です。
つまり、在日朝鮮人の公務員任用と参政権という問題は我が国という国家の存続に関わる問題なのです。

 よく、在日朝鮮人の人々は「税金を払っているから当然の権利」という言い方をしますが、そんなことはありません。税金は我が国においてインフラその他の恩恵をうけているから当たり前の事です。もし、我が国国民が外国人として他国で働いた時にはその国に税金を払うのは当たり前です。しかし、参政権をよこせとか、公務員にしろ、そこの国の国民と同じ権利をよこせなどと在日朝鮮人みたいなアホな要求はする事はありません。世界の国々でも国民と外国人には歴然とした区別というより差別というべきものがあります。当然ですが、そうしないと国家というものが成り立ちません。国家として成立するためには国民と外国人との差別が必要なのです。
差別、差別とバカ騒ぎする在日朝鮮人の方に問いたい。
あなた方の祖国のひとつである南朝鮮の外国人の権利とはどうなのだ。
相互主義からいって同じで無ければいけないが、我が国ほど、認められているのか。現実には醜い外国人差別がある国として有名ではないのか。日本人が南朝鮮の公務員になれるのか(なりたいとおもう日本人もほとんどいないだろうが・・・)

 我が国を崩壊させるものとして、過去には平成14年1月に滋賀県の米原町で三か月しか滞在していない町内在住の外国人滞在者までも「永住外国人」として定義して投票権を与えるというキチガイ沙汰の条例を可決しています。
そして、川崎市、神戸市などでは公務員の在日朝鮮人の採用が進んでいます。これらは、日本という国の存続を危うくするものです。

 我が国がまずすべきは特別永住者制度の即時廃止でしょう。相互主義からも、南朝鮮などと同じく、在留許可制とし、その更新の度に審査をするというどこの国でもやっている制度に切り替える必要があります。
 それが、主権国家南北朝鮮を選んだ在日朝鮮人の人々の意志を尊重する事にもなります。(好きで選んだんじゃあないとか言い出しそうだが・・)

