15th ANNIVERSARY

1995年11月23日:新宿パワー・ステーション

少し長いめのページです(^^)/・・・お時間の許すときにどうぞm(__)m

日本のハード系ロック・シーンにおいて、音楽面はもちろん、ファッションやメイク、さらにはプロモーション戦略などで、とてつもなく大きな影響を残している、伝説のスーパー・バンド、ノヴェラ。その彼らがデビュー15周年を迎えたにあたり、ひさびさに旧メンバーが終結。

17:25、客電が落ち、SEの「魅惑劇」が場内に流れると、本日の司会進行役である、音楽評論化の大野祥之氏が登場。カンタンな挨拶の後、今回の企画の発案者、アクションの高橋ヨシロウ氏が紹介される。ミッキー・マウスのグローブを付けて、おどけながらステージに現れたヨシロウ氏と大野氏が今回の企画実現までのあらましを語った。


1.TERU'S SYMPHONIA

(演奏曲)
 1.夢がたり  2.私たちは海にとけて〜ピアノ・ソロ  3.帆柱のキズナ
 

ステージの転換中には、司会の大野氏が、出番を終えたバンドの元ノヴェラのメンバーをひとりずつ招き、当時の思い出の品を披露するという、ファンを退屈させない構成がとられた。TERUが持ってきた思い出の品は、第1期ノヴェラのトレードマークであるロンドン・ブーツ!当時のいちばんの思い出は、彼らが主題歌を担当していた「ぼくら野球探偵団」にゲスト出演した時、その16センチもヒールのあるブーツをはいて山道を走らされたことと語って、場内を爆笑させた。


2.GERARD

(演奏曲)
 1.メリディアン  2.神よ、オルフェのように  3.Fly Away  4.プレリュード

3.RED STON

(演奏曲)
 1.花、太陽、雨(ピッグ) 2.ソリチュード・ポイント 3.マホガニー・ポイント
 4.ネヴァー・トゥー・レイト

4.ACTION

(演奏曲)
 1.HONEY DRIPPER 2.危険なジェラシー 3.GLASS HEART 4.THE PARTY〜ドラム・ソロ
 5.GIRL TALK  6.SOFT MACHINE

5.NOVELA

(演奏曲)
 1.メタル・ファンタジー 2.名もなき夜のために 3.奇蹟 4.ロマンス・プロムナード
 5.星降る夜のおとぎ話 6.ヒドラ伯爵の館
[アンコール]7.イリュージョン 8.100000VOLT!
さぁ〜お待ちかね!ノヴェラのステージを残すのみである。転換タイムでは、司会の大野氏の気転により、会場に応援に駆けつけた、ノヴェラ大好きミュージシャンたちが集められ、思い出を語った。

 さて、セッティングも完了し、20:30過ぎ、じつに12年ぶり(ヨシロウ氏の脱退から)のノヴェラのステージの幕開けだ!オープニング・ナンバーは
「メタル・ファンタジー」

ステージ後方には右にリュウのドラム台、左にトシのキーボード台という往年のセッティングである。その前にはセンターにアンジー、上手(かみて)にTERU、そして下手(しもて)にはひさびさにベースを抱えたヨシロウがいる。

実際にはありえなかった第1期と第2期の混合編成ではあるが、言い換えれば歴代最強のラインナップとも言えるであろう。この5人が送り出すサウンドは、10年以上もの時をへても、全く色褪せていなかった。


「今日のステージをみんな楽しみにしていたと思うけど、ボクらはみんなより、もっと楽しみにしていた」というアンジーのMCに場内が沸いた。

2曲目は
「名もなき夜のために」。当時より無茶苦茶ヘヴィになった演奏に思わず鳥肌が立った。

今まで数多くのバンドの再結成ライヴというものを観てきたが、当時のテンションを保てているバンドは皆無に近かった。

そこへいくと、この日のノヴェラは当時のテンションを保っているどころか、むしろ当時より強力になっていることを、場内の多くのファンが感じていたに違いない。

当時よりまったく衰えをみせないアンジーのヴォーカル。

ノヴェラ解散後も、自己のバンドをひきいて技を磨いてきたTERUのギターとトシのキーボード。

このラインナップでノヴェラのステージをやれる嬉しさを全身にみなぎらせたかのようなリュウの超テクニカル・ドラム。

そして10年以上ほとんどベースにさわっていなかったとは思えないヨシロウのライニング・ベスが一体となって、当時のノヴェラのナンバーをプレイしているのだから、強力で当然と言えば当然なのだろうが、充分なリハーサル時間を取れなかったにもかかわらず、これだけのまとまりを見せるあたりは、さすがベテランである。

 限られた時間の中、メニューは
「奇蹟」「ロマンス・プロムナード」「星降る夜のおとぎ話」と、懐かしいナンバーが続く。ファンも一体となっていっしょに歌っている。

トシとヨシロウの歳に関するMCでしっかり笑いも取り、当時のステージにおける爆笑ネタ、ヨシロウのバカ殿様「照れるなァ」まで披露された。


そしてラスト・ナンバーはヨシロウの作品
「ヒドラ伯爵の館」。アンジーとのツイン・ヴォーカルをバッチリと決めてくれた。

 やはり12年ぶりの夢のステージだけあって、わずか6曲でファンの興奮が収まるわけがなく、まだメンバーがステージにいるうちから、たちまちアンコールが巻き起こった。

アンコール・ナンバーは、初期ノヴェラの代表作
「イリュージョン」だ!ファンも待ってましたとばかりに、場内のヴォルテージは頂点に達する。

 しかし、アンコールが終わっても、まだファンは物足りない。アンコールの拍手は、やがてノヴェラ・コールに変わる。

それに導かれるように3たびメンバーが登場。

今度は、アクションのダイスケとケイイチもステージに上がり、ヨシロウはベースをギターに持ちかえていた。

本イヴェントの最後の最後を締めくくったのは
「100,000VOLT!」もちろんサビの部分では、ステージと客席が一体となって“アクショ〜ン!”のポーズをキメ、ギター・ソロではTERUとダイスケによるハモリも披露してくれた。

この曲は、アクションのステージで何度も見ているが、やはりこのメンバーでプレイされると、ひと味もふた味も違う。

会場を埋め尽くしたファンの全員が「また、やってほしい」と思ったに違いない。こうして12年ぶりの夢のイヴェントは終演を迎えた。

メンバーひとりひとりが固く握手を交わし、客席に一礼してステージを後にした。

ヨシロウが叫んだ最後のひと言が、この日のすべてを物語っていたような気がする。
「継続は力なり!」

(抜粋)Rockin'f
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