時神〜クロノス

                  作詞: Holy 

寒いかと思えば 暑く
暑いかと思えば 寒く
窓から漏れる 朝の気配は
再び闇と沈黙に閉ざされ

午前2時 浅い眠りに落ち
午前6時 現実に引き戻され
少ない睡眠に 寝不足の頭は
再び睡魔に弄られ虐められ

  部屋(そこ)だけに流れる 時間(とき)は
  昼をもたず 夜が支配しているから

  住人(わたし)の時間(サイクル)は永遠
  時神(クロノス)によって いたずらに
  造られ 動かされる永遠
  不老でも 不死でもないけれど



熱いかと思えば 冷たく
冷たいかと思えば 熱く
空から零れる 雨の雫は
いつまでも夜と闇に閉ざされ

  部屋だけに流れる 夢(アス)が
  今をもたず 過去を捕まえているから

  住人の生命(スベテ)は幻
  時神によって いたずらに
  作られ 壊されてる永遠
  今も 未来にもないけれど

  住人は心(ココ)で 永遠に
  成長することなく 逃げることもなく
  ただ 籠の中の鳥のように
  大人しく 飼いならされてく
  時神という 永遠の闇に