18DDHの敵
平成18年度に予算化される予定のDD (汎用護衛艦, 「D」は「Destroyer [:駆逐艦]」 の「D」)である。
ただ、16DDH の 2番艦が当初 17DDH となるところが、
一年予算化が 遅らされ 18DDH となったため、本艦の平成18年度予算化は難しいとされる。
完全新設計となる汎用護衛艦である。



1番艦 ひゅうがは進水 現在18DDH 2番艦が建造中である。

2番艦は平成18年(2006年)度予算で建造されるため18DDH(ひとはちディーディーエイチ)とも呼ばれる。
建造は両艦ともアイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド横浜工場。

18DDH (Wikipedia)
『13500トン型護衛艦』より : 13500トン型護衛艦(- がたごえいかん)は海上自衛隊が取得中の新型護衛艦。
1番艦は2004年 平成16年度予算で建造が行われるヘリコプター搭載護衛艦(DDH)であるため16DDH(ひとろくでぃーでぃーえいち)、
2番艦は平成18年度予算で建造されるため18DDHとも呼ばれる。1番艦の就役は2008年頃の予定である。
名目上護衛艦とはされているが、実質的にヘリ空母である。
V/STOL機を運用出来る「軽空母」に改造可能ではないかという批判もあるが、
それには莫大な予算が必要であり、国民の理解が得られていない現状では事実上不可能である。
現在海上自衛隊が運用しているはるな型護衛艦は1番艦「はるな」の就役が1973年であり老朽化して来ている為、代艦となるDDHが必要とされた。
2000年の中期防閣議決定時に発表された予想図では、従来までのDDHと同様に艦橋構造物で前後の甲板を分断する船型が取られ、
艦橋の前後にヘリコプター甲板を持つ形状となっていた。
もっとも、この当初の予想図ではマストや煙突などが艦橋構造物の右弦に寄せられ、
左舷の側には前後の発着甲板を行き来できる大型のシャッターや不釣合いなまでに大きな艦橋が置かれているだけで、
いわゆる空母のような全通甲板型に計画変更する事は十分意図されていたようである。
そして2003年には、大方の関係者や評論家、あるいはマニアの予想通り、ヘリコプターの同時運用能力を高める為という理由で
全通甲板型の船型へと改められた予想図が発表されている。


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このように韓国の領海は日本の10分の1である。
日本に対抗するのは勘違いであろう。

16DDH の敵
韓国海軍 独島艦

大型揚陸艦「独島艦」


韓国、“多目的空母”「独島」を建造 海自の「おおすみ」より大型

の強襲揚陸艦(LPX)を進水させるそうです。排水量が1万3千トンということですが、通常満載排水量で表すのが常ですから、
海自の基準排水量8千9百トンの「おおすみ」級とあまり変わらないんじゃないではないでしょうか。
 しかも名前が「独島」だって。韓国人も悪い冗談が好きなようです。我が方も強襲揚陸艦「仁川」とか就航させたらどうでしょうか。

 もっとも近年、装甲車や戦闘機、練習機など軍備に関しては韓国の方が我が国より、合理的に開発調達を行っている気がします。
一つには、経済危機もあり、業界が再編成されたことも大きいのでしょう。 

 「おおすみ」なんぞ、海自のアホウが初めに全通甲板あり、でつくった強襲揚陸艦もどきで、コストパフォーマンスが悪すぎます。
「おおすみ」に求められる機能であれば、全通甲板もアイランド型甲板も必用ありません。せめて、
せめてもう少し大型のエレベーターを艦橋後方にもってきて、ヘリの格納ができればまだよかったのですが。

 飛行甲板にヘリを固定して輸送すれば、そりゃ塩水モロに被って、再整備しないと飛び立ちませんよ。
 それの欠点が如実に現れたのが、先のインドネシア沖津波に際しての災害派遣。現地に着いてからへりが稼働するまで三日もかかっています。
 はじめから戦争するつもりがないという設計がミエミエです。因みの「独島」は海兵隊一個大隊、ないしヘリ一五機、戦車70両が搭載可能だそうです。
 我が海軍が次につくるのが、自称ヘリコプター護衛艦なるヘリ巡洋艦(海外で散々冷やかされるんだな、アレ)。
 いまだに、税金、所詮は人のカネ。後は野となれ山となれ。という気分が抜けていないようで心配です。





なぜ 独島なんだ?








なぜ 独島なんだ?

