DAN HICKS AND THE HOT LICKS
on JAZZCRITIC
VOL.62
アコーステック・スイングの名伯楽ダン・ヒックス待望の新作!
DAN HICKS / BEATIN' THE HEAT
(SURFDOG RECORDS SD-67113-2)
1/My Cello
2/Meet Me On The Corner
(featuring Elvis Costello on Vocals & Brian Setzer on guitar)
3/I Scare Myself
(featuring Rickie Lee Jones on Vocals.)
4/I Don't Want Love
(featuring Brian Setzer on Guitar.)
5/He Don't Care
6/Strike While It's Hot!
(featuring Bette Midler on Vocals.)
7/I'll Tell You Why That Is
(featuring Tom Waits on Vocals.)
8/Hummin' To Myself
9/Doin' It!
10/The Piano Has been Drinking (Not Me)
11/Chattanooga Shoe-Shine Boy
12/Driftin'
(featuring Rickie Lee Jones on Vocals.)
13/Hell I'd Go!
14/Don't Stop The Meter, Mack
15/I've Got A Capo On My Brain
これがジャズかと聞かれれば、「つまらねえジャズよりスィングしてるぜ」
と答えるしかない。俺としては、25年以上贔屓にしているので、みなさん
にも是非聴いて頂きたい、ということでピック・アップした。
レコード・コレクター誌9月号でも、何故か採り上げられていたので既に御
存じの方もいらっしゃるかもしれない。興味のある方は是非御覧頂きたい。
ジャンル的には、アコースティック・スィングに分類?されるらしい。ジャ
ンゴ・ラインハルトのスタイルに、カントリー・フレヴァーがまぶされた実
に「お気楽」なスインギング・ミュージック。
ストレスが溜まった時に聴くと、「まあ、いっか」という気分にさせてくれ
る。首都高で聴くには最高の音楽かもしれない。
このディスクは、ホット・リックス名義としては27年ぶり、ジョン・ヒック
スとしても6年ぶりということもあってか、上記のように実に豪華なゲスト
を迎えているのが嬉しい。
ジャズという本妻から逃れるには、うってつけの一枚だ。
<17/Sep./2000>