『A Salty Dog』 lyrics by Keith Reid, music by Gary Brooker
「総員甲板! 俺たちは海を行く!」 俺はキャプテンが叫ぶのを聞いた 「船を点検しろ! クックの後を継げ! 何人たりとも生き残るな!」 海峡を越え ホーン岬を廻り 何と遠くまで俺たち船乗りは飛んで行けるのだろう! うねる軌道 我々の苦難の航路 そして 一人として生き残らず 俺たちは人知れぬ所へと航海した 其処は船が死へと帰還する領域だ 聳え立つ岩礁も 険しき要塞も 我らがキャプテンの眼差しには敵わない 七日間もの間 船酔いは続き 漸く俺たちは寄港した 砂浜は真白く 海は紺碧 全く以て死を免れぬ地だ 俺たちは銃を撃ち 帆柱を燃やした そして船から岸へと小舟を漕いだ キャプテンは叫んだ 「船乗りたちよ泣け! 俺たちの涙は喜びの涙だ!」と 今や多くの月が 多くの六月が 俺たちが上陸してから過ぎ去って行った 塩辛野郎 この海の男の航海日誌 お前たちの証しは 私の手のうちに |