本当に、隣の国は何を考えているのだがわからない。
韓国は、新型の揚陸艦「独島艦」を進水させたという。
写真もネットで出回っているから、ご覧になった方も多いだろう。
最近流行の、平甲板型の揚陸艦である。
海上自衛隊の「おおすみ」型もそうだが、こいつらはシルエットこそ平甲板で空母的であるが、決して空母ではない。
なぜなら、艦載機を格納できる格納庫を持っていないからだ。
ヘリ甲板はあくまで陸上基地や他の艦から発進したヘリを一時的に着艦させる為の物にすぎないのだ。

それはともかく、本当に一体何を考えて韓国海軍はこんな船を進水させて、あまつさえ「独島」などと名付けたのか。
この辺、盧武鉉大統領の進水式における発言を聞いているとある程度推察出来る。
曰く、「国民の独島(竹島)に対する愛着を深めるため」であり、「独島艦は自主国防の意志と世界最高の造船技術が成し遂げた成果」だそうだ。
他国の領土を火事場泥棒で分捕って名前付けて愛着も無いもんだが……
「自主防衛の意志」で日本に喧嘩売るってコトは、日本は「防衛」行動が発生する対象と言う理解でよろしいか?
例えるなら、日本が「おおすみ」型の名前に「真珠湾」とかつけた日には一体何が起こるか分かったもんではないが、
つまりそういう実に恐ろしいマネをしたという自覚はあるのだろうか?
たぶん無いだろうけど。

で、この独島艦、なんでも、戦車10両を含む多数の先頭車両を搭載できるそうだが……
真っ先に疑問なのは、一体この船どこで使うのだ?
独島艦、ええい、腹立つし変換しづらいから以降はLPXで統一するけど、
要するに強襲揚陸艦が役に立つ浜辺が断崖を主体とする朝鮮半島にどれだけあるのだろうか?
朝鮮戦争時に上陸作戦で名をはせた朝鮮半島の地名と言えば仁河(インチョン)だが、それでは名前としていけなかったのか?
#朝鮮戦争はあまり詳しくないが、仁河上陸作戦は朝鮮戦争の逆転のきっかけであり、これくらい揚陸艦にふさわしい名前もないと思うが。
#まぁ、一番簡単な理由として、「北朝鮮を刺激するからダメ」なのだろう。
#北ベッタリの現韓国政権だったら、北の将軍様の機嫌を損ねるよりは、日本に喧嘩売ってついでに国内に人気取りした方が得だと判断したのだろう。
韓国海軍はこの船を計3隻所有するつもりらしいが……
搭載するヘリも無いし、話によるとLCACというホバー式揚陸艇も現時点で無いそうだ。
まぁ、進水したとはいえ艤装も済んでないし、実用化はもう少し後だろうから、それまでに調達出来ればいいのかもしれないけど。
写真を見た限りでは乾舷高い割に喫水が猛烈に浅く見えるけど、あんな物なのだろうか?
韓国自前の駆逐艦KDX-1シリーズは、海上自衛隊で言う「はつゆき」型の船体に「たかなみ」型に匹敵する武装を詰め込んだ為猛烈なトップヘビーで操艦性最悪らしいが。
#KDX-1は波高5mの波にもまれたせいで船体に亀裂が入ってエライ事になっているらしい。
#第四艦隊事件じゃないんだから……あれだって史上まれにみる台風の直撃だし。
それと、韓国海軍に共通する特徴として、対潜兵装が異常に貧弱な事が上げられるが、LPXもご多分に漏れないらしい。
何でも、PLXは揚陸艦としてだけでなく、艦隊指揮艦としての機能も充実しているそうだが、足が遅くて兵装も貧弱な艦が旗艦でいいのかね?
対空は、韓国ご自慢のKDX-3型イージス艦がそのうち戦力化されるらしいから、それでしのぐとしても、対潜兵装の貧弱な韓国海軍は潜水艦のいい的だぞ。
そうでなくても日本海(まちがっても東海ではない)は潜水艦銀座なのに。
まぁ、「内海海軍」の韓国海軍だからしょうがないか。
そう、韓国海軍はPLXを含む昨今の戦力増強でbrown water navy(沿海海軍)からblue water navy(大洋海軍)への脱却をはかっている、というのが大筋の見方だ。
とはいえ、海軍らしい海軍を持ったことのない韓国に果たしてどこまで、いや、いつになったら諸外国が認める海軍が持てることやら。
まぁ、彼らがやっきになるのも無理はない。





海軍初の大型輸送艦「独島艦」が前線に

韓米連合上陸訓練に初めて投入

 今月14日午後1時47分、東海岸の浦項沖合い。韓米海軍・海兵隊が11日から7日間の日程で慶北浦項周辺海域にて連合上陸訓練を開始した。

 海岸への上陸13分前。陸地からおよそ4キロ離れた独島艦には緊張が走った。
韓米連合上陸軍司令官のイ・チウィ(海軍士官学校32期)海兵隊副司令官(少将)が「突撃!」と叫んだ。
続いて2時ちょうどに、タッチダウン(海岸上陸)を目標に海上で待機していた韓米連合軍の上陸用装甲車77台が一斉に陸地に向かって突進した。

 海岸では、5000トン級韓国型駆逐艦の文武大王艦など韓国軍戦闘艦の127ミリ口径艦砲を1300発発射した場合に砲弾が陸地で爆発する状況を想定し、
予め砂浜に隠してあった爆弾が爆発した。火柱と煙が立ち上ると同時に仮想敵軍の戦車砲や機関銃が火を噴き、
その振動は海岸に向かうため装甲車に乗り移った記者にまで伝わった。

