NumberGirl 
LIVE TOUR
【INAZAWA CHAINSAW】
2001.01.26
@長崎STUDIO DO!

 朝起きてみると、あいにくの雨だった。僕はこの日長崎で行われる【ナンバーガール】のライブを観る為、前日から佐世保の実家へ帰って来ていた。長い付き合いで同じナンバーガールファンでもある走り屋気取りの友人、レナリカが車を出してくれることになっている。
 約束の午前9時ちょうどにレナリカが迎えに来た。普段なら1時間の遅刻も当たり前といった男なのだが、やはりナンバーガールのライブという事で気合が入っているのだろう。
 車に乗り込みいざ出発。用意したCDを聴こうとしたら、デッキの調子が悪くて使えないとの事。「このオンボロ車め。」などと悪態をつきつつ、車に積んであったカセットをBGMに使用。
 11時過ぎに長崎到着。車を止めた後、早速タワーレコードへ向かった。長崎のタワーレコードは、アミュプラザという新しい建物の中に入っている。しばらく店内をぶらぶらしたあと、「ミーターズ」のCDを購入。
 その後、父親から頼まれた本を探しに紀伊国屋書店へ。目当ての本はすぐに見つかり、もう店を後にしようとしたその時、ある本が僕の目に飛び込んできた。場所は写真集コーナー。それはモーニング娘。の写真集「ハミルトンアイランド」だった。「ゴマキが俺を呼んでいる」「加護が俺をふんず蹴る」などの妄想が浮かび、もう止められない。迷わず購入しました。
 午後2時を回り、そろそろ昼食にしようということになった。すぐそばに、ほっかほっか亭があったのでそこで買おうとしたら、レナリカはどうしても吉野屋で食べたいと主張。2人しておよそ長崎に来たとは思えない好みである。
 結局レナリカが折れて、ほっかほっか亭で買うことになった。しかし彼は本気で牛丼に未練があったらしく、牛とじ丼を注文していた。
 車の中で弁当を食べ終え一休み。ここで先程購入した写真集を見ることにした。
 たまらん!本を開けば娘。達の笑顔が。日頃、癒し系なんて言葉を毛嫌いしている俺ですが、こればっかりは癒されずにはいられません。
  充分癒されたところでそろそろ出発。まだ時間はあるので中古レコード店を何軒か回ることにした。お金をあまり持って来てなかったので、ガマンしてレコード1枚だけに絞る。
 そんなこんなでライブの時間が迫ってきた。ライブ会場となる「STUDIODo!」がある。」新大工町までチンチン電車に乗って移動。
 電車の中で、ナンバーガールのライブに行く途中と思われるカップルを見かけた。「いよいよライブだ。」という実感が湧いてくる。
 会場より少しはやめに到着。ライブハウスの前には長蛇の列が並んでいた。6時半になり、会場。列が前進し始める。ライブハウスの中にハイって思ったのだが、かなり狭い。すでに満員に近くなっている。それでも後から人は増え続けていた。長崎でのナンバーガール人気を実感。
 開演の7時過を少し過ぎた頃、客電が落ち、メンバー登場のBGM。おなじみテレビジョンの「マーキーンムーン」流れ出す。僕は福岡では 何度となくナンバーガールを観ているのだが、果たして長崎のお客はどんな反応をするのだろう。ところが客伝が落ちたにも関わらず、場内は静か。「おいおい大丈夫か?」と思った。その直後、メンバーが姿を見せた。さっきまでが嘘のように歓声が飛び交いみんなが前につめかける。
 そして1曲目「鉄風 鋭くなって」が始まると異常とも言える盛り上がり。正直お客のテンションの高さにビックリした。
 客の熱気につられてか、バンドの演奏も凄まじいことになってきた。
 特に田淵ひさ子の弾く悲鳴のようなギターの音は冷や汗さえ感じるほどだ。
 数曲終わって、向井さんのMC。この日は、いつものライブより良く喋るなあという印象。長崎ッ子達も名物MCを楽しみにしていたようで笑いが耐えない。
