@sound.jp [PR]  音楽ニュース  音楽の求人  メンボ  音楽レッスンを探す  ライブウォーカー  スタジオ  e楽器屋.com  MP3変換  iPhone MP3

 このページでは、スウェーデンのPropellerhead Soft社のソフトウェアシンセ"REASON"のちょっとしたアイデアなどを紹介していきます。
  (REASONの使い方がちょっと分かってきたかな、くらいの人向けです。)

tips:1 Auto Panを作る  
 

 "REASON"はドラムマシン、シンセ、サンプラー、パターンシーケンサー、ミキサーなど、画面 上にラックタイプのデバイスを組んでいきバーチャルなスタジオを構築できるソフトです。
 今回はREASON意外のDAWなどでも頻繁に使われるミキシング・テクニックの一つ、「Auto Pan」をパターンシーケンサーの"Matrix"を使って簡単に作ってみたいと思います。

 まずはPanningさせたいソースを作りましょう。今回はシンセの"Subtractor" で出力した音をPannningさせてみます。


 Subtractorを立ち上げミキサーの任意のChに繋いだら、次はパターンシーケンサーの"Matrix"を立ち上げます。まずはこのMatrixでシンセの音を鳴らすパターンを作ります。今回は上記の画像のように、16分で単純に刻むような感じです。

 音を鳴らす準備が出来たら、次にもう一台のMatrixを立ち上げます。このMatrixが先に立ち上げたSubtractorの音をPanningさせるためのものになります。

 2台目のMatrixを立ち上げたらまず、ラックの背面 を表示させます。そしたら、MatrixのCVコネクタの一番左側[curve CV]をミキサーのPanningさせたいソースが繋がっているChの一番下の部分[Pan CV]の部分に繋ぎます。繋いだとこの下にあるノブは、Panningの掛かり具合を調節つるもので、一番右側まで回せばPanningの効果 が強くなります。
 また、Matrix背面側ではもう一つの設定をします。それが上記画像にも示した「ウエに設定」という部分のスイッチを上側に設定します。

 背面の設定が出来たら、表に画面 を戻しましょう。次にMatrixのCurveを設定します。Curveの設定は、鍵盤の書いてある部分の左側、上のスイッチを上にするとCurve設定の画面 となります。上記の画像がその状態になります。
 先ほど、ラック背面でスイッチを上にした部分がありましたよね?何故かというと、そうするとCurveが真ん中を0として、上下にCurveを書くような設定になるのです。背面 のスイッチが下のままの状態だと、一番下の部分を0として、そこからCurveを書いていくようになるので、Panningの設定は視覚的にもしにくくなってしまいます。そのために、こういう設定にしたのです。
 では、Curveを書いてみましょう。上記画像の例だと、1小節を16分に分けてループさせる状態で、小節の頭から左→右→左と音の定位 が移っていくようなPanningの設定になってます。つまり、Curveの真ん中=0がCenterに位 置し、上の方に書けば左寄りに、下の方に書けば右寄りにpanningするのです。あとは画面 の下にある再生ボタンを押せば、Panningの効果 が分かるはずです。

 

 とりあえず今回はPanningという基本的な使い方を例として挙げてみましたが、例えばPanning用MatrixのCurveをもっとランダムに書けば、複雑にPanningさせることも出来ます。

 そしてさらにポイントなのは、「シーケンス・パターン」のリズムをどう組むか?ということです。つまり、普通 に設定したbpmの16分で走らせるのではなく、例えば18/16に設定(Matrix右側の赤い数字のとこで設定)すると、 2/16が一小節からはみ出ますよね? そのため、2小節目は2/16遅れてパターンの頭に戻ります。そして次の小節では4/16遅れて・・・というように、リズムにズレを生じさせるのです。その状態で少し複雑なPanningのCurveを設定しておけば、かなり複雑にリズムを作っていく事が出来るのです。これはいわゆるポリリズムみたいな事ですね。
 そしてさらに、Panningだけでなく鳴らしている音源にFilterも通 して、そのFilterの掛かり具合もまた違ったズレ方をする設定にしておけば、さらに複雑なリズムが・・・と、こういったように遊んでいくことが出来ます。

 実際、このサイトで公開している自分の作った[Relaxin]というtrackでもこういった感じで、Subtractorをリズム素材にしたりしています。この他にもアイデア次第では更に色んなことが出来ます。さぁ、あなたもMatrixだらけになってみませんか!?w