 今回の作戦は、韓国軍が上陸作戦全般の総指揮を行う最初の韓米連合上陸訓練であると同時に、
韓国初の大型上陸艦である1万4000トン級独島艦が初登場した訓練でもある。


これは日本のこんごう あたごに対抗して建造された。



韓国のイージス艦

世界最高水準の軍事作戦遂行能力を取り揃えた韓国型イージス駆逐艦(KDX―V)の
1番艦の「世宗大王」艦が25日、蔚山(ウルサン)現代(ヒョンデ)重工業で進水された。
盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は同日、進水式に参加して、
「今日は我が海軍が世界最高性能の船を持つようになった日」だと述べた。
これで韓国は、米国、日本、スペイン、ノルウェーに続いて世界で5番目のイージス艦保有国になり、
大洋海軍に成長する土台を整えた。
世宗大王艦は、最大1000キロ離れている敵の航空機900台余りを同時に見つけて
追撃できる最先端イージスレーダーと最大射距離が150キロに達する艦対空ミサイルをはじめ、
128発の各種中距離ミサイル、5インチの艦砲などを装着している。







イージス艦は、強力なレーダーで敵航空機やミサイルを数百キロ以上離れた場所から発見、
迎撃することが可能な現代戦の寵児(ちょうじ)であり、「夢の艦艇」と呼ばれている。
航空母艦のように数十機の戦闘機を搭載できるわけではないが、現存する艦艇の中で最も強力な防御能力を有している。
また、地上の目標物を攻撃可能なクルーズ(巡航)ミサイルを装備すれば、恐るべき攻撃用兵器に様変わりする。

 ところで、今回韓国がイージス艦を保有すれば、米国、日本、スペイン、ノルウェーに次ぐ世界で5番目のイージス艦保有国となる。
その上、韓国が保有するイージス艦は、米国を除けば世界で最も強力な性能を有している。
現代重工業で2004年9月に建造に着手、2年8カ月ぶりにその雄志を現わす世宗大王艦の大きさは、
米国の主力イージス艦「アーレイバーク」級駆逐艦より10%も大きく、日本の最新型イージス艦「あたご」型ミサイル護衛艦よりも若干大きい。

 さらに艦艇に搭載する兵器は、その大きさ以上に多様かつ強力だ。世宗大王艦には対空用途はもちろん、
対艦ミサイル迎撃や対艦・対潜攻撃にも利用可能な最新型の国産および外国製ミサイル128発が、
計128セルの垂直発射システム(VLS=Vertical Launching System)に搭載される。

 この128セルの垂直発射システムは、米国のアーレイバーク級や日本のあたご型が96セル(ミサイル96発)であるのに比べ、
実に32セルも多い。これは、ほぼ同時に発射できるミサイルの数がそれだけ多いということを意味している。




米から衛星のデータやらん!と言われたそうだが、
衛星無しでご自慢の長距離巡航ミサイルはどう使うつもりかな?

大体の方角へめくら撃ちか?


【ソウル=久保田るり子】韓国は今月25日、初のイージス艦「世宗大王艦」(排水量7650〜1万トン)の
進水式を同国東海岸・浦項の現代重工業造船所で行う。米国、日本、スペイン、ノルウェーに次いで5番目の
イージス艦保有国となる韓国はさらに2隻を建造、海軍力強化、防空能力向上を図る計画だ。
「世宗大王艦」は来年末、韓国海軍に引き渡され、2012年に済州島に完成予定の海軍基地に配備される予定だ。

名君、世宗大王にちなむ

 韓国のイージス艦を保有することへのこだわりは李氏朝鮮を代表する名君、世宗大王の名を付けたことにも
象徴されている。この第1号艦は日本の最新鋭イージス艦「あたご」とほぼ同じつくりで、2004年9月に建造が
開始された。日本のイージス艦の場合、洋上作戦が中心なのに対し、韓国は機動船団の主力艦にすることが
目的のためミサイルが搭載され、対地、対艦攻撃能力が重視されている。

 イージス艦保有の目的について韓国国防省は「洋上航路の安全確保」などを挙げているが、軍事筋は
「日本を含めた周辺国への抑止力と局地紛争への対応」と分析する。特に防空能力で韓国は日本に比べ低いため、
EEZ(排他的経済水域)など洋上での対応能力の向上を目指している。韓国は将来、イージス艦6隻を目指して
いるが、これは「現在イージス艦6隻を保有している日本を意識している」と指摘する専門家もいる。

 また「世宗大王艦」は韓国国産の艦対地巡航ミサイルを搭載するが、こうした作戦に対応する装備を搭載したのは
対北朝鮮有事も想定に入っているためとみられる。

 ただ、イージス・システムの目と耳である軍事衛星からの情報提供(データ・リンク・システム)に関しては
「米国は韓国への提供に同意しなかった」(軍事筋)という。理由は明らかでないが、米韓同盟の弱体化が影響して
いるものとみられている。このため韓国は現在、フランスとのデータ・リンクを調整中とされるが、調整にはかなり
時間がかかりそうというのが専門家の見方だ。




