Front JacketTIGHTNESS / YOICHI MURATA SOLID BRASS
タイトネス/村田陽一ソリッド・ブラス
ビクターエンタテイメント VICJ-60731/¥2,900(税抜)
3views website
http://www.jvcmusic.co.jp/3views/

Produced and Arranged by MASATO HONDA
Recorded at JVC Aoyama Studio,ONKIO HAUS,Marcus Miller's Home Studio





■村田陽一ソリッド・ブラス
村田陽一(tb,btb,eup)
村上"ポンタ"秀一(ds)
西村浩二(tp,flh)
荒木敏夫(tp,flh)
小池修(ss)
竹野昌邦(ts)
山本拓夫(bs)
佐藤潔(tuba)
■ゲスト・ミュージシャン
Marcus Miller(eb on M 01,05,b-cl on M05)
仙波清彦(per on M01)

| 絶対聴くべし | おすすめ | コレクタ向け |

 3Viewsレーベルの第3弾、ソリッドブラスの第4弾アルバムはオリジナル曲が5曲も!しかもあの!Marcus Millerがエレクトリックベースばかりか、バスクラまで!仙波師匠もほのぼのっと参加。
 ソリッドブラスはポピュラリティーをねらっているという村田さんの言葉どおりそれぞれだいたい4分前後で次々と多彩な曲が続く。前半がけっこうアンサンブル重視のテクニカルな曲で畳みかけ、後半有名な曲でアンサンブル重視のグルーブ感の高いカバー曲で構成されている。
 ポンタさんの演奏はアルバムどおり"Tightness"で、今回は余り暴れていない。ポンタさんの弾けた演奏が聴きたければ、前作の方がいい。
 音づくりもきっちりとタイトでコンパクトな感じ。前作"What's Bop?"のライブ感とはまた違った感じ。と思いエンジニアが変わったかとおもって見てみたら、同じMr. Yasuo Morimotoだから、ねらったものなのだろう。ちなみにジャケのイラストはあの内田春菊!
updated Jun.02,'01

01.Join to the Side(Y.Murata)
 6/8のグルーブ感たっぷり、Marcus Miller、仙波清彦が入った豪華な曲。Marcus's Home Studioというクレジットがあるのでリズムトラックを向こうに送ってオーバーダヴしたものかも知れない。
02.The 7th of Wonder(Y.Murata)
 でました7拍子。バリトンサックスとチューバがベースラインを延々吹いているがどこで息継ぎしてるんでしょうか?信じられません。(笑)
03.The Guammer(Y.Murata)
 村田さんらしいアンサンブル重視のファンキーチューン。
04.Domino(Y.Murata)
 03とグルーブ感がつながってくるテナー・トロンボーンのソロ入りの曲。
05.Sophisticated Lady(D.Ellington,I.Mills,M.Parish)
 デュークエリントンの名曲。テーマを吹くバスクラはMarcusだとしたらまさしく天は二物を与えたもうたと言いたい。
06.Bad Attitude(Y.Murata)
 ちょっとプレイする立場から言うとテーマが超難しそうでいやな(笑)曲。
07.Cassanova(Y.Murata)
 ボサノバ系のムーディ(笑)な曲。サスペンスドラマの挿入歌につかえそうだ。
08.Sponge(R.Brecker)
 ここからカバー3連発。有名なBrecker Brothers"Heavey Metal Be-Bop"の曲。"Some Skunk Funk"に飽きたらこういうミディアムのファンクも良い。
09.Turn Me Loose,I'm Dr.Feel Good(D.Hartman,C.Midnight)
~Cold Sweat(D.Lindup)
 Tubaがベースの役目をしているのは解るが、ミュートトランペットがカッティングギターの役目をしているのは凄い。
10.Chameleon(H.Hancock,P.Jackson,H.Mason,B.Maupin)
 Harbey Hancock" Head Hunters"からのこれまた有名な曲。
11.Behind You(Y.Murata)
 村田さんの一人合奏によるスローナンバーでおやすみなさい。

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