STINGのライブ音源 golden__wire さん監修 ENGLISH PAGE

『The Secret Policeman's Other Ball』

POLYSTAR

25S-50

1.Roxanne
2.Message In A Bottle
録音は81年9月(9日から12日の間)、ロンドンにて行なわれたアムネスティのチャリティ・ライブより。
2曲共スティングの弾き語りによるもの。全てはここから始まったと言っても過言ではない位、その後のスティングの活動に大きく影響を及ぼしたイヴェントである事は間違いありません。E・クラプトン、J・ベック、P・コリンズらとの交流もここから始まったと思われます。今ではすっかり定番となっているこれら弾き語りも本ライブが初披露であると同時に、ベストであると私は思います。蛇足ですがP・コリンズの「In The Air Tonight」のピアノ弾き語りもこの時が初披露だと思われます。最後は出演者全員による「I Shall Be Released」(The Secret Police名義、スティングがリード・ヴォーカル)が演奏され、これらの模様は全て『The Secret Policeman's Other Ball :The Music』('82、邦題は『シークレット・ポリスマンズ・コンサート』)に収録され、10年後にCD化されました(ビデオ、DVDも有)。 尚、2.はスペイン盤プロモ7インチシングル、及び1.2.を収録した英盤プロモ10インチも存在します。

 

Consider Me Gone 85年5月29日、映画『Bring On The Night』でも紹介されたパリでのライブ。英盤シングル(7、12インチ共)「Love Is The Seventh Wave」(‘85)、及び米・日盤シングル「Fortress Around Your Heart」(‘85)に収録。後に2枚組ライブアルバム『Bring On The Night』(‘86)に収録されたと同じテイクである。しかしながら、アルバム収録ヴァージョンはフェード・インで始まるのに対し、こちらは冒頭のスティングのフランス語による曲紹介MCから収録されている。

 

I Burn For You 「Consider Me Gone」と同じく85年5月29日、パリでのライブからの録音。映画『Bring On The Night』の中でも紹介され、「Night Mix (Medley)」(‘86)の中にも一部使用されたテイクだが、ライブアルバム『Bring On The Night』に収録されたものとは異なり、オマー・ハキムの壮絶なドラム・ソロを聞くことが出来る。英盤12インチ「Russians」(‘85)に収録。

 

『Live ! For Life』
I Been Down So Long [w/ Jeff Beck] 85年8月20日、グリーク・シアターでのライブより。この曲はライブアルバム『Bring On The Night』に収録されたテイク(曲名クレジットは「Down So Long」となっている)とは異なり、ゲストにジェフ・ベック(g)を迎え、各メンバーのソロもたっぷりとフィーチャーされている。チャリティ・オムニバス盤『Live ! For Life』(‘86)に収録

 

『Grammy's Greatest Moments VolumeT』
Russians 86年2月25日、グラミー・アワードにて。通常同曲はシンセとサックスという割とシンプルな構成で演奏されていたが、ここで聞けるのは、フルオーケストラをバックに歌う貴重な演奏。この模様はテレビでも放映された。
オムニバス盤『Grammy's Greatest Moments VolumeT』(‘94)に収録。

 

『Grammy's Greatest Moments VolumeW』  
Someone To Watch Over Me 87年11月5日、ライフタイム・アチーヴメント・アワードにて(グラミー関連?)。ガーシュインを称える賞が送られその一環で、スティングがスタジオ版同様ピアノをバックに歌う。『Grammy's Greatest Moments Volume W』(‘94)、もしくはグラミーのライブ音源のベスト・コンピ盤『Grammy's Greatest Moments Live』(‘95)に収録。この模様はテレビでも放映され、ビデオも発売されている。

 

1.The Lazarus Heart / Too Much Information
2.Sister Moon
3.If You Love Somebody Set Them Free
4.King Of Pain
5.Tempted
6.Walking In Your Footsteps
7.Don’t Stand So Close To Me
8.Ne Me Quitte Pas
ここに並べた曲順は、当時のツアーのソングオーダーに合わせました。日付・場所等のクレジットは無いので詳細は不明ですが、4.は曲紹介が日本語なのでおそらく88年10月の東京でのライブ、8.は88年7月27日のLAでのライブの可能性が高いです。5.はスクイーズのカバー(名曲!)、8.はJ・ブレルのカバーです。7.は86年ヴァージョンに近いアレンジです。 収録源は以下の通りです。
1.は英盤限定(tour edition)12インチ「The Soul Cages」(‘91)、2.8.は独盤(英盤は結局発売せず)マキシ及び12インチ「Why Should I Cry For You ?」(‘91)、3.5.は英盤マキシ及び12インチ「Mad About You」(‘91)、4.は英盤マキシ・12インチ及び日盤ミニアルバム「All This Time」(‘91)、6.7.は英・独盤マキシ・12インチ「The Soul Cages」(‘91)にそれぞれ収録されました。
また、5.は英盤7インチ「Mad About You」(‘91)、6.は英盤7インチ「The Soul Cages」(‘91)、8.は独盤7インチ「Why Should I Cry For You?」(‘91)及び英盤マキシ(digipakの方)「Shape Of My Heart」(‘93)にも収録されています。

