ロッカーベイビー



光がうるさい街の駅 一人の赤子が捨てられた
何もまとわず 何も手にせず 腕にアザのある少女

腐った大人に拾われて 玩具の様に扱われて
成長した少女はいつ見ても 口元が笑ってた

今も現実逃避して うずくまって息をする
乾ききって目を鈍らす 天涯孤独なロッカーベイビー

少女は一人唄を歌う 寂びた路地裏のステージで
唾を吐かれて 睨みつけられても ずっと歌い続ける

ある時ある家族に出会う 幸せそうに笑う家族
子供は幼い少年一人で 腕にアザが見える

今も現実逃避して うずくまって息をする
乾ききって目を鈍らす 天涯孤独なロッカーベイビー

生きる意味さえ考えられず 生きる価値さえ知らず
作り笑いだけが生きる術で この世は出来ていた

今も現実逃避して うずくまって息をする
乾ききって目を鈍らす 天涯孤独なロッカーベイビー

笑う 叫ぶ 喜ぶ 泣く
いつかは気持ちを知りたくて
今日もステージ立ち歌い続ける
天涯孤独なロッカーベイビー


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