『Rednecks』(邦題:『貧しい白人』) written by Randy Newman

昨日の晩 私はテレビでレスター・マドックスを観た
或る狡賢いニューヨークのユダヤ人と一緒だった
そのユダヤ人はレスター・マドックスを嘲笑っていた
聴衆もまたレスター・マドックスを嘲笑っていた
やれやれ 彼は愚か者かも知れないが 私たちの愚か者だ
もし彼らが自分は彼よりもマシだと思っているのならば
彼らは間違っている
そこで私は公園に出掛けた 紙を携えて
この歌を拵えたのは其処です

俺たちゃここでホントにくだらねえ話しをしている
呑み過ぎて 馬鹿笑いをする
俺たちゃ阿呆だから
まさか北部の町で喰ってけるわけがねえ
そんで黒ん坊どもを押さえ付けている

俺たちゃテキサス出のノー・ネックの石油掘り
テネシーの古き良き男だ
ルイジアナ州立大学出の男で
阿呆のまま入学して 阿呆のまま卒業する
鰐の靴を履いて アトランタ中でドタバタして
毎週末にはバーベキューで呑んだくれる
そんで黒ん坊どもを押さえ付けている

俺たちゃ赤っ首野郎 俺たちゃ赤っ首野郎
地べたの穴と自分のケツの穴の区別が付かねえ
俺たちゃ赤っ首野郎 俺たちゃ赤っ首野郎
俺たちゃ黒ん坊どもを押さえ付けている

さて アンタたち北部の黒ん坊は黒人だ
アンタたちはヤツが尊厳を持っていると考えている
ここにへばりついて 俺たちゃ余りにも無知だから
北部が黒ん坊を解放したってことを 悟ることが出来ねえ

はい 彼は檻に入れられても構わない
ニューヨークのハーレムで
そして彼は檻に入れられても構わない
シカゴのサウス・サイドで それとウエスト・サイドで
そして彼は檻に入れられても構わない
クリーヴランドのハフで
そして彼は檻に入れられても構わない
イースト・セント・ルイスで
そして彼は檻に入れられても構わない
サンフランシスコのフィルモアで
そして彼は檻に入れられても構わない
ボストンのロクスベリーで
ヤツらは辺り一帯から彼らを駆り集めている
黒ん坊どもを押さえ付けている

俺たちゃ赤っ首野郎 俺たちゃ赤っ首野郎
地べたの穴と自分のケツの穴の区別が付かねえ
俺たちゃ赤っ首野郎 俺たちゃ赤っ首野郎
俺たちゃ黒ん坊どもを押さえ付けている

俺たちゃ黒ん坊どもを押さえ付けている

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