 

1.All This Time2.Mad About You3. Every Breath You Take 4.Message In A Bottle 5.Tea In The Sahara 6.Walking On The Moon  91年3月5日、MTVの「Unplugged」出演時のライブ。ビデオも発売されており、そちらには「Why Should I Cry For You ?」「The Wild Wild Sea」も収録されていますが、CDで発売されたのは上記の6曲のみです。1.〜3.は英(digipakじゃない方)・日盤マキシ「If I Ever Lose My Faith In You」(‘93)、4.〜6.は英盤マキシ(digipakの方) 「If I Ever Lose My Faith In You」(‘93)に収録されています。また「If I Ever Lose My Faith In You」の英盤アナログ7インチ、日盤3インチCDシングルには、カップリングで3.のみが収録されており、仏では4>をカップリングしているシングルも存在します。

 

ACOSTIC LIVE

IN NEWCASTLE

1.Mad About You 2.Ain’t No Sunshine 3.Island Of Souls 4.The Wild Wild Sea 5.The Soul Cages 91年4月20日、スティングの故郷ニューキャッスルでのライブ。イラスト詩集との組合せによるボックスセットとして英・日で限定発売されたミニアルバム『Acoustic Live In Newcastle』(‘91)に収録されたのが上記5曲です。このミニアルバム現在ではコレクターズ・アイテムになっていますが、収録された音源は後年2つに分けて再発されています。 1.2.が英盤マキシ(digipakじゃない方)「Seven Days」(‘93)、3.〜5.が英盤マキシ(digipakの方)「Seven Days」(‘93)に収録されました。5曲共暗いトーンの曲なので、MTVアンプラグドに比べるとかなり地味な印象を受けます。

 

Five Live!
1.All This Time 2.Why Should I Cry For You ?3.Roxanne 4.Bring On The Night 5.When The World Is Running Down, You Make The Best Of What’s Still Around 5. King Of Pain 7. Fortress Around Your Heart 8.The Wild Wild Sea 9.The Soul Cages 10.When The Angels Fall 11.Purple Haze 12,Walking On The Moon13, Message In A Bottle 14.Fragile ・・・ 91年5月10日、オランダで行なわれたKurd Aidでのライブより。 CDという媒体で世に出たのは上記14曲です。1.と2.の間に「Jeremiah Blues (Part 1)」と「Mad About You」が入っている完全版のビデオ『The Soul Cages Concert』さえあれば、割高でしかもコマ切れになるCD音源を集める必要はないかも。しかもマスターはビデオと全く同じ物を使用していると思われ、1.に至っては冒頭にスタジオ版の「Island Of Souls」のイントロが収録されている所まで同じです。あくまでCDという媒体にこだわるマニアの方だけに収集をお勧めします。CDの収録源は以下の通りです。1.8.9.は英盤マキシ(digipakじゃない方)「Shape Of My Heart」(‘93)、2.は独盤CDシングル「Love Is Stronger Than Justice」(‘93)、3.7.13.は英盤マキシ(digipakの方)「Fields Of Gold」(‘93)、4.5.は米盤マキシ「Fields Of Gold」(‘93)、6.11.14.は英盤マキシ(digipakじゃない方の方)「Fields Of Gold」(‘93)、10.11.は独盤マキシ「Love Is Stronger Than Justice」(‘93)、12.は英盤マキシ(digipakの方)「Shape Of My Heart」(‘93)にそれぞれ収録されています。また日盤3インチCDシングル「Fields Of Gold」(‘93)には6.がカップリングで収録、日・豪で限定発売された2枚組『Summoner's Travels Collector's Edition』の中の『Five Live !』には1.3.7.9.12.が収録されています。
あと、日本でのみ91年10月2日ハリウッド・ボウルでの40歳バースデイ・コンサートの模様を完全収録したレーザーディスクが92年に発売されています。

 

