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2002/11/30-12/1
仙台ワークショップ報告

昨年に引き続き、二回目の開催となった今回のワークショップは、11月30日と12月1日に仙台市内にあるネッツトヨタ仙台五橋店研修室(4f)で開催されました。

ワークショップ初日は、午後3時過ぎにスタート。 まず佐藤允彦師範(以下師範)から、即興はアラブやインドなど広く世界の音楽にあるものであること、異なるジャンルのプレイヤーが一緒に演奏するため、まず白紙になること、などランドゥーガの導入にあたるレクチャーがあり、次に、フレーズの長さを整理、自覚する。単語、文、段落、という比喩をつかってのレクチャーと各プレーヤーが「単語」に当たるフレーズ を弾く、「文」に当たるフレーズを弾くセッションからスタートしました。
この日のワークショップでスリリングだったのは、相手を「読む」セッションで、フレーズの切れ目を作り、他のプレイヤーが相槌のようなフレーズを入れるセッション。フレーズのアクセントになるところに他のプレイヤーがあわせるセッションなどが行われました。
午後6時過ぎからは、いつもの要(ソリスト)3人と、頭人(指揮者)1人のセッションでしたが、1セッションごとに師範の丁寧な講評が入りました。最後に「乱取り」と呼ばれる、要、頭人がタッチしてどんどん変わるセッションを行いました。

初日は午後8時で終了。ランドゥーガワークショップといえば打ち上げ。今回は一部の強い希望があり国分町の「きゃりっこ 亭」で行いました。ここでしか飲めない地酒がある店です。

翌12月1日は、午前10時スタート。昨日の復習をしながら、セッションを進めました。白眉は佐藤允彦師範のピアノを先達とする一連のセッションで、今回のテーマである「相手を読む」トレーニングを進めていきました。
午後は、要3人と頭人1人のセッションを中心にやったのち、 「乱取り」セッション。最後に、とくに決まりごとのない、参加者全員のセッションが行われました。多少ルールはあり、各人立ち上がって頭人をやってよい、ただし1回のみ、というものでした。9月の代々木ワークショップについで2回目となる「ノールール」セッションでしたが、「長いセッションではすべての場面に参加しようとしないほうがいい」との師範のお言葉 がありました。午後4時半に終了、解散となりました。
参加の皆さまお疲れさまでした。

文:ランドゥーガ研究会 事務局 番頭 渡邉 馨 cqe01756@nifty.ne.jp


最終更新 2002/12/6

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