ANDROIDFEEDBACK
2001.01.30@JAJA

 

去年から数えて3度目になるアンドロイドのLIVE!
今回は実は写真まで取ろうと、親父にカメラを借り、いつものように都市高に乗りJAJAに乗り込む。GUI、黒土はジャンキーズ時代によく来てくれた後輩で、今はJAJAにつとめているが、
彼から教えてもらった、50分100円の駐車場に車を止め、いつものようにコーラを買い込み<※JAJAは持ち込みは禁止です>、JAJAにはいる前にJAJAの看板の写真を取る。


入って早々VOCAL和さんとその黒土が歓迎してくれる。見渡すと知り合いもいないため、JAJAスタッフに軽い挨拶をする。今日写真を撮って良いか、和サンに話すと、快くOKが出た。わかる男である。そして実はこの和サンとの強い共通点は【UP-BEAT】であるが、解散後に出した、広石氏のソロアルバムを貸す。それはやはり、和さんといえばどうしても広石武彦のイメージがいまだに抜ききれずあるからだ。ROCKを表現する姿勢がやはり近いと思う。歌物好きで、グラムで、どこか自虐的かつ病的!そしてSEXYさがあり、男っぽさの中に少年のような・・・感じ。彼は、以前【MAJESTIC FAKES】と言うバンドをやっており、博多Be−1でも結構ブリブリやっていた。凄くUNDERGROUNDで、文学的な感じなバンドであった。それは、サラリーマンをやりながらやっていたが、それをやめ、会社も辞め新たに3ピースで立ち上げたのがこのバンドである。
明らかに違うのは、歌詞が尖ってきているとこややかましい壊れたものであるだろう。彼曰く、【このバンドは自分で曲も書き、下手すればアレンジも自分でやらないと気が済まないぐらい好きなことがやれている。】本当にそんな思いが伝わってくる。そんな思いをめぐらせながら、いつものJAJA恒例のMCがあり、いつも時事ねたが披露されるが、今日は、例の地下鉄事件のこと。写真家の方にもスポットを当ててあげて!など・・・MCの方とは、個人的よくしてもらっているので、ほっとする場面である。
     

そうこうしてるうちに1バンド目の対バンであるブラックペッパーが出てくる。
3ピースで、若々しいサウンドである。アメリカのレイジやあそこら強さを強調しながら、モーサムやブッタの臭いが
たっぷりするバンドであった。そこから抜け出せば、GUIの彼はよいものを持っていたので楽しみである。

そしていよいよアンドロイドの登場!出番前黒土が焼酎を2〜3杯飲んでいたのでかなりハイ。何と1曲目は、僕が大好きな<待ちぼうけ>。これは、もしグラムロックを表現するとしたら、きらびやかなものを表現しがちであるが、その裏。陰の部分のグラムロックである。切なく置いてかれた子供のようなミドルテンポの曲。VOCAL和氏が、ちょっとアホっぽく歌うのがGOOD!黒土が書いた曲で、アンドロイドでは異質の曲。少し変わったように見えたのは、コ-ラスが今日はよく決まっている。打ち上げで、和氏は、<これ をやるというのではなくいろんなものをしたい。好きなことをやりたい。>それがよくあらわれている入り方。2曲目に間髪いれず入る。
 
【シャイニングサン】これもどちらかというとミドルだが、NOISE系である。和氏のギターがうねりだす。ブレーキが壊れたように。<ノイズに溺れたい・・・・・・>これもやはりグラム色が漂う。MCをはじめる和氏。<アルフィーの坂崎みたいに禁煙をはじめた。皆客席のシートベルトをしめて宇宙の方に行かないか!>INST【ECHO&SPACY】から、テープにも入っている【CUT YOUR HAIR】綺麗なメロディーの女の日記のような歌。【ストーカーJ】精神異常者のような歌。と続けていく。どんどん加速していく。ウララウララ・・・・和氏の病的なまさにANACHY IN THE UKである。スピードに乗ってどんどん加速してゆく。壊れていくといってよいだろう。和氏は最近薄いサングラスをつけているが、この曲で投げ捨てる。そしてMCで黒土が又上機嫌で、JAJAの出演者の真似をする。そして3月にあの元BOGUMBOSのBASS永井氏のバンド。アクアボムとの対バンを宣伝し、<しまやかします。>と息づき、客席を沸かせる。そのぐらいの勢いでゆけ!アンドロイドの18番【理想の現実】<後味の悪い。理想の現実!>と言うサビで歌われている通り、今のこの国のいろんなものが後味が悪い。アンドロイドの歌声にはリバーブがかかっているのではっきりとは聞き取れない部分があるのだが、彼もその日その日でアドリブでかえたりしてるらしい。水を含み天井に向かって和氏が吹いたのが印象的。GUITARソロでいつも、この曲では、黒土が前に出てくるが、<しまやかせ!>と和氏にGO!サインを出され、酒の飲みすぎで顔が真っ白にしてGUITARに酔いしれる。続けざまPLAYされたのが、ソロコンではじめて聞いて感動した、SWINGING TOY BALLON時代和氏と組んでいた、ぱるこ氏の楽曲【People are strange】アンドロイド風にアレンジされた曲。かなりの名曲。繰り返しのメロディーはさすがである。
僕はこういうアマチュアでもプロでも友達同士で曲を書くという作業がかなり好きである。文化交流ではないが、不思議な力が生まれるものである。これが本当のMIXTURE?平日のクラブで・・・・という表現が大好きです。この後の和氏のMCでは、<今年はいっぱいライブをやり、2月からレコーディングに入るが気分しだいで変わるバンドなので・・・・でもLIVEやるしかない。>そして最後の定番的曲。【I don’t know】これはまさに園田ワールドとアンドロイドのバンドマジックが最も生きてる曲だろう。<I DON'T KNOW I DON’T KNOW I DON’T KNOW MYFUTURE! I CAN GET I CAN GET I CAN GET A BIG PRESURE!>これに尽きるでしょう。PILLOWSのSTALKERを彷彿させる脅迫感と後半、嵐が過ぎ去ったかのような静けさへ転調する中、問い掛けるように又あの言葉が発せられる。↑<I>が日によっては
WEやYOUに変わるとこもまさしくLIVEの中でのCALL&RES!でしょう。LIVE終了がメンバーも写真を取ってもらう。




その打ち上げでは、和氏とDRUM前田くんとバンドの話を交わし、JAJAのスタッフの合流してのよい夜でした。
和氏曰く<今年は責めていきたい。>といっていたし、お互い1度バンドをポシャラせてるので、いろんな話を交わした。又客席にはパソコンで音源を録音してる人ややはり女の客の多いが、<男が多いのがうれしい>と和氏がいっていた。<会社を辞めてやっと人間に戻れた。>とも。アンドロイドはよい意味で毎回毎回裏切って欲しいバンドある。
この2〜3月だけでかなりLIVE本数も増えているから、詳しくはLIVEINFOまで!