関西のプログレッシブ・ロック・グループは、グラム・ロックやクィーン、ユーライア・ヒープなどのＨＲ（ハード・ロック）とプログッレシブ・ロックを融合させたサウンドを日本語によって表現することを追及した。「魔璃鴉」は、関西流のプログレ・ハード・ロックの先駆的な役割を果たしたバンドである。“Ｓｃｈｅｈｅｒａｚａｄｅ”のリーダー、大久保寿太郎氏やギタリストの平山照継氏、〜フロマージュ〜ページェント〜夜来香〜浪漫座とジェネシス・タイプのプログレッシブ・ロックを追及し続ける、中嶋一晃氏たちは「魔璃鴉」を見て育ち、「魔璃鴉」に憧れ、「魔璃鴉」を手本として、自分たち流のプログレ・ハード・ロックへと発展させた！「魔璃鴉」が与えた影響は計り知れないものがある。バンド名の由来だが、「イエス・キリストを産んだのは聖母マリアであるから、かのプログレバンドのＹＥＳを超えるために名付けた」とリーダーの泉氏がステージの上で語っていた。