 もう一度書きますと、
「嫌だったら朝鮮に帰れ」

ついでに、支那人にも

「日本が嫌だったら来るな」



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北朝鮮の現状

Japan On the Globe(137) 国際派日本人養成講座

The Globe Now:金正日の共犯者



核武装に突っ走る北朝鮮・金正日政権を育てた
責任はアメリカと日本にある。


■1.東京を火の海にできる
■  1993年1月、北朝鮮人民軍の大佐、康明道は出張で平壌から 元山高速道路で江原道(カンウォンド)へ向かっていた。
同乗 していたのは、保衛大学時代の友人、沈玄燮(シムヒョンソブ、 仮名)。
沈は江原道ロケット(ミサイル)部隊の現役将校で、 休暇が終わって、帰隊する所だった。  
沈はミサイル開発の状況をつぶさに知っていた。
彼の話によ れば、北朝鮮はすでに長距離ミサイルであるノドン一号の開発 を完了し、94年からは量産体制に入るということだった。
 東京を火の海にすることのできる大陸間弾道弾ミサイル もすでに配置してある。  
と彼は言った。深刻な経済状態をよく知っている康は、冗談 半分に、
「食糧も底をついている状態なのに、ロケットなんか 作る金なんかありゃしないだろうよ」とわざとカマをかけてみ た。
すると、彼は「そのうちわかるよ」と言って、にやりと笑 った。  
2時間ほど走って、江原道法洞(ポプトン)展望台についた。
沈は展望台の東側に康を連れて行き、自分の双眼鏡で、ある地 点を見てみるように言った。
康がのぞいてみると、巧妙にカモ フラージュされた銀色の物体が見えた。
彼はたった一言いった。  
SSミサイルだよ。[1,p324]
■2.金日成・正日の核開発決心
■  康明道は、金日成の従兄弟で北朝鮮の総理を二度も務めた姜 成山の娘婿と血筋も良く、
人民武力部直属の保衛大学研究室長 などエリートの道を歩んできた。
韓国に亡命した後に著した文 献[1]は、核ミサイル開発、国営偽ドル工場、ヘロイン密輸な ど、
まさに北朝鮮高官しか知り得ない機密が明らかにされてお り、また様々なソースからの情報でも信頼性が高い、と確認さ れている。  
康明道によれば、金日成・正日親子が核開発を決心したのは、 76年8月のポプラ事件であるという。
板門店で米軍将校2人 が北朝鮮軍兵士に殺害されたこの事件で、南北は戦争の一歩手 前まで行った。
しかし南には米軍の核兵器が千個もあるのに、 北には一つもない。
これではとても南には対抗できない、と金 親子は危機意識を持った。  
ところがソ連はブレジネフ書記長の時までは、北の核開発を 許さなかった。
北朝鮮が核を持ったら、南北間の軍事的均衡が 壊れ、ひいては米ソの緊張も高まる、という恐れからだった。
「70年代を祖国統一の元年にする」ことをモットーとしてい た金日成はブレジネフの姿勢に激昂していた。
 82年に登場したアンドロポフ書記長は、レーガンの軍備拡 張に対抗すべく、
「あらゆる手段と方法を動員し、朝鮮民主主 義人民共和国の宿願である統一を支援する」として、
北朝鮮に 対する核開発援助に乗り出し、70人におよぶ核技術者を送り 込んだ。[1,p302-325]
■3.核兵器はすでに完成した
■  北朝鮮は1985年12月に核拡散防止条約(NPT)に調印し、 ソ連から研究用小型原子炉二基を供給され、
さらにプルトニウ ム生産のための核再処理工場の建設を開始した。  
93年3月、IAEA(国際原子力機関)は特別査察で、プ ルトニウムの組成、量で北朝鮮の報告とは
「著しい相違」(I AEA)を見つけたため、寧辺近郊にある二つの核廃棄物貯蔵 施設への特別査察を求めた。
北朝鮮はこれを拒否し、NPT脱 退を決定した。  
この頃、康明道は、寧辺の核施設を担当している国家保衛部 の責任者から、「核兵器はすでに完成した。
問題は、この局面 をどのようにしのいで、目標の20個を作るかにかかっている。 」との話を聞いている。  
同じく93年5月、北朝鮮は射程1千キロのノドン1号を日 本海に向けて発射し、成功。
冒頭で紹介したように、康明道が 「ノドン1号の開発が完了した」と聞いたのは、この4ヶ月前 にあたる。
日本の国土の大半が射程距離に入った。
■4.米国クリントン政権の宥和政策
■  93年6月からのアメリカとの交渉で、NPT脱退は一応凍 結されたが、北朝鮮は94年3月、
IAEA代表による寧辺の 核施設の査察を拒否、入国差し止めや国連代表達の身柄を拘束 するなど、暴挙に出た。  
