Doctor & The Medics / Spilit In The Sky

この頭を見よ。'86のビルボード・ヒット・チューン。中学のとき初めてベルボトムやサイケ・カルチャーを意識した。　ＴＶＫのビルボードトップ40でプロモを見たんだけどサイケでグラムなルックスと曲がよかった。サイケないでたちのdoctorが曲の間中はしごを登って空の上にいくようなビデオだったとおもう。この人はロンドンで「Alice In Wonderland」というサイケデリック・クラブを主宰してたDJで、フランジャーとかエコーを効かせまくったマイクでMCをやるのがかっこいい〜

UKの'80sサイケ/ヒッピーカルチャーは地味だけど、連綿とつづいていて、この人たちの出てきた85,6年はちょっとしたトレンドとして復活したのだと思う。その後80年代カルチャーの終焉とともにヨーロッパでのXTCとハウスミュージックの大流行により、2nd Summer Of Love, Acid House, Rave, New Age Traversなどのネオ・ヒッピーカルチャーが開花する。

80s Pychedelicといえば、プリンスもこのころやたらペイズリーを使っていたし、Paradeとかのアルバムは結構サイケだ。ペイズリーのシャツとか普通に流行っていた。

Noa House

20歳くらいの時に追っかけていたバンド。吉祥寺の曼荼羅でジャニスジョプリンの追悼イベントを見に行ったときに髪の毛とヒゲボーボーのZZ TOPみたいなギターとベースが出てきてはじめ外人かと思ったけど、よく見たら背は低いしスノトレ（スキー場用スニーカー）履いた大阪人だった。
女ヴォーカルの4人組でZZ TOPとジミヘンとゼッペリンを混ぜたような、しかも全員40歳くらいに見えたけど、今から思うともうちょっと若かったかな？　
ルックスのインパクトが強すぎて東京のバンドシーンではイマイチ受けなかったみたいだったけど、演奏もドシブで超サイケで何ヶ月か1回彼らが東京にくると福生や高円寺なんかに何回も見に行った。客はいつも10人くらいしかいなかったんじゃないか。

でもこのバンドを聴きに言って生演奏のほんとの面白さ。科学変化みたいのを体験したのはとても重要だった気がする。

Radio100 Amsterdam Free Radio Station 99.3 FM
www.radio100.nl

自由な都市の自由なラジオ局。尾崎豊もいってました「自由ていったいなんだい？」　自由＝善ではないけど、自由は快楽のひとつかな。快楽の向こうには堕落へのドアが、、堕落が悪いってわけでもないんだろうけど、、。　ほかのオランダの海賊ラジオ局の基本コンセプトは「すべては正しく、すべては誤りである」らしい。ハリーキャラハンの同僚もいってた　「やつは平等だ、みんなを憎んでる」

はじめてアムスにいったとき、 はじめは1人で行こうと思ってたんだけどロンドンの宿で一緒になったケイという日本人と意気投合して一緒にバス→フェリーでいった。フェリーのなかでパンク親子みたいのがいたんだけど子供と遊んでる親父のほうがよだれだらだら垂らして喜んでてびっくりした。でもこんなのはアムスにいってからのビックリの連続と比べたらなんでもないな。

はじめて聴いたときはラジオをつけたとたんに地底から聴こえてくる巨大な機械の回転するようなグゥオーングゥオーンみたいな轟音の上に鳥がピヨピヨないてるのが延々とつづいて、なんだこりゃとおもってて、曲がおわったと思ったら客がワーッ、パチパチパチ　「ライブかよ！」と思わずつっこんだ。

初日に若気の至りでラジカセのアンテナ折ってしまい聴けなくなって（おかげで外に出かけるようになった。もし折れていなかったら毎日寝たきりでラジオばかり聴いてたかもしれない）、先に行ってた友達が録音していたのを帰ってきて聴きまくった。これはほんとにサイケデリック大学だ。

いまはネットラジオで聴けるようになって音もよくなったんだけど。これを聴きながら日常生活を送れる人はほんとにスローライフだ。