日本は現在「おおすみ型輸送艦」3隻を有し、「16DDH型ヘリ空母」を建造中。
後者も恐らくは3隻〜4隻は建造する事だろう。また既に6隻のイージス艦を有し、
今後も建造・更新していくのは確実。空母を除いた艦艇の戦力は英国を凌いでいる。
予算不足から「独島型強襲揚陸艦」1隻に絞り、一点豪華主義に走った海軍など、
仮想ですら敵ではない。純然たる戦力の差ばかりでは無く、単艦に戦力が集中している
韓国海軍はダメージ分散の点で、イギリスと同様の欠点を抱えている。



・イージスシステムとは「艦隊に迫る脅威を発見・攻撃方法の策定・迎撃まで全自動でやる(迎撃用兵器まで含めた)システム」の事で、
ソ連との冷戦時に空母を守る番犬として作られた。(F-14+フェニックスミサイルと同様に)
>>47の通り艦隊とのデータリンクで情報を共有すれば他艦の武装で迎撃も出来るため、いわば艦隊の脳みそ
とも言える。(LINK 16/JTIDSで情報を共有すればイージスシステム未搭載艦も搭載しているがごとく振舞える、と)

・で、話題の韓国に納入されるイージスシステムには上で出ているように対潜システムはオミットされている。
でどうするのかと言うとタレス(から丸投げされたロックマート)が開発するASWCS-Kを搭載するようだ。
…と言うことはASWCS-Kに覚えこませる各国の潜水艦の音紋(潜水艦のスクリュー音、指紋のように艦ごとに違う)
をゼロからあつめなきゃならない事を意味する。日本は対潜システムから米軍が収集した潜水艦の性能・音紋の
データベースまでもついているんだが…。まあ韓国の場合外洋に出ることはまず無い(他国との合同軍事演習を除く)
から浅海用で十分だと思うが。

・ちなみに米のイージスシステム生産ラインは韓国に引き渡すKDX-Vの3隻で稼働終了し解体され、
そのリソース(人員・機材・予算その他もろもろ)を日米共同開発の次世代イージスに振り替える。
日本の都合(武器輸出三原則等)で、日本の中核部品および技術が使われている兵器は米以外に輸出できないため、
日米共同開発のSM-3や次世代イージスシステムは他国には売ることが出来ない可能性が極めて大きい。
(ペトリオットの次世代対空システムやF-35など、このために共同開発ができなかった…)
よって韓国がイージス艦を6隻作るにはあと3隻分のイージスシステムをどこかから調達しなければならない。
(オーストラリアのイージス艦導入計画では、米の既存イージス艦(退役予定?)からイージスシステムを調達するようだ)




韓国海軍、艦対地巡航ミサイル配備を計画中か(AFP)


韓国海軍、イージス艦「KDX−3」に艦対地巡航ミサイル搭載か

韓国海軍は2008年、現在建造計画中の将来型イージス駆逐艦「KDX−3」に艦対地巡航ミサイルを搭載するという。
搭載される弾頭は30発、射程は500qを超えるとみられる。
韓国軍当局によると、韓国海軍が配備しようとする艦対地巡航ミサイルは、米国製「トマホーク」に類似、洋上の艦艇から内陸の戦略目標を打撃するという。
韓国軍当局は、射程等の詳細を発表していないものの、軍事専門家の一部は、射程500q以上になると指摘。

 中広新聞によると、現在、韓国軍が装備する最も長射程のミサイルは、「玄和」「ATACMS」などの地対地ミサイルで約300q。
韓国軍当局筋によると、韓国海軍は2008年からイージス艦「KDX−3」を初度配備開始、順次増やし3隻にまでしたい意向だという。
イージス艦を現在配備しているのは米国、日本、スペインの3カ国で、日本の海上自衛隊は、
「こんごう」「きりしま」「みょうこう」「ちょうかい」など4隻を配備、さらに北朝鮮の「ノドン」などに備えるため、さらに2隻を予定、
最近では、対テロ特措法に基づき、防衛配備中の4隻全てがインド洋に派遣された。