3月19日には板門店での南北対話実務者レベル会議の席上 で、北朝鮮代表が「ここ(板門店)からソウルは遠くない。
ソ ウルは火の海になるだろう」と発言し、南北会談は決裂した。  
国連での経済制裁決議採択は時間の問題とみられていたが、 北朝鮮外務省高官は、
「もし日本が国連の対北朝鮮経済制裁に 参加したら、日本にははかり知れない災害がおよぶだろう」と 恫喝した。  
米国クリントン政権は宥和政策をとることを決定し、94年 10月北朝鮮との「合意枠組み」に到達した。
黒鉛減速型原子 炉と関連施設の活動の凍結、将来の解体と引き替えに、KED O(朝鮮半島エネルギー開発機構)
を設立しての50億ドル以 上と言われる軽水炉建設の資金援助、
その完成までのアメリカ による毎年50万トンの重油供与、さらに人道的米援助を約束 した。
50億ドルのうち、10億ドルは日本が負担する。  
クリントン政権は、ヒットラーに対して宥和政策で増長させ、
かえって第2次大戦を招いたイギリスのチェンバレン首相にな ぞらえて、
共和党などから「現代のチェンバレン」と批判され た。
■5.オルブライト国務長官のうそ
■  98年4月、米国国防情報局(DIA)は、北朝鮮の核開発 が依然として進められていることを極秘報告書にまとめた。
そ れによると金倉里と泰川に秘密地下施設が作られ、ミサイル搭 載用の核兵器の開発・生産が行なわれている。  
DIAは、韓国軍情報機関が金倉里から持ち出した土と水を 分析し、プルトニウムの痕跡を検出した。
また偵察衛星により 起爆装置の実験が少なくとも3回は成功したこと、および、
反 応炉の防護壁用の部材が移送されている事を掴んでいる。 [2,p42-84]  
しかし、米国国務省は、北朝鮮で核開発が続けられているこ とを認めたがらない。
宥和政策による「合意枠組み」が失敗で あった事が明らかになってしまうからだ。  
98年7月、オルブライト国務長官は上院の財政委員会で、
合意のおかげで「北朝鮮の危険な核兵器開発は凍結された」と 語った。
それまでにオルブライトは何度も、議会で同様の発言 をしていた。[3,p164]  
8月、北朝鮮の核開発が続いているとのDIAのブリーフィ ングを受けて、怒った上院議員たちが問いつめると、
オルブラ イトは、自分も7月までは知らなかった、と答えた。
そこにD IAのヒューズ局長が「国務長官、それは正しくありません。 」と割って入った。
DIAは1年半も前から、この情報をオル ブライトに届けていたのだ。オルブライトは口をつぐんだ。  
金倉里の地下施設への米国調査団の立ち入り調査は、99年 5月に行われたが、
「施設全体は未完成で、地下には空の巨大 なトンネルしかなかった」として、国務省はシロの判定を下し た。  
しかし、疑惑発覚後9ヶ月も経っており、核開発疑惑につな がるような建造物があったとしても、
この間にすべて撤去でき たはず、と言われている。
また監視カメラの設置や土壌、水の サンプル採取なども行われず、
プルトニウムの抽出を行ってい るといわれる泰川は対象から外された。
北朝鮮はこの調査の見 返りとして60万トンの食糧支援をアメリカから受け取った。
■6.日本や米国に向けた核の砲口
■  98年8月31日、北朝鮮は三段式のテポドン改良型ロケッ トを打ち上げた。
第一弾は日本海に、第二弾は日本上空を越え て太平洋三陸沖に、第三弾はアラスカ沖、射程6千キロの海上 に到達した。
旧ソ連の軍事技術者約200人が協力したと伝え られている。[a]  
DIAの報告書は次のように結論づけている。 ・
核燃料物質を長距離ミサイルの弾頭に装着し、核弾頭 を実戦配備するまでに、3年はかからないであろう。 ・
北朝鮮はこのほかにも、生物・化学兵器の開発を進め ており、KEDO発足後もこれらの計画は進行中であ る。 ・
このまま北朝鮮を放置した場合、21世紀初頭には、
世界第五位の軍事大国が日本や米国に核の砲口を向け ることになり、東アジア情勢は激変する。
われわれは なんとしてもこうした事態を食い止めなければならな い。  
ソ連が崩壊し、中国が解放政策に転じているのに、北朝鮮の みが独裁権力世襲に成功し、大国アメリカを引きずり回して、
軽水炉建設援助や食料支援まで得ているのは、金正日の核武装 戦略の"偉大な"成功と言える。
何よりも対北朝鮮外交の失敗を 認めたくないクリントン政権を共犯関係にひきずり込んだのは、 天才的な手腕であった。
この間、自国民が毎年100万人以上 も餓死していていても、金正日の権力維持にとっては大した問 題ではないようだ。[b]
■7.もう一人の共犯者
