『So Long Dad』
故郷に戻れば 町は薄汚れていた 古風な南側の風景は趣を失い 以前より古びているだけだった 階段を昇り 廊下を歩き 父の部屋の前に辿り着いた 息子が帰ってきたよ 父さん 彼女を連れて 彼女は世界で一番素敵な女性なんだ 貴方もきっと気に入るよ 父さん そう願っているんだ だけど機嫌はどうだい? 何か変わったことは? まだドラッグ・ストアで働いているのかい? 本当かい? まだ同じ床を磨いているの? 寂しいよ 父さん けれど会えて良かった 僕達に会いに来ておくれ 父さん いつでも気が向いた時に 居場所はいつも空けてあるよ 近くに来たら寄っておくれ きっとだよ 来る前に電話をおくれ さよなら 父さん |