我が国が25日「夢の艦艇」と呼ばれるイージス駆逐艦を保有するようになったが、これからこの艦を運用する上での障害が少なくないと言う指摘が出ている。
この日、蔚山の現代重工業で進水式が行われて威容を現わしたイージス駆逐艦(KDX-V.7千600t級)は完装費が1兆ウォンに達する高価な先端武器であるがゆえの膨大な運用費のみならず、
高度な熟練度を要求する整備力も必要だからだ。
◇運用維持・補修費用調逹 = 高価な先端装備であればあるほどこれを運用するのに莫大な予算が必要だ。高価な
装備であるだけに部品値段も高い。
現在1隻しかないイージス駆逐艦で装備が故障すれば、他の同型艦の部品を抜いて整備するいわゆる「使いまわし」が
不可能
であり、全て製造国から買って来なければならない。 アメリカの場合、7千600t級
イージス艦1隻を運営するために、年間300億ウォンの運用維持費用を使っていると関係者らは説明する。
米軍とわが軍が補修体系などで差があり、このような規模の予算を投入することは無理だが、相当な費用が必要だということだけは明らかに判る。
海軍や防衛請負業者などが詳しく説明していないが、世宗大王艦を完装するのに使った研究開発コストはおおよそ1千億 ウォンを越えると推測されている。
普通、わが軍が年間装備維持予算で開発コストの4%を策定している慣行を勘案すれば、世宗大王艦の年間装備維持費用は最小でも40億ウォンを上回るという試算が出来る。
他の関係者は「イージス駆逐艦を初めて運用するので装備維持予算が思ったよりたくさん必要となる可能性がある」とし「だが同じ予算を安定的に確保できるようになれば、
イージズ駆逐艦の戦闘力が倍加されるだろう」と主張した。
海軍の高位関係者も「運用維持及び補修などに必要な予算確保が悩み」と話した。
◇装備運営人力の教育・訓練体系 = 海軍予備役中将のAさんは「世界最高の先端技術装備を持つようになったことで、 教育訓練体系の確立が一番急ぐ課題だ」と話す。
イージズ駆逐艦の構成要素のうち、イージス戦闘体系を運営する要員を養成し、訓練する体系を急いで用意しなければ
ならないということだ。先端技術がすべて網羅されたイージス戦闘体系は、アメリカのロッキードマーティンが製作したため、
装備運用要員などは一定期間アメリカの製作会社で教育を受けなければならない。
装備運用要員らが教育訓練を十分に受けることができない場合、高価な先端装備を故障させるか恐ろしくて装備におろそかに近付くことができない可能性もある。
心理的な圧迫が大きければ実際の作戦や戦闘で力量を発揮することができないということは明白だ。
もちろん装備運用要員の教育、訓練体系確立にも莫大な予算が必要だと専門家たちは説明する。
◇イージス艦支援勢力機動力確保 = イージス巡洋艦一隻が動くためには軍需支援、潜水艦、護衛艦などが
追い付くことは必須だ。いくら対艦・対潜・対空防御及び攻撃能力が優秀なイージス艦でも「ワンマン式」では戦闘が大変だからだ。
海軍は世宗大王艦と大型輸送艦である独島艦(1万4千t級)、韓国型駆逐艦(KDX-U)である忠武公李舜臣艦
(4千200t級),1千800t級潜水艦である孫元一艦などで機動艦隊を編成するという計画だ。
世宗大王艦は乗務補助員が300余名と120余機の各種ミサイルとヘリ2台などを搭載し、最大30ノット(時速 55.5km)
の速力を出すことができる。忠武公李舜臣艦の最大速度は29ノット(時速 54q)に世宗大王艦に少し及ぶ事ができない。
現在試運転中の独島艦は最大速力23ノット(時速 43q)で、1千800t級潜水艦の孫元一艦の潜航最大速力は
20ノット(時速 37q)でありイージス駆逐艦が最大速力で航行すれば追い付くことができない。
海軍の一予備役チャン・ソンウンは「イージス艦を支援する海上戦力がイージス艦の機動力に付いて行くのかの問題
も考えて見なければならない時期がきている」と言った。
◇イージス艦一隻が『無敵艦隊』(?) = 韓国国防研究員(KIDA)の一専門家は一隻のイージス駆逐艦が完装した
ことを、あまり言う必要がないと指摘した。
イージス駆逐艦が「打出の小槌」のようにすべてのものを解決してくれると言うより、
今までより海軍の作戦半径が拡がり、民間の造船技術と軍事技術が融合された事にもっと意味があるというのだ。
海軍の他の予備役チャン・ソンウンは「イージス巡洋艦一隻を建造したことは象徴的な意味が大きいが今すぐ何かが
変わるわけではない」とし「現在3隻を購買する計画が連動しており、これからも完装事業が続かなければならない」と言った。
彼は「東・西・南海機動艦隊にそれぞれ2隻ずつ、全部で6隻のイージス艦が必要だ」とし
「52%に過ぎない世宗大王艦の国産化の割合も引き上げなければならない」と主張した。
◇周辺国海軍力と格差は不変 = 日本と中国は海洋紛争に備えた海軍力増強に力を注いでいると言うのが軍事
専門家たちの評価だ。
日本は「1,000海里積極的伝授防衛戦略」を立てて4個の護衛艦体制を維持しており、中国も近海防御で遠距離
前進防御で戦略概念を修正し、遠洋作転移可能な総合艦隊建設を推進しているというのだ。
日本は7千200t級イージス艦4隻を含む大型巡洋戦闘艦53隻を保有している。7千700t級新型イージス艦一隻を
最近完装したのに続き、さらに3隻を追加完装している。ヘリが搭載が可能な1万3千500t級駆逐艦4隻も建造中だ。
これら駆逐艦は有事時には対空防衛艦の役目をすると予想されている。
16隻の潜水艦と97機の対潜哨戒機(P-3)をそれぞれ保有している。
中国も大型巡洋戦闘艦を63隻保有しており、このうち瀋陽級(7千900t級) 最新鋭駆逐艦は4隻だ。
現在蘭州級(7千t級)最新駆逐艦4隻を追加完装している。69隻の潜水艦を保有しているが6千〜8千t級
原子力攻撃潜水艦4隻も建造中である。



世宗大王艦:日米のイージス艦に勝る装備誇る


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港の水深不足〜韓国型イージス艦、
独島有事の際に東海港に停泊出来ない

韓国型イージス艦、独島問題起こっても東海港には停泊することができない?

