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「夜の底」

街の夜には知らない人の声が響いている

夜の底にはぼくはもう
いられないときみを誘う
水の匂いのする街へ
静かに流れる声に
ぼくはもう流されないよ

添って行くのはきみと
きみの花柄の透けたハイヒール

きみの横を流れている音を
ぼくにもひとつ

水の飛沫 雨上がりの空には輝くみたいだ

なんて いいだろう

きみも誘う夜の間に
きみを燃やす
夜の間に

街の夜には知らない人の声が響いている

夜の底にはぼくは
もういられないときみを誘う
水の飛沫 雨上がりの空には輝くみたいだ
なんて
いいだろう

きみも誘う夜の間に夜の間に
きみを燃やす
あの夜の一緒に

きみを燃やすよ夜の間に

きみを燃やすよ夜と一緒に


[解説]
タイトルは手塚治虫の「空気の底」から。なんとなく楽しいはずの夜の街に終末感を織り交ぜた曲。発売当時メンバーの石橋はクレジットを「夜のそこ」にしたいと言ったのだけど、そういった意味もあり、なんとなくエロそうなのでもとのままゴリ押し。
曲は終末というよりはさわやか。珍しくメロから生まれた曲で第三期(堀川、石橋)ロマンズの空気たっぷりの仕上がりだと思っています。
今度ハープありで録り直したい。 -小橋義之-
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