裏表紙の製作

バック・インレイ、裏ジャケット、裏カード、などとも呼ばれている部分です。折り返して背表紙にする部分を耳とか言ったりもするようです。統一された標準的な呼び名はないようです。

透明トレーと透過デザインによる効果
おきまりの表記等

●ジュエルケース・シングル/ダブル(10mm厚)のケース、その他マルチケース等に使用します。
*K-rec用テンプレート、イラストレーター用はこちら
同じくPDF版はこちら、ダウンロードしてお使い下さい。

寸法は以下の通り。

←実物例。

*背表紙になる折り返し部分は、ミシン目を入れるか、カッターの背等でガイド(傷)を付けると奇麗に折れます。
*ジャケット(表カード)とセットになったラベルキットが売られています。印刷がズレてNGになると元も子もありません。


●透明トレーと透過デザインによる効果

以下は通常ケースの透明トレータイプを使用、トレーの下に一枚はさんで(両面印刷でももちろん結構)、ディスクを外すと内側の柄が見えるようにデザインした例です。
左端の部分はケースを閉じた状態でも透過して見える(写真下)ため、オシャレなデザインが可能です。


*以下、マルチケースの透明トレータイプ(写真は2Dタイプ)も、ケースを閉じた状態でトレーの内側を見せるデザインが可能です。

↑表紙とひと続きの色調を、内側にほどこした例。


↑「〜演奏会」の表記は、粘着透明フィルムに鏡像印字し、トレーの内側から貼付けたものです。気泡を入れずに貼れば印刷に見えます。

←透過して見せている部分

*使用する紙厚は90kg相当以上が好適です。通常のコピー用紙、インクジェットの用紙程度だと、湿気でヨレたり、皺が目立ったりして格好よくありません。
*両端の引き起こして背表紙にする部分(ミミ)は、一方を縦書き漢字仮名表記、もう一方を横書きローマ字表記にできると格好いいです。
*マルチケース10mm厚2Dタイプの場合、紙が厚過ぎたり、ミシン目の加工精度が悪かったりすると、トレイ部が開閉のたびに背表紙(裏)と干渉するようになります。実感としては110kgないし135kgの紙が許容範囲です。写真参照。
*トレイの内のりにピタリと嵌ると、感動ものです。

←開いた

→スタッ・・・・閉じた。
↑トレーとケースの隙間に背表紙部が挟まります。常に、サクッっと開閉出来ると、格好いいです。


●おきまりの表記等

*裏表紙の部分は発行者など、種々のインフォメーションを表記しますが、販売されるCDには以下のような著作権に関する注意文、取扱い上の注意などを入れる場合も多いです。

著作権に関する注意文(例)
「このCDを著作権法で認められている権利者の許諾を得ずに、賃貸業に使用すること。個人的な範囲を越える使用目的で複製すること。ネットワーク等を通じてこのCDに収録された音を送信できる状態にすることを禁じます。」

取扱い上の注意等(例)
〈取り扱い上のご注意〉●ディスクは両面共、指紋、汚れ、キズ等を付けないように取り扱ってください。●ディスクが汚れたときは、メガネふきのような柔らかい布で内周から外周に向かって放射線状に軽くふき取って下さい。レコード用クリーナーや溶剤等は使用しないで下さい。●ディスクは両面共、鉛筆、ボールペン、油性ペン等で文字や絵を書いたり、シール等を貼付しないで下さい。●ひび割れや変形、又は接着剤等で補修したディスクは、危険ですから絶対に使用しないで下さい。
〈保管上のご注意〉●直射日光の当たる場所や、高温多湿の場所には保管しないで下さい。●ディスクは使用後、元のケースに入れて保管して下さい。●プラスティックケースの上に重いものを置いたり、落としたりすると、ケースが破損し、ケガをすることがあります。

またCD-Rに関する注意文も、販売や何らかの対価をもって人手に渡る可能性のある場合必須です。以下例文

●本CDはCD-R(書き込み型ディスク)のため、旧型のCDプレーヤーや一部の車載プレーヤー等では稀にディスクが認識されない場合があります。そのような時は新型の専用CDプレーヤーでの再生をお試し下さい。ディスクの不良と考えられる場合。良品と交換ないし返金させていただきます。
(以下、連絡先表示)

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