自由前夜

Lyrics : 伯 Music : 悠 Vocal : 悠

目の前に広がる 綺麗すぎる夜景
思い出のせいで哀しく映る
背中から伝わる 少し上擦った声
どんなに想っても うまく言葉にできない silent dialogue

強く握りしめていた愛は今 砂となって指の間から零れ落ちる

溢れそうな想いを夢中で留めても
きっと君を失うことになる
思い出を紡いで 深い夜が明けて
2人に訪れるのは自由という明日なんだ

出逢えた煌めきも 刻まれた記憶も
いつかは色褪せてしまうだろう
もどかしさも含めて 君ごと抱きしめた
愛しくて 優しくて でも少しほろ苦い最後の温もり

こんな日が来ると知っていたのに 傷付き傷付け合い ここまで辿り着いた

君と離れることで確かに残るものは
君じゃないと癒せない痛み
なんでこんなにも 胸が疼くのだろう
出逢う前の2人にただ戻るだけなのに

丁寧に重ねた日々の正しさも間違いも 今となればどうだっていい
ただ君を激しく静かに愛していた 忘れない 君のこと忘れない

どんなに似てる人が この先現れても
いつまでも君は君でしかないから
無邪気なその笑顔も 不器用な優しさも
思い出の中でしか輝かないものになる

溢れそうな想いを夢中で留めても
今夜君を失うことになる
同じ哀しみを抱いて それぞれの夢を見て
2人に訪れるのは自由という明日なんだ