『The World Isn't Fair』
カール・マルクスが少年であった頃 彼は周りを厳しく見渡した 彼は見た 至る所で飢え苦しむ人々を 一方ではどんちゃん騒ぎする人々を (ブッ ブッ ブッ) 公共心に満ちた少年は 公共心に満ちた大人になった そうして彼は一所懸命に働き あらゆる本を読んだ やがて彼は或る計画を思いついた 労働者及びその家族からの搾取は無いだろう あなたの肌の色による差別はあってはならない もはや私有財産は無い それは許可されはしないだろう 誰も群を抜いて出世することは無いし 誰も貧乏タレになることも無い 或いは 皆が知っている誰かさんのように すっかり落ちぶれて仕舞うことも無い もしマルクスが今も生きていたとしたら 彼は墓穴の中でのた打ち回っていることだろう もし私の丘の上の大邸宅に彼を招待したならば 私は彼に話を聞かせ 彼の古臭い心を震え上がらせよう それは私の身に降り懸ったことだ なあ カール 私は最近 ニュー・ファミリーというものに仲間入りして仕舞った 二人の小さな子供がいて 小さな子供が行くべき学校に通っている 私はオリエンテーションに行ったんだ そこに居たのはすべて若い母親だった カール それはそれは壮麗な眺めだったよ まるで伯爵夫人や女帝 映画スターや女王様みたいに 美女たちはその夜 勢揃いしていたんだ 彼女らは私と同じような男と一緒に来ていた 蛙みたいな男たち 見ることがとても不愉快な 君が誰かにキスしたとすれば カール 王子様なんて一人も居なくなるだろうな オー カール 世界は不公平なんだ 今もそうだし そしてこれからもそうだろう いろんな人たちが君の計画を実行しようとしたけれど それは悲惨を替わりに齎した 彼らが君の思想をどのようにしたかを見れば 君は死んでいて良かったと思うに違いないよ それは丁度 私がこの自由の国に住んでいて良かったと 思うようにね そこでは金持ちはもっと金持ちになるし 君は貧乏人を見る必要が無いんだよ ヘコむよなあ カール 世界は不公平だと 僕らは気にしているのだから |