BACK TOP
In the Soup
2002 3/15@渋谷クラブクワトロ

1.コーヒー
2.ガラクタ
3.青いインクのボールペン
4.線香花火
5.光った汗を僕は信じている
6.イタイイタイ
7.グリーングリーン
8.3年かくれんぼ

友人の仕事の引率と言うことで実現した東京。
せっかくなのでと言うことで当日あっているライブを探したところ、なんとインザスープが・・
これはAUがやっているライブシリーズで、対バン形式。今日の対バンはPE’Zという最近CMソングにも起用される
注目ジャズの要素を取り入れたバンド。この日自分は2年ぶりに訪れる東京でインザスープを見ることにかなりいろんな思いをダブらせていた。
しかも渋谷クワトロで!急速に進化を続ける東京は2年前と明らかに変っていて、人の多さは半端ではない。しかも音楽系の仕事をやっていた俺にとって
ここ東京で、もし自分が何を表現するか!と考えたらかなり悩まされた.近年友達が次々と東京に進出するなか、今東京で宮崎は延岡出身で、青春や生き方を
赤裸々に歌う。インザスープがいつも聞いているスピーカーから聞こえてくる音とどう違うのか?また客乗りは?すべて五手であった。
2曲目のガラクタから見たのだが、やはり東京。すごくもう会場が乗りがよい。ステージでなっているのは俺が好きそうな明らかにフォークロックで、渋谷とは正反対。
もともとインザスープのデビューアルバムにはキーワードのように渋谷が出てくる。延岡出身の中尾氏にとってかなりこのスタイルには意味があるだろう。5曲目の新曲
を中尾氏のフォークギターのシールドがのけると否やすぐ演奏を止めた。ジャンプをブレイクたんびに繰り返す割には演奏に神経が集中しているのに鳥肌が立った。
その後INDIES時代からのライブのハイライト的ナンバー。そして<グリーングリーン>はあの有名な童謡であるが、ここがインザスープの真骨頂である。しかもそのがむしゃらさが
評価され、NHK教育で話題の番組の主題歌として1年間使われることになった。しかも、彼らの特徴としてINDIES時代の曲も大事にやっていること。
最後の曲をやる前に<もーいーかい?>と何度も客席に向かって大声で問いかける。この青臭さがここ渋谷で見事に通用している。素晴らしい。そしてアンコールもなしに終わった。
<檸檬>が聞きたかったが、それでもよかった。21世紀のここ東京でこの青臭さと魂は見殺しにしたくないし、ポストエレカシは嘘ではなかった。

プロペラ
2002.4.2@西新JAJA

SETLIST
1.T・NA・ZU・MA
2.ホットロマンス
3.不法投棄
4.名前も知らないBABY 
5.真昼の月
6.愛のセールスマン
7.モーレツ
8.キミのせいだ


プロペラ:めちゃイケのエンディング。ポンキッキのOPENING。バーモントカレーのCM曲。毎年行われているNHKでの青年の主張でのゲスト出演。
東京ではドコモにも使われるなど、元MOJOCLUBのBASS谷崎氏とゆうたろうを中心に、97年デビューしたPUNKでもあり、ロックでもあり、ちょっとBLUESチックナトコもあり、大人しかわからない罠もあり、爆裂ロックバンドであり、4人とも作詞作曲をするNHKにも通用するロックバンドである。
特にVOCALゆうたろう、GUI権たけのナンバーは、一生懸命生きるバイトマン、恋人たち、学生にも繋がっており、BASS谷さんのナンバーは遊び心もあり、深い罠もある。
DRUMヨウヘイさんのナンバーはメロディーがきれいで心が表れる曲達で、30を超えた再デビュー組みが、キャッチーでキャラクター重視で、ロックフリークにもわかるつぼもある。

正直デビューシングルを聞いた時耳を疑ったし、MOJOが大好きだった俺にとってもこの解釈は大好きだった。ブルーハーツ以来の感動があったが、
明らかに知能犯だった。その後CDをあつめフルアルバムのFREESTYLEでのツアーを福岡で見て、その疾走感と静と動のギャップと演奏のうまさにノックアウトされた。
そしてその後レコード会社移籍後のアルバム<快楽のスタンス>はすっごく暗くそれでいて希望は持っていて、HEAVYROCKになっていた。初期のバカぽいロック色を排除した
ものに等しかった。そしてGUI権たけの脱退。この日のライブは新ギターリストCHEE<EX:Nina>を迎えての、初の音源のレコ初ツアーに福岡。しかも西新JAJAという福岡では
客とステージとの距離がダイレクトな<段差がなく同じ高さ>ライブハウスで、BLUES,SOUL、POP、FOLK、HR、とPUNK以外なら何でもOKで、30年の歴史があり、ウルフルズも出ていたとこで、個人的にすごくお世話になっている箱で、好きなバンドがJAJAで見れるとは・・・