■  実は、北朝鮮の共犯者はもう一人いる。ソ連崩壊後、後ろ盾 を失った北朝鮮がなぜ核開発やミサイル開発を続けてこられた か。
日本からの資金と技術によってである。  
93年12月28日、羽田外相(当時)は、日本記者クラブ での会見で、内閣調査室から、
朝鮮総連からの送金は年間20 00億円規模という報告を受けている、と語った。
当時の闇レ ートでは、1500億ウォンとなる。
90年の北朝鮮国家予算 350億ウォンの4倍以上である。  
朝鮮総連はなぜこれほど巨額の資金を作り出せたのか。
脱税 行為である。朝鮮商工会は、在日朝鮮人に代わって、税務署と の交渉を担当し、
強硬な手段で浮かせた税金の一部を手数料と して受け取った。
その額は、少ない時で一件2,3百万、多い ときは数千万という。
93年に商工会は、所得税等3万6千件、 法人税5500件の交渉を"解決"したという。[4,p100-115]  
しかし、バブル崩壊後は、総連系商工人も打撃を受け、脱税 しようにも利益そのものが減少してしまった。
かわりの手段が、 朝鮮総連関連の土地・建物を担保に、実勢価格以上の不正融資 を行い、送金額をひねり出すという手だ。  
不良債権で99年に経営破綻した朝銀大阪には、不正送金の 疑惑が未解決のまま、3100億円の公的資金が投入された。
さらに13の朝銀信用組合が破綻し、合計1兆円もの血税が投 入される気配で、国会でも問題になっている。[5]
■8.ハイテク部品の70%は日本製
■  北朝鮮でミサイルのハイテク部品の購入を担当していた金秀 幸(キムスヘン)が、韓国に亡命して語った所では、
北朝鮮の 弾道ミサイルに使用されているハイテク部品の「70%は日本 のもの」だという。  
99年2月22日、参議院予算委員会の総括質問で鴻池祥肇 参議員議員は、政府に次のように質した。  
ICチップは三菱電機、日立、日本電気、大手電機メー カーから部品をすべて購入した。
特殊金属分析装置は清水 工業、センサー関係は京セラから購入した。
ノドンもテポ ドンも北朝鮮のものは電気と水だけであると豪語している ようです。
こういったことを把握しておられますか?  
警察庁警備局長は、そのような報道は承知しており、北朝鮮 への物資、技術等の不正な輸出に重大な関心を有している、と 答えた。
ちなみに、パキスタンのミサイル実験でも、北朝鮮を 通じて、日本製部品が大量に使われた。
これがインドとの核実 験競争の引き金になった。[6,118-120]  
同じく韓国に亡命した林永宣・元北朝鮮軍事建設局中尉の証 言では、建設工事に使う重量車も、80%は日産、日野、いす ずなどの日本製であり、
部品が故障すれば、その写真と部品番 号をFAXで朝鮮総連に連絡すれば、1ヶ月で定期船・万景峰 号に乗せて届けられるという。[4,p357-359]
■9.チェンバレンとペイラントの責任は?
■ 「ペイラントの自由」という言葉がある。ペイラントはオラン ダ商人で同胞がスペインに対して独立戦争を戦っているのに、
「商売は自由」と主張して、敵国スペインに大量の武器弾薬を 売って大儲けした。  
上記の日本メーカーが北朝鮮と知りつつ、ハイテク部品や車 両を売っているわけではないが、
国全体としては、核ミサイル で恫喝している相手に、わざわざその資金を与え、部品を買わ せているということになる。  
金正日政権という狂犬は、「現代のチェンバレン」クリント ン政権によって国際社会の目から隠されている間に、
「現代の ペイラント」日本が餌を与えて育ててしまった。
国際社会に対 して、その責任はどうとるのか?
■リンク
■ a. JOG(052) 今、そこにある危機  
北朝鮮のミサイル発射で、朝日の主張する「冷静さ」「慎重さ」とは?
b. JOG(072) 温室の隣の飢餓地獄
人口2300万人の北朝鮮で、すでに3百万人の国民が餓死、 病死したと推定されている。
c. JOG(087) 北朝鮮工作船を逃がした理由  
国内法に縛られて手が出せない自衛隊を後目に北朝鮮工作船は ゆうゆうと逃亡した。
■参考
■(お勧め度、★★★★:必読〜★:専門家向け)
1. 「北朝鮮の最高機密」★★、康明道、文春文庫、H10.11
2. 「暴走する国家北朝鮮」★★、西岡力、徳間文庫、H11.7
3. 「誰がテポドン開発を許したか」
★、ビル・ガーツ、文芸春秋、 H11.11
4. 「闇に挑む!」★★★、西岡力、徳間文庫、H10.9
5. 「朝銀信組を検査 「北」に不正送金の疑いも 13都県、不良   債権実態解明へ」、産経新聞、H11.08.29
6. 「北朝鮮の『今』がわかる本」★★、佐藤勝巳、三笠書房、H11.8


