『Dark gray moon』 (鈍色の月)

                 
     作詞:魔夜

絶望の闇夜を歩き
魂を削られながら生きた
幾千の悪夢に怯え(おびえ)
裏切りを繰り返していたあの頃

闇の中に身を置きながらも 月の淡く優しい光の様に
愛惜(あいせき)に怯えた者にすら 微笑で照らすお前が愛しい

  Dark gray moon 今 望むなら
  この命など何時でも差し出そう
  孤独を抱きしめて生きてきたのは
  お前に巡り会う為だったと

  Dark gray moon この世の全て
  失う愛の重さに比べたら
  お前と限り有る時を臆さず(おくさず)
  光へと向かって歩くと誓う

  天啓(てんけい) 滅亡が訪れる日まで…



強さと弱さの狭間で
誰もが悲劇の自己陶酔者
二つに裂かれる心は
まがい物にすらしがみ付くだろう

追い詰めて行くこの罪も罰も 愛を知るなら許されるのだろうか
嘲笑う(あざわらう)声そして迫害も お前と一緒ならば耐えて行けると

  Dark gray moon また逢えるのに
  今すぐにでも逢いたいと求める
  そんな心が満たされぬ虚しさ
  お前が何時か変えてくれると

  Dark gray moon この喜びが
  消えてしまわない様に掴みたい
  二度と離さぬ様その手を握り
  重ねた唇永遠にと願う

  天啓 滅亡が訪れる日まで…