ウクレレ始めました37。

-Ukulele+Piano Presents-

Four String Dream

May.26,2002

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2002年5月26日(日曜日)の好天の下(ちょっと夕立が来たけど)、ウクレレ+ピアノ提供によるウクレレイベント『FOUR STRING DREAM』が代々木Hawaiian Dreamさんにて開催されました

りびけんはですね、今回は「かとうさん」という人と「かとけん」というユニットを、名前が面白いからという理由で結成して参加しました。

ステージは4時間の長丁場で、参加メンバーは以下:

  1. かとけん
  2. かまやん
  3. いいな漬け
  4. The Pineapple Boys
  5. おやま(付・おやまんプロジェクト第1期『ラスタ・パスタ』)
  6. カマテツ
  7. ウクレレ+ピアノ
  8. ジャム(Country Roads)
いやまあ、多士済々というかなんつーか、濃密であることは間違いない、みたいな。
僕はおやまさん(ソロ)主催のレゲエバンドと、締め括りのジャムセッションにも参加しました。

four string dream モブ写真(撮影:クマさん)。

前列左からLEE、とよだ、タクヤさん(Hawaiian Dream)、しげと、くまけつ、山下。
後列左から成田山、イタチ、りびけん、小林四一、おやま、見えないけど瀧音?、いちじ、カマテツ、かまやん


cap.1. かとけん物語

先に書いておきますと、じぶんのステージはもうひとつショボかったかなあ。いや、いろいろなアクシデントとかもありましてですね、まあ面白かったことは面白かったと思う、んですけど。

かとけん写真(撮影:いちじさん)。 写真は左から、

りびけん
ピアノ、クロマチック・ハーモニカ、電化ウクレレ、
かとう
エレキギター、電化ウクレレ、
成田山
エレキパーカッション、
という編成でございました。

2月半ばでしたか、ウクレレ+ピアノの豊田くんだったかから突如としてメールが来ましてですね、「先日は我々の提案に賛成していただき」みたいなことで、イベントの打ち合わせが始まりました。どうやらその前の宴会でお会いしたときに「やるなら参加するよん」くらいのことを言ったらしいのですけれども、ごめんなさい、実は覚えてなかった(笑)。

それでもまあ、演奏はしよう、と。ついては邪道ウクレレ仲間のかとうさんに声をかけてですね、それからブラックサンの宴会でお会いしたドラマーの成田悟さんにもパーカッションで参加していただけるよう、了解をとりつけられました。

コンセプトとしては、

  • 黒ウクレレ+ピアノ(白かも)、
  • 裏ウクレレ+ピアノ(表ではないな)、
  • 悪ウクレレ+ピアノ(正義かも)、
  • アダルトウクレレ+ピアノ(まあ年齢層は高い)、
といった感じで考えました。

演奏曲目は以下の通り。

M1. 雪も降る
僕はピアノ伴奏、かとうさんはエレキギター。
オリジナルと称して、あの名曲『雪が降る』をメジャーにしただけの曲。
M2. 白い恋人たち
同編成で、これもフランシス・レイの名曲中の名曲を、リリカルに美しく。
べつに『黒いオルフェ』でも『シェルブールの雨傘』でも『ゴッドファーザー・愛のテーマ』でも良かったんですけどね。
M3. ミザルー
僕は電化したウクレレ、かとうさんも電化ウクレレでディストーションかまして。
かとうさんの好きなディック・デイル版を賑やかにというかやかましぃく。あ、やっとウクレレが出てきた。
M4. サマータイム
僕はクロマチック・ハーモニカを吹きながらピアノを弾くという荒技、エンディングのブレイクではかとうさんのギターソロも聴けます。
M5. ブルーズ
僕はボトルネック風の音色にした電化ウクレレ、かとうさんはコテコテのブルーズギターで、スローブルーズを一発、ソロ廻しなど。
M6. ミスティ
僕のピアノに、かとうさんのウクレレ・コードバッキング。
コンセプトとしては、お洒落なホテルのラウンジの17時30分、そろそろ水割りの注文が入り始めたところで、ガーリックトーストが1,200円する、くらいの感じでケレンたっぷり、と。
M7. イヌ
僕のオリジナルを、ウクレレ2本で、テーマを演ってからソロ廻し。
M8. レツゴー三羽烏
これも僕のオリジナルのサンバを、ウクレレ2本でやかましく。