■2.温室の隣の飢餓地獄■  
この子たちが、東の隣国・日本に生まれていたら、この正月には 数万円のお年玉をもらい(北朝鮮のある鉱山労働者の月給は390 0円)、
こたつに入って、「お節料理なんかいやだ、ピザを食べた い」などとわがままを言っていたであろう。  
何の罪もない子供たちが、北朝鮮に生まれたというだけで、なぜ このような悲惨な目に遭わねばならないのか。  
日本という温室のすぐ横、北朝鮮ではすさまじい飢餓地獄が広が っていると、本講座でもレポートしたが[1]、
最近ようやく、その 実状が映像や証言として世界に報道され始めた。  
前節で紹介した映像は、北朝鮮から中国へ脱出した青年が、決死 の覚悟で祖国に戻り、こうした惨状をビデオで隠し撮りしてきたも のだ。
その一部はテレビで放映され、また雑誌[2]や、インターネ ット[3]でも、公開された。


■6.援助食料はどこへ?■  

平成7年にわが国は50万トンの食料援助を行った。その後、日 本人拉致疑惑が浮上し[5]、
わが国は援助を中止しているが、国連 等は継続している。
その食料はどこへ行っているのか? 
上記3で 紹介した朝鮮系中国人は次のように語っている。[4,p109]  
国際支援といえば、私は2回も赤十字から送られた穀物袋を 見た。
誰でも見ることができた。政府倉庫2棟をぎっしり満た しているのが、通りからすっかり見えた。  
私は兄(北朝鮮国籍)に、どうして食料が配給されないのか と聞いたが、彼は食料配給という話はまったく聞いたことがな いと言った。
家族はもちろん、彼らの隣人と友達たちも、全く 聞いたことがないと言った。  
ならば、その支援食料はどこに行くのか? 
その食料の一部 は戦争準備のために備蓄され、一部は高位官吏と指導級人士た ちが市場で他の品物と交換するため、
商売目的で使われ、また 一部は彼らの自己消費のために使われ、残りのごく一部が国際 機構の目を欺くために住人たちに配給されるのだろう。
そして また、一部は友邦国の武器と交換された穀物もあると聞いてい る。  
もう一人、北朝鮮の親類を訪れた中国の教授も同様の証言をして いる。[4,p107]
国際支援だって? 私の従兄弟の話では、97年のいつだっ たか、
当局が絶対に手をつけるなと命令しながら食糧配給をく れた事があったが、
外国人たちが、住民たちに食糧配給がきち んとなされたか確認しに来て帰るや否や、
当局は再び穀物袋に 集めて行ったきり、援助に関した話は二度と出たことがないと 言った。

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■7.良い生活をする上層部■

 いったい北朝鮮政府は何をしているのだろうか? カナダ国籍を
持つ韓国人で、北朝鮮を訪問した歯科医は次のように語っている。
[4,p106]

 今、北朝鮮で最も良い生活をしているのは官吏たちである。

府当局者と軍の指導層には何の問題もない。海岸で海水浴をした
り、冬にはスケートをしている彼らの姿を見ることができる。

 残りの住民たちの中でも、中国や日本に家族がいる人々は思い
通りに暮らしている。親戚の助けで商売ができるようになり、何
とかやって行けるのだ。多くの中国人たちも北朝鮮との交易で金
持ちになって行った。物々交換が交易の主要形態である。女性や
子供も対象になる。二万元から4万元で結婚前の処女を売る人身
売買も中国には存在する。

 その他、次のような情報統制や強制により、国民を圧制下に置い
ているようだ。

 彼ら(北朝鮮政府)は住民たちに、中国やロシアや韓国でも状
況は(北朝鮮)よりも悪く、従って北朝鮮はさほど悪い状況では
ないと言い聞かせている。[4,p106]

 北朝鮮当局は、戦争準備だという口実で住民たちを最大限引き
止めようとしている。抗日運動の歴史的逸話を思い出させると同
時に、住民たちにより強くなれ、もっと忍耐しろと強制し、苦痛
を押し付けている。住民動員、軍事訓練は40日間も続けられた。
[4,p111]