そうやって挑んだLIVE。いきなり入り口でヨウヘイさんが携帯をかけている。しかも近くの駐車場では品川ナンバーのバンが・・・
入り口に入ると新メンバーのCHEEさんが上をバリバリ立ててトイレから出てきた。そんなほかと比べたら小さな場所であるから・・・
そしてステージは始まる。いきなり爆音で、GUIの音もまったく問題ない。しかも足でのパフォーマンスもR&Rでいきなり会場を圧倒する。
花粉症だというゆうたろうのMCもあり、<花粉症を治すにはバンドをやったほうがいいよ!>というとおりいつも通り動き回り、3曲目からミニ新アルバム<HYDRO99、99>
からのナンバーが続く。前作のヘビーさもあり、でも少しキャッチーさが戻ったような印象もあった。1曲1曲解説を加えてくれる親切さも変っていない。
そして今日はなんと言ってもハイライトは<モーレツ>である。
当たり前でもあるが表現者にとって2001年のNYテロ事件は、本当に恐れていたことである。
ロックは社会に対する不満をぶちまける醍醐味ももちろん含めている。それは歌が一人歩きするパターンもあるし、ヒットしすぎて全く違った印象で、例えばドラマの主題歌だったりするとそれが大きくいえたりするだろう。そんな中でいろいろ時代が繰り出す事件や流行を呼吸しながら、メジャーのフィールドで自分たちのスタンスを崩さず戦い続けることは、
本当に難しいことであるし、わかってもらえず評価されずに終わってしまうバンドも多いと思う。この<モーレツ>もめちゃイケのENDING曲もこんな事件をあたかも予知したかのような
歌詞になっていたとは、この俺でも判らなかったぐらいキャッチーで痛快ロックである。97年に発表されているこの曲の歌詞とサッチモ<ルイアームストロング>の素晴らしきこの世界
を曲中に引用しどんな小さなことでも大事なことだってあるんだ。そんなことに気づかせてくれてありがとう。といっていた。この歌詞を載せておく。最後はNEWALBUM1曲目でやり逃げのように疾走していく。迷わずLIVE後CDを買い求めるとヨウヘイさんと谷崎サンが<ありがとう!>って言ってくれて。谷崎さん自らCDを売ってくれた。<握手してください。MOJO時代から好きだったんすよ!>というと笑いながら握手してくれて、<俺もここ出ていたので見れて最高でした>というと<どうやった?前も来た?今回は久々やけんガラガラにならんようにここでやったんやけど、音がでかすぎたかな?>とほぼ対等な会話ができたことに感動。<今度からちょくちょく来るけん!ありがとうね!握手して>と本人から今度は握手を求められた。すごく感動である。俺のバンドでMOJOをカバーしたこともあった。そしてプロペラは対バンの面々と打ち上げをしたとか・・・・本当に痛快だったし、JAJAの客層は高いし、
出るバンドの客が多いので、やりにくかったかもしれないが、JAJAをよく知る俺が判断しても今回のJAJAの出演は正解だったと思う。お互いにとっても・・

モーレツにモーレツに 僕が君を愛してあげる モーレツにモーレツに 世界中が終わっても アハハン
野暮なミサイルが僕に馬鹿でかい穴を開けても スキップ踏んでひとっとびシャラララランデブー
しけた波に飲み込まれて アップアップな毎日さ
この世の終わりの果てまでジタバタバタフライ

満天な夜空 お花畑みたいな笑顔
君もそっと笑いかけて ウフフウフフ
さぁ憧れの夜が来るまで
退屈蹴飛ばしてあそぼー・・・・・


BUMP OF CHICKEN
2002.4.5@ZEPPFUKUOKA

SETLIST
Stage of the ground
ハルジオン
彼女と星の椅子

Title of mine
ラフメーカー
キャッチボール

リトルブレイバー
ベンチとコーヒー
ダイヤモンド
ノーヒットノーラン
ナイフ

グロリアスレボリューション
バトルクライ
グングニル

メロディーフラッグ

EN:ダニー
ガラスのブルース

バンプを見るのは初めて。ネットで知り合ったうちのバンドのギターのいとこの誘いにより実現したライブ観戦。
福岡ドーム横にあるZEPP。すごい客の数である。横のHMVでもバンプがかかる中、その横のHARDROCKCAFEで時間をつぶし
春休み中の高校生、大学、専門学生のカップルが多い。
ステージ上もシンプルな設営で、ライトのみ。
MCもほとんどなく、ぶっ続けでPLAYしていく。
SETLISTはたぶん記憶をとどったので大体って感じ。
<懐かしい奴を・・・>と言った<リトルブレイバー>は俺が一番最初に好きになった曲と言うか、感心した。
こんな心情を持つロッカーがこのデジタル時代にまだいるのか?と・・・
そういったように1STからアルバム曲順を軸に中盤までPLAYしくいく。

やっとBASS直井君がやっとしゃべったかと思ったら<よし!後半はみんなと一緒に>と
代表曲を次々とタイトル名を叫びながら続ける。最後の曲前客席から<もっとこい!>
と声を聞くと<お前らが来い!次の曲が最後やぞ>と煽る。
アンコールの最後前も<今日は本当にみんな聞いてたなぁ。すごい暴れている奴もいたけど、最後までみんな聞いてくれていたので、こっちも歌ってやるって感じやった。
本当にうれしかった>と言っていた。福岡にはイベントで来ていた事が多かったが、初めてのLOGOSでのワンマンは天体観測を出した後だったのでもう飽和状態やったので
正直LIVEに行くタイミングを失っていた。はじめて見た感想としては客がみんな拳をどの曲もみんな挙げていたこと。この最近ここ何年か見る残念な風景が、促されてやっているものなのか?本当に何しに来てるの?と改めて思ったが、VOCAL藤原がしゃべりそうになると客がシーンとなる集中力は、感心した。
バンプの印象は、やはり曲を曲中に煽ることがないのでライブ感という感じとしては今後どうやっていくのか?楽しみである。アルバムもそうだが曲調の幅がまだ少ないので
VOCALもはっきり詞が聞こえてくる訳でもないのでがんばって欲しい。かなり世界観は群を抜いているだけに・・・