最新の注目&お薦めディスクをご紹介 (04.1.15) <<past
THE CORAL
Nightfreak & The Sons Of Becker (CD) Deltasonic
昨年2ndアルバムを出したThe Coralだが、半年しか経たずに、なんと11曲入のミニ・アルバムをリリース。本人達曰く「3rdアルバムではない」というのには驚かされる。制作期間は2週間、ほとんどが一発録り。確かにラフで作りこまれていないが、ただのセッションやお遊びでもなく、かえって彼らの音楽性と技量の高さを示すものとなっている。基本的なThe Coral・サウンドに大きな変化はないが、80'sファンクぽさあるものや70'sぽいギターの絡み合うプログレ・サイケぽいものまでと、また違った面が強く感じられる。まだまだどんどん成長し続けるThe Coral、3rdアルバムが一体どうなるのやら想像もつかないし、すごく楽しみでもある。(Q's)
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KING ADORA
Drag (7") VERYDISC
2ndアルバムに向けてのインディーからの2枚目のシングル。妖艶パンキッシュ路線 ではなく、今回はベタベタという程のグラム風な曲。
T-REXがヘヴィーになったよう なポップ・ナンバー。彼らの妖しさというか胡散臭さもすごくはまっているし、良 い意味で力も抜けているし、これは結構気に入ってます。(Q's)
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THE GREAT DEPRESSION
The Rock and Roll EP (CDS) Fire
USでは2000年に『Heaven Is Becoming』をリリースしているWisconsin州出身5人組 のUKでのデビュー・アルバム『Unconsious Pilot』からのシングル。1曲目に注目! メランコリックで切ないメロディ、イントロから印象的に鳴り響く哀愁たっぷりの ホーンを聴いた瞬間に「ネオアコ」という言葉が浮かんできた。勿論そのものでは ないが、Pale Fountains、Go-Betweensとかに通じるような要素を感じられた曲。他 の収録曲は、ちょっとダークながらも美しくサイケデリアで、シューゲイザーを引 き合いに出されているのもわかる。(Q's)
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LONGVIEW VS ULRICH SCHNAUSS
Can't Explain / Will You Wait Here (12") 14th Floor
アーティスト仲間に受けがいいのかLongviewの頻繁にリリースされるリミックス・ シリーズ(?)。Elbow、Andy Votelsに続く第3弾は、なんと2003年間ベスト1に Longview『Mercury』を選んだドイツのエレクトロニカ・アーティスト、ULRICH SCHNAUSS(ちなみに、3位Mew、5位Oceansizeとのこと。詳しく は、http://www.city-centre-offices.de/2.5.html)。彼のシューゲイザーにも影 響受けた美しく浮遊感のあるサウンドは、Longviewの魅力と共通 なだけに、原曲を 十二分にいかし、よりドリーミィーさを増したリミックスとなっています。(Q's)
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THE MOONIES
The Rock and Roll EP (7") Plastic Boots
UKリリースされたGordon Raphaelプロデュースによる4枚目のNEWシングル。12月に 日本のみでリリースされたアルバム『It's Amazing!』とは別物で、"Record Store"1曲以外はなんとアルバム未収。1曲目の"Being Me"を聞いてもらえば、プロ デュースとかの話題性はあんま関係ないと思う程のヤバイ出来。疾走感の中でも キャッチーなメロの存在感が半端じゃなく良い。アルバムでの音源からももう成長 している感じ。春予定のデビュー・アルバムに俄然期待しちゃうな。ただのガレー ジ・フォロアーにガツンと一撃食らわしてくれるのは間違いない。(Q's)
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THE LOCH NESS MOUSE
FRIENDS & FENDERS (CD) Perfect Pop
ノルウェーはPERFECT POPより、THE LOCH NESS MOUSEのニューシングル。 泣きのメロディを繊細な作りで仕立て上げた傑作1stアルバム("15the Floor"は名曲!)、ビーチボーイズのような美しいハーモニーの2ndアルバムを経てのこのシングル。 個人的には2ndアルバムが、少々クセがあって聴き込めなかったのですが、この4曲入り(1曲は隠しトラック)シングル、1stアルバムの繊細さと2ndアルバムの美ハーモニーをあわせもった良いとこどりの曲揃いとなっているのでは!アルバムが非常に楽しみでなりません。(アスカ)
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LUDES
She Was Just A Girl (7") Double Dragon
サウス・ロンドン出身5人組のセカンド・シングル。1st同様のブルージーでガレー ジ的な爆発力を持ちつつ、さらに荒々しく疾走している本作。彼らの"Gypsy Blues-skank"と呼ばれるサウンドには、The Coral meets The Libertinesというよ うなまさに今のイギリスを象徴するおいしさがある。新しさはないにしろこのパ ワーは単純にかっこいい。このパワーでどこまで行けるのか、どんなアルバムを出 すのか2004年も気になる新人。(Q's)
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SUNDRIVE
Storybook Girl (CDS) Reekus
The Bladesなんかもリリースしているアイルランドのレーベルから、ダブリン出身 デュオのセカンド・シングル。2人とも裏方的ミュージシャンだっただけに、非常に 良質な職人風ポップ・ソングを作っています。Teenage Fanclubのような暖かく優し いメロディ、Beagleのような爽やかさ、さらに中期以降のXTCにも通 じるようなサウ ンドというか英国的質感のある曲は、The Thrillsあたりのポップともまた違い、こ こ最近あまりなかったような気もします。アルバムも来年リリースとのこと。(Q's)
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THE THRILLS
Don't Steal Our Sun (7")
もうお馴染みダブリン出身6人組。デビュー・アルバム『So Much For The City』か らの4枚目のシングル。光と影を併せ持ったこれまた素晴らしいポップ・ソング。イ ントロで光が差し、曇り、そしてサビでまた光が差しこむ。西海岸の澄み切った青 空、暖かさに思いを寄せつつもアイルランドの短く寒い夏を楽しむような。そんな 感じかな。ハーモニー、アレンジ、メロディどれも良いです。B面 には、REM"The One I Love"をカバーしたセッションも収録。(Q's)
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