Don Rendell-Ian Carr Quintet

 on JAZZCRITIC VOL.68

ドン・レンデル=イアン・カーの1stセッション+後期Live音源の未発表集。
Don Rendell-Ian Carr Quintet
Live From Antibes Jazz Festival with Michael Garrick・Dave Green
・Trevor Tomkins & THE DON RENDELL 4/5 featuring John Mealing

<UK:SPOTLITE SPJ-CD 566>

Recorded 22 Jan.1964,IPC Studios (#1-13)
     23 Jul.1968,Cocert Antibes (#14-16)
Ian Carr(tp,flh)
Don Rendell(ss,ts,fl)
John Mealing(p on 1-13)
Michael Garrick(p on 14-16))
Dave Green(b)
Trevor Tomkins(ds)
1/Blues By Five
2/Peace Talk
3/Blues For Crazy Jane
4/You'll Never Know
5/Waltz For Swingers
6/West Coast Blues
7/I've Never Been In Love Before
8/I Can't Get Started
9/There Is No Greater Love
10/Blues For Sally
11/Downbeat After Dark
12/You're Not There
13/Just Friends
14/Pavane
15/Hot Rod
16/Voices

ドン・レンデル=イアン・カー・クインテットの結成は、1963年。レコード
・デビューは、1965年の"Shades Of Blue<UK:Columbia SX1733>"。

今回のディスクは、その結成からレコード・デビューまでの間に行われたセ
ッションと解散前年の1968年アンティーブ・ジャズ・フェスティヴァル
のライヴ音源をカップリングした未発表音源集。

レンデル=カー・クインテットは、イギリスのマイルス・クインテットと形
容されることが多いが、これは両者に礼を失した表現だ。
確かに、マイルス・クインテット並の人気をレンデル=カー・クインテット
は欧州全域で博していたらしい。しかし、プレイヤーとしてのスキルの差は
歴然としている。

只、あらゆるジャンルの大衆音楽をミクスチャーし、アフロ・アメリカンの
音楽に深い愛情を注ぐことを躊躇しなかった英国のミュージシャンが持つ不
思議な魅力が、彼等にも宿っている。

英スポットライトからの作品なので、内容的にも音質的にも文句のつけよう
がない。只、ジャケットやブックレットのデザイン・センスは最悪。

<1/Mar./2001>

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