PAVAROTTI&FRIENDS
1.Panis Angelicus [w Luciano Pavarotti]
2.Muoio Per Te [w/ Zucchero] 3. It’s Probably Me
4.La Donna E Mobile [w/ Luciano Pavarotti, Lucio Dalla, Zucchero, Brian May, Michael Kamen
4枚目のアルバム『Ten Summoners Tale’s』を準備中の為ツアーをしていない92年の秋に、スティングは世界3大テノールの一人L・パヴァロッティ主催によるチャリティ・イヴェントに参加しました。 「パヴァロッティ&フレンズ」シリーズの記念すべき第1回目です。

・・・ 92年9月27日、イタリアにて。 全てCD『Pavarotti & Friends』(‘93)に収録され、同名のビデオ及びLDも発売されました。1.はパヴァロッティとの美しいデュエット。2.は「Mad About You」のイタリア語ヴァージョン(日本盤は誤って「ホワイ・シュッド・アイ・クライ・フォー・ユー」と表記されている)で、イタリア語歌詞の共作者でもあるズッケロとのデュエット。3.はアルバム『Ten Summoner’s Tales』収録ヴァージョンでおそらく同じオケを使用していると思われます(つまり発売5ヶ月前にこのヴァージョンを披露していたことになる)。但しこれらは全て純粋なライブ録音ではなく、カラオケを使用したり口パクがあったりと非常に怪しいものです。(3.に至ってはフェードアウトで終わる!) これについては後日パヴァロッティ本人も認める発言をしたそうです。それでも興味深く且つ充実した内容であることには変わりありません。 尚、日本盤のライナーにはボブ・ゲルドフの「Room 19」ではスティングがベースで参加していると書かれてあり、確かにビデオではボブと並んで嬉しそうにウッドベースを弾いていますが、これも演奏はカラオケ使用なので実際のベースの音はスティングが弾いたものではありません(笑)。友情出演で一緒にステージに立っただけと思われます。唯一微かにスティングが発した声をマイクが拾っているのみです。

 

1.King Of Pain 2.Shape Of My Heart 3.Love Is Stronger Than Justice (The Munificent Seven) 4.It’s Probably Me 5. A Day In The Life テン・サマナーズ・テイルズ・ツアーの模様は、ヨーロッパ3ヶ所でのライブを編集したビデオ『Summoner's Travels』で見る事が出来ますが、その中でも紹介されていたイタリア公演の模様が一部CDになりました。

93年7月25日、イタリアはミラノでのライブ。上記の曲順は実際のソングオーダーとは異なります。米及び日では5曲共ミニ・アルバム『Demolition Man』(‘93)に収録。 英では1.2.がマキシ(digipakじゃない方)「Demolition Man」(‘93)、3.がマキシ「All For Love / Bryan Adams Rod Stewart Sting」(‘93)、4.5.がマキシ(digipakの方)「Demolition Man」(‘93)にそれぞれ分けて収録されました。 また、2.は米盤プロモCDシングル「Shape Of My Heart」(‘93)に、5.はカナダ盤マキシ「Shape Of My Heart」(‘93)にも収録されました。
この中で興味深いのは4.で、映画『Lethal Weapon 3』のヴァージョンとアルバム『Ten Summoner’s Tales』収録のヴァージョンを足して2で割ったようなアレンジになっています。 5.は言わずと知れたビートルズのカバーですが、このツアーでは「Penny Lane」も演奏していました。

 

A Day In The Life 93年3月、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールにて。 英盤プロモ7インチ「Shape Of My Heart」(580 352 7)のB面にのみ収録。
Moon Over Bourbon Street 93年10月、オランダで行なわれたオムニバス・ライブ・イヴェント「Night Of The Proms」より。オランダでのみ発売された同名オムニバス・ライブ盤『Night Of The Proms』(’93)に収録。
If I Ever Lose My Faith In You 94年12月20日、米TV「Saturday Night Live」出演時のライブ。オムニバス盤『Saturdaynightlive - The Musical Performances Volume 1』(’99)に収録。

 

Live At TFI Friday
1.You Still Touch Me 2.Lithium Sunset 3.Message In A Bottle マーキュリー・フォーリングのライブ音源に関してはテレビ及びラジオ出演時のものしかCDでは発売されていません。

96年6月7日、ロンドンにて「TFI Friday」より。全て英盤15000枚限定マキシ「Live At TFI Friday」(’96)に収録。3.は弾き語りヴァージョン。

 

I’m So Happy I Can’t Stop Crying 96年8月16日、米FM局KSCA音源。LAエリアのヴァージン・メガ・ストアのみで限定発売されたと言われるオムニバス盤『Live From The Music Hall Volume Three』(’97)に収録。 セミ・アコースティック・アレンジで演奏されている。

 