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■8.隣人としての責任は?■

 北朝鮮に対しては、米国を中心に「太陽政策」がとられている。
イソップ物語の「北風と太陽」の寓話から、旅人にコートを脱がせ
るには、冷たい北風よりも、温かい太陽を用いるべきだと言う。こ
の比喩が不適切極まりない事を、西岡力「現代コリア」編集長は次のように説く。

 コートを着ている旅人が、一体何者なのかを考えなければならない。
彼は常習強盗殺人犯で、現在も次の犯行の機会を狙っている。
そのような男に太陽のような誠意を尽くす、たとえば、金を
貸してやれば、次の犯行のためにナイフか拳銃を買う可能性が高い。[6,p175]

 このたとえを延長すれば、この強盗殺人犯は家に帰れば、妻や子を
虐待し、飢え死にさせつつある、という事になろう。

 米、中、韓、そして我が国の太陽政策は、この極悪人と事を構え
るのを恐れるがために、まあまあと、金をやってなだめているのと
同じ事なのではないか。そうしている間にも、北朝鮮の人々は、
刻々といのちを失っていく。

[参考]
1. JOG(55) 北朝鮮、管理された飢餓地獄
2. SAPIO、小学館、H11.2.3
3. 救え、北朝鮮の民衆/緊急行動ネットワーク
4. 国境なき医師団の「悲しい報告」全文、正論、H11.2
5. JOG(31) 北朝鮮に拉致された日本人少女

[その他北朝鮮関連]
JOG(8) 進歩派知識人による北朝鮮賛美の言論責任
JOG(56) 日本統治下での国土開発


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「北、飢餓のあまり人肉まで売買」

拉致

 朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)は飢餓が深刻化し、闇市で人肉の売買まで行われていると、
香港の太陽報など中国圏のマスコミが、脱北者報告書の話として3日報じた。

 同マスコミは、5年前中国で結成されたとされる「朝鮮難民援助基金会議」の報告書を信用し、
「通常、埋葬されて間もない遺体を掘り出したり、子供を拉致して殺害し、人肉を販売している」とした。
また、北朝鮮当局は「一罰百戒」として、人肉売買者らを公開処刑に処しているとした。

 最近公開されたこの報告書には、約200人の脱北難民の証言が収録されていると、同マスコミは伝えた。

 ある脱北者はこの報告書で、「北朝鮮では肉類が余りにも不足している上、高く、少数の特権層しか食べれない。
人々は闇市で人肉を販売していることをみな知っている。公の場で言わないだけだ」とした。 

 またこの脱北者は、「他の動物の脂肪は円形で固まるが、人間の脂肪はダイアモンドの形で固まる」とし、
「北朝鮮でもし今夜死体が埋められるとすれば、翌朝になる前に人肉として売り渡されるだろう」と話したと、同マスコミは伝えた。

 また、他の脱北者(54歳)は自分の孫2人が、ある日、商店街の付近で行方不明になったが、後で警察がその商店から孫たちの手と足を発見したと証言した。
商店街の店主は警察の調べに対し、「子供たちに食べ物をあげると言って誘引し、殺害した」と供述し、処刑されたと、この脱北者は伝えた。

北京=呂始東(シ・ド




水害


 [ソウル 18日 ロイター] 
韓国の政府系シンクタンク、韓国農村経済研究院(KREI)は18日、
大規模な洪水に見舞われた北朝鮮が飢饉(ききん)に陥る可能性があるとの見方を示した。

 KREIは論文で「北朝鮮の食糧備蓄はほぼ底をついており、安定供給のための非常手段が取られない限り、
来年には1990年代後半と似た状況になる可能性がある」と指摘している。

 北朝鮮では1990年代後半、洪水や干ばつに加え、農業部門の失策により食糧不足が発生し、
人口の最大10%が死亡したとの推計も出されている。

 KREIは、北朝鮮が約140万トンの食糧不足になると予測。洪水による
農業部門の被害額は2億7500万ドル(約316億円)を超えるとの見方を示した。

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マータンさん
北朝鮮 元気がないです。BDAのカネは入らない。日本はまったく
言うことを聞かない。お金もエサもやらない。
ヒルはアルツハイマーで近く召還されます。
頼みの金剛山 橋はおちるし、ケソン工業団地は摘発される、
お友達のノウムヒョンも死体化です。
これで元気になれますか?

