夢のお使い

                     作詞: 涼平

夢をかなえるといって裸足で駆け出した
誰かの夢をかなえるという余計なおせわだが
そんな僕の前にいる汚れた子猫ちゃん
「そんな目でぼくをみないで」と忙しく走る

そんな夜の怖い道 後ろをみてみると、
さっきの子猫が追いかけてきた全力疾走で
僕は迷惑げに子猫に言い聞かせた
「僕には君を幸せにできない」といってはしってた

  が、しかしよく考えてみると
  僕は今独り、いや一匹を
  寂しくさせてしまった、夢を叶える所か
  何をしているんだろう、ないてしまった

  嗚呼、僕は夢すら叶えられずに泣いてしまう
  嗚呼、それでよいわけない、悲しませてしまい、
  自分の夢すらなくしました



自分は夢をかなえる仕事を始めたいと
過去をも振り返らずに思いつきで始めた
ちょっと頭をよぎる昨日の子猫ちゃん
「悲しいような気がする」と家を出た

飛び出して駆け出して涙が出た
「あの猫は一体何をしているの?」
「なんであの時そっとだいていなかったの?」
自分を責めて泣いた、走りながら、転んで。

  どれだけ自分を責めて夢すら叶えられず
  心の中につかえていた「生きてる」というものが
  子猫の中にきえていった、あの猫はまだそこにいた

  嗚呼、僕はすぐに汚れた猫を抱き上げて
  嗚呼、泣いた、ただ泣いて嬉しくって
  嗚呼、その瞬間その子猫は消えてしまった
  嗚呼、そのときぼくはなにかをてにいれた

  「やさしさは夢である」という事