ギターに関する
SYN'YAの考えと、
――その哲学。


文章・SYN'YA

バカ :弦がね、よう切れたんですわ、オレ。アタックが強いんでね。
   ビシバシと。酷い時は同時に1弦と6弦が切れた。スゲーだろ。
   でも最近は切らんねえ。…って、あんまり弾いてないんやけども…。
   やっとピッキングの強さを憶えたんかな。
   無駄な力が入らなくなったんかもしらんね。
   さて、持論ですが、【ギターは刀に似てる論】について。
   何人か斬ったら、その度に研磨が必要な刀。
   何回か弾いたら、弦を変えなければならないギター。
   やっぱ似てるような気がするんやけど、どうすか?
   力いっぱい切りつける刀と、ズビーーーッとかます強いピッキング。
   渾身のピックアタックはズバーーーッと。まるでヒトキリ以蔵の気分。
   まぁ他人のギター触る時は細心の注意が要るんやけどね。
   弦を切らんように。これが一番タイヘンかもしらんな(笑)。
   あとピックの消耗も著しく早いね。ヒトキリアタックのせいやな。
   すぐにピックアップの辺りが白い粉をふく。
   硬めのピックを使ってるんやけど、すぐ丸くなる。
   まるで「百害あって一利無し」な理論ですが、やっぱそれくらいの
   魂のこもったバッキングをね、やって行きたいよね。
   サムライピッキング。ヒトキリアタックね。うん。そういうこっちゃ。

   そうそう、俺はバッキングに重きをおいてるね、ソロは弾けません。
   中2でギター持って、そっからソロが全然上達しないという事は、
   これは完全にサイノウがないという事でしょう。
   一応練習とか勉強もしてみるが、やはり、できん…クソが。
   アルペジオはね、好き。和音が空気中に広がってる感じが。
   特にディレイ・リバーヴかけて。その空間の響きというか、
   音の拡張というか…タマランよね。

   やっぱバックギター。リズムとかグルーヴとかを乱さないように
   バックでこっそり鳴ってるっていうのに憧れるね。
   ピロピロとソロ弾くだけがギターやないと思うし。
   かといってパワーコードをずーっと弾くのも、それは違うかなと。
   しかるべきときにしかるべき音を鳴らすっていうのが大事やろ。
   
   …ん。そういう事を言えたようなタマではないんやけどね…
   とりあえず、腕を磨きます。
   自分が思う感じのウマイギターを弾けるようになりたいしな。
ろくに弾けもしないギターに
ついて、真剣にアツく語る、
いや、語ろうとするSYNYA。
っていうか、ただのバカ。
ちなみに、このインタビュー
っぽのは、「拝啓テレキャスター
様」という刊行物の中にある、
向井秀徳に影響されたもの
なのであるが、彼はそれを読む
以前から、ギターと木刀を同じ
ケースにしまうなど、ギターを
カタナと同一のものとして扱い、
また、そう意識していたので、
ギターを武器としての哲学を
持っていたのでる。
それは弾けない頃まで遡る。

 

←やっぱテレキャスはいい。ジャパンでもあの感じは変わらん。
低音も高音もササクレてる。まさにソリッドギターて感じが。
やっぱり、オーソドックスな形のギターっていうのは、
練習本能を掻き立てられます。ウマクなる錯覚が生じるし。
なんか、ずっと触っていられるというか。飽きひんよ。エエわ。
あと、やっぱテレキャスは、この不恰好なヘッドがたまらんネ。
発売当時の「対ギブソン」「対当時の風潮」っていう姿勢が
顕著に表れてますよね。全体的な木の塊って感じもイイです。
■Fender JAPAN TELECASTER ROSE 【家具色】
テレキャス。しかもローズ。。ローズだ、ローズ。でも表面にしか使ってないけどねー。フェイクです。ブラフです。
見たか!ジョージ・ハリスンぢゃボケー!!…あ、憧れはジョンレノンやねんけど、カジノとか買ったら、また
アイデンティティを喪失しそうやったので、テレキャスが欲しいという欲望とビートルズ繋がりってことで、コレ買いました。
てか、渋いぜ、テレキャス。渋いぜ、木目。渋いぜ、ローズ。…でもこの木目、冷静な目で見たら、
ただのテーブルみたいではあるんやけどね。後ろの家具と同化してるし。まあ、そーゆーなよ。
メインギターです。最近のパンク意外なら何でも使えそうやもんね。ソロ弾けるように頑張ろうか…多分…
■念願叶ったり!VOXから歪み出ろ!って思ってたら、凄いタイミングで発売された      
COOLTRON BIG BEN OVER DRIVE

