CHET BAKER & BUD SHANK
ON JAZZCRITIC VOL.58
チェット・ベイカーが自己投影を強制された哀しくも豪華なウエスト・コースト・ジャズ。
"THEME MUSIC FROM THE JAMES
DEAN STORY featuring CHET BAKER & BUD SHANK"
<US:PACIFIC JAZZ 0777 7 95251 2 6>
Recorded 8 Nov,1956,LA
Chet Baker(tp,vo)
Bud Shank(as,fl)
with
Don Fagerquist(tp)
Ray Linn(tp)
Milt Bernhart(tb)
Charlie Mariano(as)
Herbie Steward(as)
BillHolman(ts)
Richie Kamuca(ts)
Pepper Adams(bs)
Claude Williamson(p)
Monte Budwig(b)
Mel Lewis(ds)
Mike Pacheco(per)
1/Jimmy's Theme
2/The Search
3/Lost Love
4/People
5/The Movie Star
6/Fairmont,Indiana
7/Rebel At Work
8/Success And Then What?
9/Let Me Be Loved
10/Hollywood
11/Let Me Be Loved(vocal version)
ウエスト・コースト派の大部分は、猫の欠伸であるという本音を漏らすと、
スパム攻撃に遭いそうだが、ジョニー・マンデルがアレンジした<1>、<2>、
<8>をお聴き頂きたいがために紹介する。
リース・スティーヴンスの作曲作品をジョニー・マンデルとビル・ホルマン
の二人が編曲しているのだが、その力量の差が素人の耳にも認識でき、改め
てアレンジの重要性を考えさせられた。
しかし、絢爛豪華なオール・スターズだよなあ。
ヴォーカリストとしてのチェット・ベーカー・ファンの方には、<11>のヴォ
ーカル・ヴァージョンがあることをお知らせしておきます。
１ヶ月程前にアメリカ本国で初のCD復刻が行われ、未発表曲などは残念なが
らないが、SBM仕様で音質は向上している。