烙印

乾いた風受け止めた8月の奇跡はまだ遠く

喜びもかき消されるようにじっとしたまま眠るのさ

いたいけな恋人達の甘い記憶が奏でるメロディー

失望した僕はやがて 夢の途中さ

なだらかに触れてみた「愛してるよ」耳元で囁いた

大海原に小船浮かべて見知らぬあの国へ

探しに行くのさ折れた翼 憂い無きあの場所へ

止まりかけた時計の針 歪に嘘が独り歩きで

困った顔した昨日の僕が後ろ向きで空回り

ごらんこれが僕の愛です

醜い化粧は消せません

揺ぎ無いあなたの心で満たされる

ひそやかに触れてみた 

連れてゆくよ 唇をふさいで あなたが必要だから

大海原に小船浮かべて見知らぬあの国へ

取り戻すのさもげた翼 憂いなきあの場所へ

悲しみを連れて行く果てに光は射すのかな?

眠りから覚めてあなたが見つめて

31微笑んだあの場所へ

あの場所へ