[クッキー社会] 大洋海軍を夢見る大韓民国海軍。

ノ・ムヒョン大統領の自主国防意志とかみ合って
海軍はイージス艦級艦船である KDX-V(7650t・以下韓国型イジズする)3隻を建造の中だ。

2008年から全力化される韓国型イージス艦は
戚党建造費だけでも 1兆ウォンに達するおびただしい規模。

海軍は長期的に 6隻まで保有する思いを持っている。

しかし問題はこのような
おびただしい金額のお金がかかった韓国型イージス艦
がいざ独島を管轄する 1艦隊(東海)に停泊することができないという点だ。

海軍本部が最近ハンナラ党送り迎えでは議員に提出した資料によると
韓国型イージス艦と同じ大型する情が停泊するためには波止場の平均心配が 10.5mはならなければならないことで現われた。

ところで 1艦隊司令部がある東海港は
平均心配がやっと 9.4m、2艦隊司令部が使用中の平沢港も平均心配が 9.2mに過ぎなかった。

一言で滲むあるが停泊することはできないという話だ。

3艦隊がある鎭海や釜山港は
平均心配 15m利己のため韓国型イージス艦を停泊することができる。
海軍は韓国型イージス艦が 1、2艦隊港に停泊することができないという点を認める。

ただ韓国型イージス艦が
東海港と平沢港に停泊することができない
と言って問題という点は納得することができないという主張だ。

韓国型イージス艦の導入目的が機動艦隊全段を作るためのことで、
主な任務はマラッカ海峡から済州近くまで南方海上交通路を保護することだという説明だ。

海軍関係者は
“1、2艦隊の場合対北防御のための沿岸防御が主眼”と言いながら
“韓国型イージス艦は対北防御よりは交通路保護がもっと大きい任務”と言った。
実際に海軍は韓国型イージス艦の母港を済州で上程していることと知られた。
このために南済州郡安徳面和順港や萎挟港を基地で建設するために意見収斂過程を経っている。


しかしこのような海軍の主張に一部余分の専門家たちは首を傾げる。

最初海軍が韓国型イージス艦することを導入を決めながら話した点と違うというのだ。

導入決定当時、
海軍は韓国型イージス艦を導入目的の中
韓国型ミサイル防禦網(MD)の構築も念頭しておいた。

イジズ探索を通じる艦上要撃を煮こもうと中という話だ。

これは北朝鮮のミサイル挑発などに対して
韓国型イージス艦が西海や東海上でリアルタイムに見張りながら圧するという構想だ。


また日本が独島問題をおいて挑発を続く場合
これをはっきりと牽制することができることも韓国型イージス艦だ。

しかし作戦活動期間が無制限ではない位整備や補給品の供給などは近くの港でするしかない。

したがって母港である済州や鎭海ではない平沢や東海港帰還が不可避だ。
海軍関係者は “1、2艦隊に停泊をすることができないということであって初めから入港ができないということはない”と言いながら
“韓国型イジスハムの場合停泊する目的は武器と油の財宝級なのにこれは外港に泊まりながらもいくらでも可能だ”と言った。

しかし余分の専門家は
“毎度状況が生ずる度に済州にいる韓国型イージス艦を
東海や西海に行かせる場合状況対処が遅くないか”と “イジズは
機動防御用で他の落とし穴は沿岸防御用という発想自体が話にならない”と指摘した。

彼は “海軍が韓国型イジズする 3隻皆を機動全段に配置しようと思ったのではないことで分かっている
と “最初 1隻は東海艦隊、2隻は機動全段に配置するのが望ましい位東海港浚渫が必要だ”と言った。

韓国型イージス艦が
東海港で整備補修をすることだけでも
対北抑止力を充分に発揮することができると説明した。

特に、最近東海岸にアメリカだけでなくロシア、中国、日本などの
潜水艦が持続的に出現する位周辺国に対する牽制も效率的にできるというのだ。
海軍も東海港に韓国型イジズすることを停泊することができたら良いという立場だ。

ただそうするにはあまりにも多いお金をかかって
東海港を浚渫しなければならない問題があるから負担になる。
海軍関係者は “東海港は使ってから 50年近くなった古い港で規模もあまり大きくならない”
と “予算さえ承諾したら野党私たちも東海港に韓国型イージス艦を停泊するように要請するが
それがわがままになるのか”と言った。

