ガラスの向こうで 奴が笑ってる
桜舞い散る 素敵な朝に
ガラスのこちらで 彼は見ている
恨みを身に受けて 彼は見ている
ガラスの向こうで 奴が手を振る
亡者どもに守られて いい気なものさ
ガラスの向こうへと 彼は走った
柵を乗り越え 彼は走った
その手には ハンマー
暗黒芝居の幕開けの鐘が 鳴る
ガラスの向こうで 奴が笑ってる
総てを忘れたかのように 奴が笑ってる
ガラスの向こうに 彼は放った
ガラスに阻まれても 彼は放った
ガラスの向こうで 奴が手を振る
桜舞い散る 素敵な朝に
ガラスの向こうに 彼は放った
菊の花めがけて 彼は放った
その手には ハンマー
暗黒芝居の幕開けの鐘が 鳴る
そして俺は彼と うつりかわる
REAL3（1983.8）
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