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ランドゥーガ研究会主催
第2回ランドゥーガワークショップ報告

2000年10月29日(日)17:30〜21:00
東京都港区高輪区民センター音楽練習室

文:渡邉 馨

今回もあいにくの雨だったのですが、13名が参加しました。
編成はフルート1、サックス1、ピアニカ1、コントラバス1、
エレクトリックギター1、アコースティックギター1、
エレクトリックベース1、パーカッション3、
エレクトリックパーカッション1、三味線1、太鼓&笛1でした。
今回のテーマは「皆でグルーヴを作るII」。

<内容>

配置:
各プレイヤーは練習室に円形に並び相互に見えるよう座ってもらいました。

セクション1;
グルーヴマスターを決め、グルーヴマスターが最初に提示するリズムフレーズを聞き、他のプレイヤーがフレーズを重ねていく。
上記の方法で、前回参加していなかった人がグルーヴマスターを勤め、計9セッション行いました。
自然にエンディングが出来て終わったのは前回同様だったのですが、平均5〜6分と1セッションあたりの時間が短く、各グルーヴマスターの出す1つのアイディアを発展させて終わる、という感じでした。1セッション内で展開ができないかな、というのが反省点です。

また、7セッション目にはウクレレさんのアイディアで、
1:
ロープを円形においたエリア内にグルーヴマスターが立ち、グルーヴマスターの踊る動作に合わせてフレーズを弾く 。
2:
グルーヴマスターが、ロープを円形においたエリアから出て、各プレイヤーの前に立ったら、そのプレイヤーを中心に展開する(グルーヴの中心またはソロ)。上記2つのルールを試してみました。これは「指揮」の応用例だと考えていますがなかなかよいアイディアなので、将来やろうと思っているテーマ「ゲーム」の中で、また試して見たいと思います。

セクション2;
二人以上のグルーヴマスターを決め、それぞれのグルーヴマスターが出す「ずれた」フレーズを聞き、他のプレイヤーがフレーズを重ねていく。
これは苦労しました。難しい。最初はベースふたりにグルーヴマスターを務めてもらったのですが、そろった感じになってしまう。次にパーカッションふたりで、単位となるフレーズのあたまだけ演奏。このセッションでは、4拍子と5拍子が並存する(ただし基本となるテンポは一緒)感じは達成できたと思います。
その後はメンバーを二つに分け、それぞれ単位となるビートがちがう、テンポが違うというセッションをしました。これも段々そろってくるのですが、先行するフレーズに違ったフレーズがきて、段々そろってくる、というのはこれはこれで面白いと思っています。

セクション3;
1つのセッション内でグルーヴマスターが順に交替する。
今回は全員にグルーヴマスターを回しました。終了間際でお疲れだったのですが、30分近い大作となりました。グルーヴマスターの足元に布を置き、グルーヴマスター交替の際は布を隣の人に移動、というルールを使ったのですが、布を戻したり待ったりと駆け引きがあったのが印象的でした。

全体の反省としては、始めて参加する人には敷居の高いものになっているのでは?という懸念です。
そのために次回以降には、
1:冒頭のレクチャーを丁寧に。場面場面で音を出してもらい、なじんでもらう。
2:高度なネタは1回につき1つで、それも後半に。
を心掛けたいと思います。
会場費は結局一人当り320円でした。

<打ち上げ>
午後9時15分より白金高輪駅前「豊作」で行いました。参加の皆様、お疲れ様でし た。

<次回予定>
12月中に、東京都港区高輪区民センターでの開催を計画しています。
日時場所が決まり次第案内のメールを送ります。また、ランドゥーガ関係者、ランドゥーガに興味を持った方がいましたら、このメーリングリストを紹介いただけると幸いです。ワークショップの参加も前々日まで受け付けておりますので、ご紹介頂けると幸いです。


最終更新 2004/1/1
ランドゥーガ研究会 http://sound.jp/randooga/index.html