かとけん写真(撮影:いちじさん)。 というわけで、3月10日にかとうさんにメールを出して、早速了解を取り付けて、そのまま2か月間の放置プレイ(笑)。それと、西新宿ジャズバー「ブラックサン」の宴会でよく知っていたドラムスの成田山さんにも出動要請を出しました。

いろいろあって本番前日の5月25日午前10時、スタジオりび(要するに拙宅)に集合! 成田山はお仕事でパス! そのまま曲合わせ6時間! 熱心! 泥縄!

いろいろすっ飛ばしていきなり本番当日。リハーサルも順調に済ませて、そしてイベント劈頭にいきなり『かとけん』のステージです。
衣裳は、僕は白いアロハのプルオーバーに黄色い短パン、サングラスにハワイアンだからレイも(笑)。かとうさんはアロハにサングラス、成田山だけふつうの格好。さて。

かとけんでピアノを弾く私。

まずMC。
ご挨拶をですね。「こんにちは、かとけんです」くらいの。
M1. 雪も降る
というわけで、かとうさんのハワイアンバンプの後に(「ハワイアンバンド」というコンセプトですから)、僕のバンプ(んたーたんたんた、んたーたんたんた)で開始。電気ドラムがなんかヘンなボタンを押しちゃったらしくて不思議なリズムが流れ出しましたが、無視して続行、無事終了。
M2. 白い恋人たち
スローワルツを、厭味ったらしく。ちょいと音程を外したところもあったのだけれども、とりあえず「演りたいこと」は伝わったのではないか。
M3. ミザルー
これはかとうさんの持ちネタで、構成が覚えられない&教えられないという理由で、だいたいこんな感じで合わせる。これはかとうさんのトレモロがいい感じで、それなりだったのではないか。
M4. サマータイム
このへんでかとうさんがバンプ拒否(笑)。まあしょうがねえか。僕は右手にハーモニカを持って、左手でピアノを弾いていくハワード・リーヴィバージョンのサマータイム。終わり際のブレイクでは僕もかとうさんもたっぷり外連を入れて、それなりの出来。
M5. ブルーズ
やっと曲目紹介。
Gのスローブルーズを渋く、かとうさんのギターも絶好調。テーマ、ソロ×2、テーマで構成も完璧、成田山も楽しそうだったと思うのですけれども。
個人的には、ウクレレの単音ソロをたっぷり弾かせて貰って、嬉しかったなあ。
M6. ミスティ
こちらは『ウクレレ+ピアノをものすごく誤解している人たち』というコンセプトのもと、大有名曲をリリカルに美しく謳い上げたワンコーラス。かとうさんの(わざとギターを使わずにウクレレで奏でる)バッキングが美しい。
M7. イヌ
僕作のモードっぽいジャズ曲。それなりだったかな。
M8. レツゴー三羽烏
ここがショボかったんだよなあ、演奏側としては。テーマ演ってソロ廻しの後にドラムスソロと思っていたら、ドラムスの音が出ない(笑)。それでなんとなくしり切れとんぼで終わり、というあたりがなあ。まあいいや。
たぶん「ミザルー」か「ブルーズ」あたりを最後にしておけばそれなりに締まったのだろうと思うのですけれども、まあこれはこれでいいか。

cap.2. おやまラスタ・パスタ物語。

おやまレゲエ企画写真(撮影:いちじさん)。 ソロイストとして出場なされるおやまさんから「レゲエでバンドも演りたい」という申告が専用bbsにあったのは、4月くらいのことでしたか。

参加を志願して合わせてみると、クサすわけではなくて、

  • レゲエなのに裏打ちがうまくできない、
  • コードネームがよく判らない、
  • みんなして走る、
  • ってゆーか、バンドやったことない感じかも、
という感じで、これは熱意に応えなければじゃない、みたいなことかなあ。

