木箱の馬 |
そうめんの木箱のフタの裏に描いてます。素麺のフタの素朴な馬。 馬の絵を書き出した最初の作品と思います。 空に太陽、癖のように描いてますね。 子供の頃は太陽の絵が難しくて好きじゃなかったのに、大人になってから太陽が好きになりました。 嫌いだった食べ物も、酒を飲むようになって食べれるようになったのはきっと酒に合うからです。 それは好きだけど、それ自体に興味はない。 誰かと一緒に居るときの自分が好き、誰かと一緒に居る時の自分が嫌い。 大人になったのに、大人になりたくない、大人になりたいのに、大人になりきれない。 そんなすれすれのところを生きている、僕のイメージは素麺の木箱の裏に描かれた一頭の馬です。 size=揖保の糸 2007/秋 Shimazen |