disc review : E to H


SEPARATE DRESSING / EARLY BIRD

bluebadge / CDR / 2003

Spaghetti Vabune!などのリリースでお馴染みのbluebadge labelより登場の、愛媛発一人宅録ユニットearly birdの7曲入りCDR。プロフィール見るまでは絶対に一人でやっているとは気付かない見事なコーラスワークを武器に次世代ネオアコサウンドを展開。Johnny DeeやPhilipsなどのバンドを彷彿とさせる、ほのぼのとしているんだけど陰のあるサウンドといった感じ。宅録を感じさせない音質の良さも特筆モノです。この内容で500円ってんだから、良すぎてお釣りがきます(実際のお釣りもきます)。限定100枚!最近で言うと、Snowflakesファンは納得の出来であること間違い無しです!(Marr)[2003.09.23]

COME SING ALONG / THE ELECTRIC CLUB

SUPERMODERN / LP / 2002

ジャケの感じといい、聴いたときに感じるクールな感触、透明感といい、絶対北欧のバンドだと思った。思いのほかスケールの大きな曲展開をする、Teenage Fanclubといったイメージ。ボーカルの線の細さが、透明感のある演奏と、メロディから感じるせつなさを更に際立たせる。・・・とか書いてる最中にもこいつらの曲を口ずさんでいるわけで、それくらいキャッチーなメロディなんですね。でも絶対北欧だと思うんだよなー。こんなメロディ、ドイツのイメージじゃないもの。繊細すぎるよ。(Marr)[2003.04.20]

A GIRL NAMED BOO / ERK

EL MUTO / 7" / 2003

SPACE KELLYが運営するレーベルEL MUTOより7"シリーズ第2弾は、ノルウェーのキーボーディストERKのソロデビューシングル。終始テンション高めスピード感高めで駆け抜ける2分間ポップ"A GIRL NAMED BOO"は、曲開始5秒で名曲と確信するわかりやすーい出来となっています。ピアノ使いとメロディの感じはBen Folds Fiveを誰もが思い出すだろうけども、このなんともいえない爽やかさは、さらにRocket SummerとかEggstoneとかをどばどばドーピングした感じ?オマージュチックな曲名といい、笑顔が止まらない名シングルです!B面の"SHOUT"はTears For Fearsのカバーだそうで。僕は原曲知らないんですが、ジャジーでいい仕上がりだと思います。(Marr)[2003.09.30]

POWERED BLUE / THE FRENCHMEN

SHELFLIFE / 7" / 2003

USの4人組、FRENCHMENのデビューシングル。SHELFLIFEが珍しく7"をリリースしてくるだけあって、とんでもないバンドです。TALULAH GOSH,HEAVENLY,HAYWAINSからGROOVE FARM・・・と、連想するのはキュートでパンキッシュでアノラッキーなバンドばかり。かわいい女の子ボーカルで、パパパコーラスも使いすぎくらい入れられていて、これ以上言うこと無しな必聴盤なんです。さらに購買意欲を煽る要素を挙げると、B-1がHEAVENLYのAMELIA嬢のことを歌っているであろう"HEY AMRLIA"なんてタイトルだし、彼らのサイトのアドレスはwww.coffeemilkcrazy.comだし、分かってる感じがして親近感も沸いてきます。先人の言葉を借りるならば、ANORAK MUST!(Marr)[2003.08.31]
[mp3]

LEJOS / GRAND PRIX

ROCK INDIANA / CD / 2002

TFCよりTFCしてる?TFC好きは買って安心のレーベルROCK INDIANAが満を持して放つ、GRAND PRIXの2ndアルバム。このバンド名を付けるからには、それ相応の実力をちゃんと持ち合わせています。TFC"Grand Prix"期をなぞるかのような楽曲はもちろん、ROCK INDIANAのバンドらしく、アルペジオギターを効かせたネオアコ風味な疾走曲もアリ。とにかくこのメロディとボーカルの声を一度聴いてもらいたい。特に1曲目"nada en este mundo"は、TFC"Start Again"のパクリなんじゃないの?ってくらい、Songs From Northern Britainしちゃってます。そして何より驚くのは、スペイン語を操る彼ら、アルゼンチン人なのです。アルゼンチン経済危機のせいで、メンバーが2名入れ替わったとか。(Marr)[2003.05.21]

HOGAR / GRAND PRIX

ALISON RECORDS / CD / 2000

The SmithsやThe Cureのトリビュートアルバムなどに参加しつつ活動していた、アルゼンチンのバンドGRAND PRIXの1stアルバム。このバンド名から、TEENAGE FANCLUBが好きなことは容易に想像できる。そして音を聴いてみると、ほぼそのまんまグラスゴーバンドの雰囲気をパッケージしている印象。目新しさこそ無いが、あたたかみのあるメロディとコーラスを武器に、全編に渡ってスペイン語でグラスゴーを展開しているさまはさすが。ギターの歪め具合もちょうど良い。と、そんなほのぼのとしている雰囲気の楽曲の中、バンド活動初期に作られたというTr.11"Mi Alison"は、一転してアップテンポに、TFCの"Radio"級のキラーチューン。聴いてて爽快です。(Marr)[2003.05.21]

THE HAPPY LOSERS

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