ウクレレ始めました26。

日記風。

May.4,2000.

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 アフタヌーン練習会
 FPJAZZジャムオフ



 アフタヌーン練習会

先月末のウクレレ・アフタヌーンさんの練習会 at 代々木公園に参加してきました。

5月3日の逗子イベントに向けての練習ということで、虫干しついでのバンジョレレをかついで定刻に代々木公園に到着したけど噴水脇にはゲリラでお会いしたお姉さんが1人しかいない(笑)。しょうがないのでウクレレを取り出して「Smoke on the Water」のリフとかを練習(バカですね)しているうちに徐々に人数が増えて5人くらいになったところに、なんでかカエル君が通りかかって「あっちにみんないるよ」というので見てみたら、あっちの木陰に妖しの人影! さっそく合流。

実はゲリラの印象から「コードいっぱつ」系を想定していたんですけども、実は単音系の3パートほどで構成されるアレンジ譜がメインでした。せっかく「ネックに譜面をくっつける秘密兵器」を用意していったのがバカみたいです。しかも4割がたがタブ譜! こりはたいへんだぁ(ヘッドの歌詞カードを装着できる秘密兵器を準備していったもんで、しおしお)。それでまあ、8曲ほどのアレンジ譜を頂戴して、練習開始です。まずみんなでとりあえず合わせてみて、それからパートごとに分かれてパート練習。頃合いを見計らって、また合わせる。



というわけで練習している最中に、見知らぬ民間人のかたから声をかけられました。

民間人「それってバンジョーなんですか?」
儂「んー‥‥バンジョー・ウクレレといって、まあウクレレですよ」
民「ふむ。いや、バンジョーはいっぱい持ってるんですけどね」
儂「どうぞ(と渡して)。安いもんですけどね。これで1万円しませんし」
民「(ぱんぽろぴれ)なるほど、ありがとうございました」
主催者「じゃあ、再開しまーす」

って感じで、ちょっと練習を止めちゃってすいませんでした。さておき。



久し振りだなあ、この感じ。20年近くも前に合唱を始めたころを思い出します。さいきんは合唱譜も馴れちゃってある程度は初見も効くし、練習ではどっちかというと指導する立場のほうになりがちです。今日は違う。なんつっても、五線譜が読めても弾けない、タブ譜は読めないうえに弾けない! これが、誤解を恐れながら言えば、楽しい。無理弾きしているうちにどうにもならんところが出てくる、どうにもならんので人に教わる、親切に教えてくれる。コツも教えてくれる。こちらも、たとえば五線譜の譜割りは判るからそこは教えられる、結果としてみんなが上達していく。高校生をやってた頃は、毎日こんなことをしていたよなあ。

そんなわけで、気合いを入れて「難しそうなパートに挑戦する」という方針で臨み、結果としてボロボロでしたがまあいいでしょう(ぉぃ)。個人的な傾向と対策としては、以下(アルファベットは曲名)。

Mのアルペジオができない。
単音をいちいち左手で追っかけていたのだが、Sさんの「ポジションを決めるとラクだよ」とのアドバイスに則って「左手はコードフォーム、右手で(たいがい)3弦を押さえる」ように変更。左手のフォームが飛ぶので、帰宅後にネック側面にポジションマークを書き込んだ。
ENSの3拍のTacet(お休み)をいつも忘れる。
基本的には「集中力が欠けている」だけなのだが、物理的な対策としてTacet部で「ウクレレを廻す」ことに決めた。ミディアムの4拍子で「ラ、ソ、ファ、ミ、レ、や、す、み、ミー」の「や」でウクレレを放り投げ、インテンポで「ミー」(開放弦)に入れればOKなので、熱心に練習する。ほかに練習することがあるだろうに(笑)。
タブ譜が読めない。
五線譜に書き直す。開放弦指定の音譜については、シルシでもつけるね。とくに「タブ譜のうえに拍子がややこしい」という必殺のT曲では何回やってもうまく弾けず、Sさんも儂もキレてましたよ(各々が自分に)。現状でタブ譜が読めるようになるべき動機は見出せないが、取り敢えずここはねじ伏せないと明日は無いな。
譜面が風で飛んでいく(笑)。
練習中はそのへんの石を拾ってきて重石にしてたんですが、帰りがけにサイドベントのバインダーを買いました。
トレモロができない。
四分音符=120くらいのテンポで単音の16分音譜が出てくるのだけれども、この「テケテケテ」がどうしてもできない。単音でできないということは、もちろん同一弦使用のフレーズでも弾けないわけなんで、これはものすごくまずい。こないだまでは(たとえばウクレレ・カレンダー」などを聴いて)「ああ、トレモロはピックでやるんだな」なんて思っていましたが、オータサン(親指爪派)もやってるんだからそんなわけないじゃん>>じぶん。Sさんに爪で実演していただいたり、勝手にそんけーするKさんの2本指トレモロを拝見したりしつつも未だに対策の見出せない私。
まあ後日に期待(わたしが)といった感じで、なんとかなるといいなあ。終了後はみんなで呑みに行って、さらに酔っぱらったオヤジ3人ほど(もちろん私含む)は渋谷駅前街頭でウクレレじゃかじゃかという暴挙に及んだのでした(笑)。



 FPJAZZオフ会。

というわけでアフタヌーンが逗子マリーナに出演なさる5月3日、私はなんでか大泉学園にいました。ニフティ・サーブのFPJAZZつまりジャズ・プレイヤーズ・フォーラムのオフ会つまりジャムセッションに行ったんですね。

会場は「in "F"」さん、地酒のおいしいいいお店です。先に書いときますけれども、ハモニカ吹きのサガとして全く美味しそうなオツマミを全く摂らず(楽器が傷むもんですから)、結果的に日本酒をバカ呑みして必然的に人間的に完成しちゃって各地にご迷惑をおかけしました。以後気をつけますすいません。

30人ほどがセプテットくらいで交替しつつ、という気楽なジャムです。僕はというと、呼ばれればハモニカを吹きピアニカを吹き、呼ばれないときは全曲でウクレレを弾いている(生音だからまあいいでしょ)という無責任な態度で臨みました。そんでこれがまた練習になる。ふだん歌謡曲とかフォークとか弾いているとそんなに出て来ないIIm-5は頻繁に出てくるし、なんつっても人相手だし、たとえば聴診器とウクレレ持参でジャズ屋のジャム・セッションに行ってみるというのは、誰にとってもかなり練習になると思います(見た目ヘンだけど)。

参考までに、

Dm7-5
3121で対処(7入ってますけど)。
Aトレインのホールトーン。
3021で対処。
といった感じです。

そういえば、そのin "F"の隅っこに古っちいウクレレが展示されておりました。ノーブランド、ストラトタイプのヘッド、ネジ式の妙てけれんなペグ、いかにもベニヤな材質、高い高い弦、高い高いサドル。なんだ、いいとこないじゃん。もちろん弾いてみても鳴りませんが、それでもそれなりに楽しいのがウクレレの不思議。



次回は‥‥。「ナットの向こうでチョーキング」というのを駆使したブルーズをアップしたいんですが、MIDI関係のドライバが壊れてるらしくて果たせません(企画だけはこの3月からあるんだけど)。それと、ほぼ図面のひけた自作ウクレレ企画(割合の関係があるので全音ダービーには出せなさそう)、あとは懸案のオリジナル楽曲ですな。

気長に乞ご期待。

まだあるのか(笑)。

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