ただし 不幸中の幸いなのですがピョンャンでは水不足は解消されました、
道路から 家の軒先まで水は保存 貯蔵しました。
さすが朝鮮人 生活の知恵です。水さえあれば人間1ヶ月くらい生きられます。
その後はどうなるか?  知るか!






















収容所

















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■3.抱き合いながら凍死していた七人の子供たち■  

体験談の方は、フランスに本部を置く「国境なき医師団」が、北 朝鮮から中国へ脱出した人々、
中国からの北朝鮮への訪問者の証言 をまとめ、ヨーロッパの有力紙に発表したものである[4]。
中立的 な民間の人道的機関がまとめたものだけに、信頼性が高い。 ・
北朝鮮の親類に食料を持っていった朝鮮系中国人の証言[4,p110]  
餓えた人々は力なく道端に座っていたり横になっていた。
大 部分の子供たちは非常に痩せ細り、皮膚がドス黒くなり、あち こち傷ついたまま、服らしいものはみにつけていない。(中 略)  
道端には死体があった。飢えと寒さのためである。服はほと んど着ておらず、靴下もなく、靴はもちろんない。
この一月、 新義州に行ったとき七人の子供たちが凍死したのをこの目で見 た。
その子供たちは(寒さ)から避ける所がなく、豚小屋で凍 え死んでいた。
ほとんど半裸の状態で、互いに抱き合い暖めあ いながら、夜中に凍死したのだ。

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■4.見捨てられた子供たちの命は■ ・
中国に脱出した18歳の女子の証言[4,p108]  
3年前父が飢えで死に、その後しばらくして母さえも病気で 亡くなりました。
姉の二人の子供たち(1歳と4歳)も飢餓に 苦しんで順番に命を失いました。
父母が亡くなるや、私は二人 の兄弟を食べさせるために集団農場で働き始めましたが、
食べ ていくことすら満足にできませんでした。  
生活はとても苦しかった。私たちは草と木の根を掘って食べ ました。
その上、父母がなく、見捨てられた子供たちの命は本 当に危険になりだした。
彼らを哀れに思わないのは勿論のこと、 捕らえて食べる対象にしました。
近所の人々は、誰も世話して くれない孤児を捕らえて殺し、塩を振り掛けて食べました。

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■1.泥水を呑み、ゴミを拾って食べる浮浪児たち■  
いたいけな少女が、どぶから赤いコップで、泥水を汲んで呑もう としている。
10歳と説明があるが、どう見ても、5、6歳にしか 見えない。  
別の少女は、地面に落ちたクルミの皮のようなものを拾っている。
半袖の薄いシャツに汚れたトレパン。泥まみれの素足。  
飢餓のために、両親を亡くすか、家族とはぐれてしまった孤児た ちだという。
周囲の大人たちも、浮浪児にかまっている余裕はない。
多く孤児たちは、この冬を越せずに、餓死や凍死の運命が待ってい る。
人口2300万人の北朝鮮で、こうした子供たちを含め、すで に3百万人の国民が餓死、病死したと推定されている。

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■5.何日も汽車を待ちながら、駅舎で死んでいく■ ・

中国への脱出に成功した18歳の少年の証言[4,p102]  
多くの北朝鮮人たちが数年前から国境を越えて来ているが、 94年以後、状況は急速に悪化している。(中略)  
窓ガラスが全部割れた汽車が、とてもまれに運行され、常に 満員である。・・・
汽車の手すりにでも乗ろうとすれば、乗務 員と機関士、そして先に乗った人々にタバコを何本かやらなく てはならない。
またある人々は汽車の屋根に乗って旅行したり する。
しかし、これ以外の大部分の人々は乗れないまま、何日 も待ちながら駅前で死んでいく。・・・  
毎朝十余人の老人と子供たちの死体を駅舎から片付け出さな ければならにので、駅舎を閉鎖してしまった。
今は、駅舎の外 で死んでいく。



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