政府高位関係者は
“韓国型イージス艦が東海港に停泊するかしないのかは
全面的に軍で判断する問題”と言いながら “もう韓国型イージス艦が建造する前に東海港に停泊することができないということが分かっていたが
それが大きい問題ではないから考慮しなかった”と説明した。

アジア最大の大型揚陸艦「独島艦」進水式へ


軽空母のように大型飛行甲板を持った大型揚陸艦(LPX)第1号「独島艦」が今月12日、進水される。

 独島守護の意志を盛り込み、「独島艦」と命名されるこの艦艇は、今後、上陸作戦のほか、
国連の平和維持活動(PKO)、津波など国際的な災害地での救援活動などにも幅広く活用され、
韓国海軍の新たな歴史のページを開いていく予定だ。

 得に、イージス艦(KDX-V)、韓国型駆逐艦(KDX-U)、潜水艦などで構成される「戦略機動艦隊」を指揮する指揮艦の役目も果たす。
「独島艦」は規模と搭載能力から、アジア地域の揚陸艦中、最大規模を誇る。












【写真】独島艦、市民に初公開



【写真】「独島艦」が試験運転 








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中国 大型揚陸艦、建造へ
中国もおおすみ しまきたに対抗する。 


中国が大型揚陸艦の建造計画を進めている事が、明らかになった。
中国人民解放軍の大きな課題は台湾解放(併合)だが、これまでは中国の渡洋・着上陸作戦能力が、
不足しているため台湾侵攻は、差し迫った懸念ではなかった。
つまり、中国には兵士と物資を台湾海峡をわたって輸送する揚陸艦、上陸用舟艇が不足していたのだ。
 当然、揚陸作戦を空から支援するエアカバーの能力も伴っていなければ、ならない。
中国が計画しているのは一万五千−二万トンクラスの大型艦ということなので、
排水量からすれば自衛隊のおおすみ型輸送艦クラスか、もう少し大型になろうか。
エアクッション型揚陸艇を搭載する点でもおおすみと同じだ。
おそらく、おおすみと同じような一枚の甲板で構成する全通甲板を採用するのではないかと思われるが、
上掲の計画模型を見ると全通甲板では、ないようだ。
 もし、全通甲板ならば、外見上、空母にそっくりなので、周辺国への威圧という点では、大きな効果を持つに違いない。
しかし、上掲の模型を見る限り、全通甲板でなくても、ずいぶん、威圧感は、ありますね。
 中国が大型揚陸艦を数隻程度、持ったぐらいで台湾への侵攻が可能になるわけではないが、
むしろ、尖閣諸島をはじめとする日本の島嶼地域への奇襲上陸の可能性が懸念される。
 日本が警戒を怠りさえしなければ、一〜二万トンクラスの揚陸艦を、やすやすと接岸させることは、
ないだろうが、日本に対する威圧力が、高まることは間違いない。
ただ、平和ボケした日本のサヨクの目を覚ますには、時々、日本沿岸に中国の大型揚陸艦が姿を見せてくれた方が、
中国の真の姿を知る上で、よいのではないかと思うぐらいだ。
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<以下は引用コピー>

■中国 大型揚陸艦、建造へ 台湾有事、離島侵攻想定か(産経新聞)

 中国海軍が大型ヘリコプターや兵員輸送用エアクッション型揚陸艇(ホーバークラフト)を搭載し、
対空ミサイルも装備した大型強襲揚陸艦の建造計画を進めていることが十五日明らかになった。
中国は東シナ海での空軍機による電子情報収集活動や日中中間線付近での海軍艦艇の活動を活発化、
一方で台湾有事を想定した訓練、装備調達も強化していることから、
防衛庁・自衛隊はこの大型強襲揚陸艦計画に強い関心を示している。
 軍事関係者によると、中国海軍が建造を検討しているのは大型ヘリが発着できる飛行甲板を持ち、
艦内にエアクッション型揚陸艇四隻を収納できるスペースがある
一万五千−二万トンクラスの大型艦で、一〇〇ミリ機関砲、対空ミサイルを装備。甲板上の構造物はレーダーにとらえられにくい「ステルス性重視」となる新鋭艦で、中国船舶工業集団公司が作成した同艦の模型写真が英国に本拠を置く「サイノ・ディフェンス・コム」が運営するサイトに掲載された。
 中国海軍は現在、四千八百トンクラスと四千百七十トンクラスの揚陸艦を保有しているが、規模が小さく、ミサイル装備などの対空防御能力がほとんどなく、
戦闘地域での大規模な強襲揚陸作戦向きではなかった。
 防衛庁幹部によると、計画中の大型強襲揚陸艦が就役すると沿岸から遠距離の地点から大規模な兵員、武器を揚陸させる作戦が可能になり、
複雑な地形の上陸地点への作戦も容易になる。
 防衛庁・自衛隊では、「こうした艦艇を保有したいというのは(中国としては)当然だろう。念頭には台湾有事があるだろうが、
南西方面での離島侵攻も警戒する必要があるかもしれない」(防衛庁幹部)と、中国軍の動向を注視している。
自衛隊は南西方面での中国軍による離島侵攻に対抗する「離島防衛」を重視、一月に陸上自衛隊隊員が米海兵隊と米本土で実施した訓練や
二月末から実施された日米共同統合指揮所演習でも「尖閣諸島や石垣島に侵攻した中国軍への対処、防衛」を想定している。
(産経新聞) - 3月16日3時7分更新


