『Dixie Chicken』 written by Lowell George / Martin Kibbee

メンフィスの街の灯りを見た
コモドール・ホテルの灯りを見た
そして街灯の下で 可愛い南部娘と出会った
oh 彼女は僕を川に誘って 其処で魔法を掛けた
南部の月明かりの下で
あの娘はとても上手にこの歌を歌ってくれたんだ

私のディキシー・チキンになってくれるなら
あなたのテネシー・ラムになってあげる
手を取り合って歩きましょう
ディキシー・ランドを
ディキシー・ランドを

二人で盛り場を梯子すると
金はワインのように流れ出した
おまけに南部の安酒が
僕の意識を曇らせ始めた
あの教会の鐘の音も 賭けた金も
白い杭垣やボードウォークでのことも
町外れの家でのことも
何一つ思い出せないのに
oh なんてこった これだけは憶えているな
彼女の歌ったリフレインと
ともに過ごしたあの夜
そして 二人で交わしたあの約束を

私のディキシー・チキンになってくれるなら
あなたのテネシー・ラムになってあげる
手を取り合って歩きましょう
ディキシー・ランドを
ディキシー・ランドを

何年も前に彼女は逃げて仕舞った
うん 確かに巧いギター・プレイヤーだったな
いつだって合わせて歌うのが好きだった
いつだって歌を手離さなかったな
なにしろ コモドール・ホテルのロビーで或る夜
彼女をよく知っているという
バーテンダーに 偶然会ったんだけど
僕にドリンクを手渡すときに
彼は或る歌を口遊んだんだ
そして 其処に居合わせた男たちも
一斉にその歌を歌い出したんだぜ

私のディキシー・チキンになってくれるなら
あなたのテネシー・ラムになってあげる
手を取り合って歩きましょう
ディキシー・ランドを
ディキシー・ランドを

Translated by 上海航路 へ

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