あのAC−30のプリアンプ的なサウンドから、ウォーム且つゴリ歪みまでカバー。
電池で動く真空管という、いかがわしいセールスポイントを持ちつつも、
その音は、マジで良い。なんせAC−30のニュアンスを持っているからである。
最高。普段JAZZ CHORUSを使う機械しかないので、コレを使うことによって、
シブめの音が出せるわけですよ。ちょい歪みクランチとか。いいですよ。
なかなかイー仕事をやってのけてくれるので重宝してます。
2004年の有馬記念で、ちょっとだけ勝ったんやけど、そのノリで買った。
GE−10 ■IBANEZのグライコ。結構古いものらしいが、イイ音に仕上がる。
オンにしただけで、何故か音の密度が増す。なんだこのイコライザーは。
ソロとか弾かないんで、滅多に使うことはないでしょうが、中古で買ってしまいました。
DOD VOTEC ■これは、ヴォーカル用のマルチエフェクターであるが、
オレはこれを、ディレイ・リバーヴとしてギターに使用している。
JAZZ CHORUSとの相性が、あんまり良くない。個体差ではあるが、
たまに、ブーーーンっていうノイズ(ずっとB♭の音が出続ける)が
発生する時がある。どうやらそれは個体差で発生するようだ。
でもまあ、マルチ的役割をしっかり果たしている。

 

 

 

 

←フェンダーのくせに「P−90」を意識せざるを得ない音がする、
ハムなシングルが搭載されている。内観も、もろレスポール。
てか、まあ、絶対それありきで作ったに違いない。
どんなギターにも属さない感じに惹かれて購入してしまった。
がしかし、アンプに直結させてクリーントーンで音を鳴らすと、
低音が支えつつ高音成分がくっきりとした渋い音が出る。
なのでクリーントーンの音作りなんかは、手抜きでオーライ。
でもどこにも属さない感じが、弱点。フワフワした存在感。
■Fender U.S.A Tronado DE-9000 【旋龍】
大学でサークルに入って半年。恋人とも決別し、一念発起して買ったもの。学園祭でギターを演奏する事が決まり、
本番一週間前に何とか入手した。ニーズの少なさからか日本に在庫が一本しかなかったいわくつきのギターやった。
取り寄せなどで結構時間を食った。たいがい毎日弾いていた。この、オリジナリティの高さがいいですね。
音もなかなか良い。まさにフェンダーが作ったレスポールって音。まあ悪く言うとイイトコ殺しあってるねんけども。
まあ、それもええがーな。オレ仕様になっており、他人が弾くと弾き難いギターになっている。
まず、弦高が高い。テンションがキツイ。あと6〜3弦がヘビーゲージ。など

 

■3000円で購入したマクソンのD&S。(定価の五分の一)
ディストーションだ。メモリがゼロのところでも何故か歪む。我の強い奴。
もの凄い太い音からジャギジャギの音までカバーできます。
ただ、ちょっと歪みすぎているので、バンドの規律を乱す調子のりでもある。
ただ、ハードロック系の音がどうやらコイツのテリトリーらしい。
KISSなどの音は忠実に再現できる。できてどうするって感もあるが。
世に言うトゥルーバイパスで作動していない時は周りに迷惑をかけない。
その辺は空気読めてる。
SMALL CLONE ■空間系は、ご存知エレクトロ・ハーモニクスの【SMALL CLONE】
カート・コバーンに憧れて、ほぼ衝動的に購入。正直最近、使ってない。
ソロなどで高音弦を複数同時に鳴らせて、ウネウネ言わせる時のみ使用。
ヘンなウラワザっていうか、そういう使い方しかできないですよ。
普通のコーラスが欲しいと思う事がよくある。我が強すぎるのである、こいつは。
I’m PROUD
I’m JAP
(BOSS OD−3)
■金のなかった俺は、先輩からただで戴いたこれをメインとして一年間使った。
OD−3でも、エエ音は出る筈やと。出して、みんなをギャフンと言わそうと、
機体の名前がプリントされている部分に「I’m PROUD I’m JAP」という
ステッカーを貼り、「エエ音してるけど、何使ってるの?」って言わす為に使い続けた。
そして遂に、その偉業を成し得、晴れて現役引退に至った。
トゥルーバイパスでもないし、もう続投はしないだろう。
NIRVANAのコピーする時のみ登場する。あのチープな感じがタマランのである。

 

アリアプロU
謎のゴールド
トップ
レスポール
スタジオ風

百式】
■アイアプロのゴールドトップ、中2の時に超特価やったものを購入。
生まれて初めて買ったギターだが、あまりに酷い。デザインだ。
このギターは幾度も放置プレイにさらされる。というのも、あまりにも
ギターの上達が遅かった為、数多くの挫折を負ったSYN'YAが
弦が切れたままで放置など、究極の屈辱プレイを施したのである。
高校1年からは趣味の宅録などに使われだし、ギターたらしめる存在に。
現在は中・高の同級生に貸出されてる。