4月20日(土曜日)、西新宿ブラックサンにて打ち合わせ。
4月27日(土曜日)、浅草橋ボノボノにて打ち合わせ。
5月5日(日曜日)、石神井公園のバッキーイベントの後に打ち合わせ。
5月11日(土曜日)、スタジオりび(拙宅)にて練習、
5月18日(土曜日)、スタジオりびにて練習、
5月22日(水曜日)、高田馬場アフタービート(練習スタジオ)にて練習、

そんな感じ。2曲で6回、延べ20時間! だぜ、ものすごく熱心。

そりゃあ「いちいちタブを書く」というのもめんどくさかったりはするのだけれども、また合わせましょう、お待ちしています。えーとその、育てゲーみたいで楽しく思いました。

演奏のほうは、ですね、肝心の衣裳はおやまさんの指定で、僕はTシャツに赤いジーンズ、黒いジージャンにサングラスですっかりチンピラ風味。
そしてまずおやまさんのソロが2曲。
そのあとメンバー(りびけん、瀧音(ベース)、いちじ(ウクレレストローク)、小林四一(ウクレレリフ))が出てきて、セッティングなどしている間は僕がピアノで『Imagine』をラウンジ乗りでソロで弾いて、準備ができたところでレゲエ『Imagine』の演奏開始。僕は安くピアニカでリフを吹いていました。
2曲目、『No Woman No Cry』で僕はピアノ。途中で乗っ取って、『No Woman No Cry』のバッキングのままで『なごり雪』を僕がものすごくデカい声で歌う、というのをやってみました。サビ終わりの「幼い君も大人になると気づかないまま、今!」って歌ったところでおやまさんが「No Woman No Cry〜」って入ってくるのだけれども、意味が繋がっているところが凄い(笑)。爾後、なんか「おやまさんの目が泳いでましたよ」という感想が一部でありましたが、やったもん勝ち。


他のバンドについても、聴いた感じで書いておきましょうか(僣越)。

かとけん
先述。
かまやん
かつて観ていたときよりも自信に溢れていて、いい感じでした。お客さんで「だんだん福山雅治に見えてくるから不思議」という感想をお持ちのかたがおられましたが、僕も不思議だ(笑)。
いいな漬け
某知り合いに「これだけは凄いから観ておけ」と言ったのが、「いいな漬け」と「カマテツ」でした。凄ぇ。今回で婚約解消なのだそうですが、残念だな。
The Pineapple Boys
いつも通りと言うと失礼なのでしょうか、楽しかった。マイナー曲が出てきたのには驚きました。
おやま(付・おやまんプロジェクト第1期『ラスタ・パスタ』)
バンドについては先述。ソロについては、使ってもいいんだとも思うのだけれども、あんまりエフェクタとかいらないんじゃないかなあ。同じエフェクタを持っているので、こんど検討会でもしましょう。
カマテツ
凄ぇ(こればっかし)。速弾きに目が行きがちなのだけれども、バラッドのセンスも素晴らしいと思います。触発されて、ソロの練習をしています。
ウクレレ+ピアノ
どんどん演って。頼む。
ジャム(Country Roads)
後述。

cap.3. ジャム物語。

ジャムセッション写真(撮影:いちじさんの筈がないなあ)。 コンピレーションのイベントなんだからジャムがあって当然と思っていたらば、なんか演るとか演らないとかいろんな話になって。

けっきょく主催者側の意向で「Country Roads」を演ることになって、主催者側の意向で仕切りを任されちゃったりなんかして。


そうだなあ、ボーカルは伊知地さんとしげとに任せるとして、瀧音さんがベース、ウクレレソロはカマテツという感じで勝手に決めて、本番に臨みました。リハーサルでウクレレソロの音量が足りないことが判明したので、てっちゃんには僕の電化ウクレレを弾いてもらいました。

いや、良かったですよ。終わり際に、

ウクレレソロ・カマテツ!
ボーカル・パイナッポーボーイズ・いちじ!
ウクレレ+ピアノ、
たかはししげと!
とよだしんご!
ありがとうございました!
ってコールさせて貰って、わりと美味しいところを貰ったというか、気持ちよかったことでした。

また演ろうぜなあみんな。


どんどこ続く。

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