 福岡だとドラムロゴスのようなハコで観ることが多いので、こんなに間近で観られるのはとても新鮮な気がする。途中、向井さんがお客にビールをふるまい、それをみんなでまわし飲みをする場面も。しまいには、ステージにお客2人を上げ、向井さんと3人で乾杯したりとやりたい放題。(その間も他のメンバーは演奏を続けていた)こんなことができるのも小さなライブハウスならではだろう。
 それにしても「ZEGEN VS UNDERCOVER」はライブだとかなり面白い。何しろお客が一斉にコブシを振り上げ、「ばりやばい!!」と叫ぶのである。何度観ても笑えます。
 「YARUSE NAKIOのBEAT」ではアヒト イナザワのドラムソロも炸裂。「タッチ」では客がさらに凶暴になるなど後半になっても盛り上がりっぱなし。
 やっぱりナンバーガールの初の長崎ライブをみんな楽しみに待っているんだろうなあ。僕は最初はのんびり観るつもりだったたのに、始まってみるとモッシュの波に加わり汗だくになって跳んでいた。
 嬉しかったのは、去年末の福岡のライブではやらなかった「IGGY POP FAN CLUB」を演奏してくれたことだ。そしてアンコールはピクシーズの「WAVE OF MUTILATION」をCDよりもハイテンション激烈カバーで演奏して締めくくった。
 向井さんはお客にありがとうと何度も言っていた。「また長崎でやりたい」とも言っていた。僕もまた長崎で観たいと思った。
 ライブ終了後のお客の顔は皆、疲労と満足とが一緒になったような何とも言えない幸せな表情に見えた。
 レナリカは長袖姿のまま観ていたらしく、汗びっしょりになっていた。彼が場内に残って着替えをしていたところ、片づけを始めたスタッフに邪魔者扱いされ外に追い出されていた。当然だろう。
 駐車場までの帰り道、レナリカはしきりに「今日のライブは良かった。」と言っていた。確かにそうだった。そして長崎の客も素晴らしかったと思う。個人的には福岡で観るときよりも楽しかった。
 汗かいて腹が減ったので、「浜勝」で晩飯を食べることにした。やはり長崎らしくないと我ながら思ってしまう。
 帰りの車では朝は無理だったCDが聴けるようになっていた。これは嬉しい。
 いいライブを観た後は不思議と幸せな気分になる。そして、目が冴えてしまってその夜はなかなか寝付けないのである。そういえば、去年メルパルクホールでサニーデイサービスを観た時もそんな気分になったのを思い出した。
 そんなことを考えながら揺られる車の中ではBGMにカーネーションのベスト盤が流れていた。そしてその歌は疲れた体にとても心地よかった。



RenalikaさんからのBBS上でのREPOも追加!

この前1月26日に長崎のstudio Doであったナンバーガールのライブに行って参りました。その日は、昼頃から、メンバーに会わんかなーと、ちょっと期待しながらsal、サニーボーイ、タワーレコードとまわって、会いませんでした。んでいろいろまわってチンチン電車でライブ会場へ。 studio Doの広さはBe−1と幅は同じぐらいで、奥行きが半分ぐらい(よりちょっと長いぐらい)という狭さで、モロ近いやん、
て感じで待っていると・・・始まりました。と同時にお客さんたちはおお暴れ、自分も飛びました。最初はBRUTAL NUMBER GIRLやったんかな?
ZEGEN VS UNDERCOVER、一升瓶、igey pop funclub、
思い出in my head、TATTOOあり、などなど。
アンコールには、WAVE OF MUTILATIONをやってくれました。
オーディエンスの反応がいいからか、向井さんのMCも結構長くて、

クールandキュートでかっこいい田淵ゃこさんも笑顔で。ちょっと長めの1時間40分、本当にいいライブでした。