1.A Thousand Years

2. If You Love Somebody Set Them Free

3.   After The Rain Has Fallen

4.Perfect Love … Gone Wrong

5. Seven Days

6.Every Little Thing She Does Is Magic

7.Ghost Story

8.Brand New Day [w/ Stevie Wonder]

9.Tomorrow We’ll See 10.Desert Rose [featuring Cheb Mami]

11.Every Breath You Take

12.Message In A Bottle

13.Fragile

99年10月29日、LAにて。 後にDVDで発売されたソースだが、CDで出たのは上記の13曲のみ。 3.5.以外の11曲は全て5000枚限定生産の『Live At Universal Amphitheater October 29, 1999』(‘99)に収録されています。このアルバムは当日コンサートに行った人がチケットの半券を送ると後日もれなく特典で貰えたという非売品です。ジャケットは白のカードボードスリーブにスタンプを押しただけ、という簡素なつくりですが、正真正銘A&M製作によるライブアルバムということで、マニアの間ではかなり高価な値段で取引されていたようです。しかし、当コンサートの全貌を収めたDVD及びビデオ『The Brand New Day Tour Live from the Universal Amphitheatre』(‘00)が発売された今となっては、音的希少価値は殆ど無くなってしまいました。 従ってこのライブ音源はDVDを持っていれば血眼になってCDを探す必要はありません。 CD『Live At Universal Amphitheater October 29, 1999』は今やコアなマニアにのみ必要なアイテムかと思われます。 では、その他シングルのカップリング等で発売された物を挙げておきます。

2.13.は英盤マキシ(茶ジャケ)「Desert Rose」(‘00)に収録、5.は英(オレンジジャケ)・独盤マキシ「After The Rain Has Fallen」(‘00)に収録されています。また、セントラルパークで行なわれたフリーコンサートのスポンサーになったCDショップ(?)のBest Buyが1.10.を映像共収録したエンハンストCDマキシ「Best Buy Presents : Sting 09.12.00 CentralPark NY」をプロモ用に配布しました。但しこれはミキシング、回転数が違っていて、特に10.は異様にテンポが速くC・マミの声が子供の声の様になってしまっています(笑)。 それから台湾で発売された『Brand New Day』の2枚組特別仕様版(’00)のボーナスディスクの方には、1.10.及び『Live At Universal Amphitheater October 29, 1999』に入っていない3.が収められました。

更には米オンライン・ショップのTargetでのみ限定販売されたミニアルバム『Still Be Love In The World』(‘01)には3.4.11.13.が収録されています。

 

Desert Rose [featuring Cheb Mami] 詳しいクレジットがないので、よく分かりませんが、2000年6月頃の録音と思われます。 『The Living Sea』、『Dolphins』に続く、スティングが関係するIMAX映画の第3弾『All Access』より。 この映画は、オムニバスのライヴ・ドキュメントで、スティングはその中の一組。 この映画のサントラ盤は発売されていませんが、プロモのみ出回ったエンハンストCD『All Access : Front Row. Backstage. Live !』(MCA MCAR-25431-2)(‘01)に表記の曲が収録されています。

 

Desert Rose こちらは、上記と同じ曲ながらも、アコースティック・ギターによる弾き語りヴァージョンです。 Cheb Mamiはいません。 2000年7月25日の録音で場所は米FM局KBCOのC studioです。 同放送局製作による、エイズ・チャリティの為に限定発売されたオムニバスCD『KBCO Studio C Volume 13』(KBCO-C-13)(‘01)に収録。 尚、このCDはたった1日で全て売り切れたという事です。

 

Fragile 2001年9月21日ニューヨークにて行なわれた、米同時多発テロのチャリティ・イヴェントより。 2枚組チャリティ・オムニバス盤『America - A Tribute To Heroes』(‘01)に収録(日本盤も出ています)。 こちらもアコースティック・アレンジで演奏されています。
Englishman In New York クレジットがないので詳しい日時は不明ですが、2001年に米FMライヴ番組「Today Concert」に出演した際のものかと推測されます。同番組のライヴ演奏を収めたオムニバス盤『Today Presents: The Best Of The Today Concert Series, Volume 2』(NBC CDP 8060 9 72004 2 8)(‘01)に収録。
Fragile [w/ Yo-Yo Ma, Mormon Tabernacle Choir, Utah Symphony] 2002年2月8日、ソルトレイク冬期オリンピックのオープニングセレモニーより。 ヨーヨーマとの共演が話題になったステージです。 米盤限定オムニバス盤『Salt Lake 2002 Official - Music Of The Games』(NBC 8060 9 72007 2 5)(‘02)に収録