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中国 大型揚陸艦、建造へ 台湾有事、離島侵攻想定か」

中国海軍が大型ヘリコプターや兵員輸送用エアクッション型揚陸艇(ホーバークラフト)を
搭載し、対空ミサイルも装備した大型強襲揚陸艦の建造計画を進めていることが十五日
明らかになった。中国は東シナ海での空軍機による電子情報収集活動や日中中間線付近での
海軍艦艇の活動を活発化、一方で台湾有事を想定した訓練、装備調達も強化していることから
、防衛庁・自衛隊はこの大型強襲揚陸艦計画に強い関心を示している。

軍事関係者によると、中国海軍が建造を検討しているのは大型ヘリが発着できる飛行甲板を
持ち、艦内にエアクッション型揚陸艇四隻を収納できるスペースがある一万五千−二万トン
クラスの大型艦で、一〇〇ミリ機関砲、対空ミサイルを装備。甲板上の構造物はレーダーに
とらえられにくい「ステルス性重視」となる新鋭艦で、中国船舶工業集団公司が作成した
同艦の模型写真が英国に本拠を置く「サイノ・ディフェンス・コム」が運営するサイトに
掲載された。

中国海軍は現在、四千八百トンクラスと四千百七十トンクラスの揚陸艦を保有しているが、
規模が小さく、ミサイル装備などの対空防御能力がほとんどなく、戦闘地域での大規模な
強襲揚陸作戦向きではなかった。

防衛庁幹部によると、計画中の大型強襲揚陸艦が就役すると沿岸から遠距離の地点から
大規模な兵員、武器を揚陸させる作戦が可能になり、複雑な地形の上陸地点への作戦も
容易になる。

防衛庁・自衛隊では、「こうした艦艇を保有したいというのは(中国としては)当然だろう。
念頭には台湾有事があるだろうが、南西方面での離島侵攻も警戒する必要があるかもしれない」
(防衛庁幹部)と、中国軍の動向を注視している。自衛隊は南西方面での中国軍による
離島侵攻に対抗する「離島防衛」を重視、一月に陸上自衛隊隊員が米海兵隊と米本土で
実施した訓練や二月末から実施された日米共同統合指揮所演習でも「尖閣諸島や石垣島に
侵攻した中国軍への対処、防衛」を想定している。


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米国は紛争地域に介入する意志を明確に示す場合には、航空母艦をよく活用する。
中東の情勢や韓半島の情勢が緊迫すると、空母を当該地域に派遣するのだ。
米国のひとつの空母戦闘団は、空母のほかに巡洋艦と駆逐艦7〜8隻をはじめ、航空機70〜80機、潜水艦などで構成される。
小さな国の全軍事力なみの火力である。米国はこうした空母を11隻保有している。

◆米国のほかに、フランス、英国、ロシア、スペイン、イタリア、ブラジル、アルゼンチン、インド、タイなどが空母を持っているが、
規模や性能の面で米国とは比べ物にならない。
たとえば、タイが保有している軽空母(1万1400トン級)は、7〜8万トン級が主流の米国の基準から見れば、大型上陸艦ぐらいに過ぎない。
米ソ冷戦時代にも空母の戦力は米国の方が圧倒的に優勢だった。
F−18など最先端の戦闘機が離着陸できる米国の空母に比べて、ソ連の空母は戦闘能力の劣るヘリなど垂直離着陸機を積載する水準だった。

◆北東アジアで、「空母競争」に火が付いたという。
中国と日本の関心の的である。中国が秘密裏に7万8000トン級の空母を建造しているという噂はかなり前からあった。
ともすれば軽空母への転用が可能な1万3000トン級の上陸艦を保有している日本も、中長期的にふたつの空母艦隊を作る計画を進めている。
最近浸水式を行ったわが国の1万4000トン級の上陸艦「独島(ドクド)艦」も周辺国では軽空母と見る見方が多い。

◆中国と日本が空母競争に乗り出す理由は明らかだ。
どの国がどのような空母を保有するかということは、北東アジアの覇権の行方において重大な変数になるからだ。
しかし、こうした競争も米国に比べれば、「子供の遊び」に過ぎない。
北東アジアでディーゼルエンジンの空母をめぐる競争をしている間に、
米国では核推進空母時代を過ぎ、「敵の攻撃を避けて潜水まで可能な空母」を研究しているというのだ。
「米国と仲良く過ごすのが、軍備競争にお金を注入するよりましだ」という言葉が出てくる所以である。

宋文弘(ソン・ムンホン)論説委員songmh@donga.com