溺哀フィルム

Lyrics : 瀧 Music : 瀧 Vocal : 瀧

会えない日々がもう当たり前になっていた
独りが淋しいよりも 君に触れていたい
痺れを切らすほど待ち望んだこの日は
雨模様 水溜まり 俯き歩く君の背

突然呼び出して「さよなら」だけ告げて去った
焼き付く後ろ姿には 雨音が似合いすぎるよ

君だけはいつも傍にいて 一人にしないでここにいて
許すまで何度でも 哀願するから
小指と小指を繋いでよ お願いお願い神様
あの頃に戻るボタンは もう押せないの?

微かに見えた君の口元 泣いているの!?
ならどうして?どうして?離れていくの?

僕の中にある錆び付いた映写機は
君との思い出の きれいなトコだけ映してる

苦しいだけじゃないよ 悲しいだけじゃないよ
その全てが大波になって その中で溺れてるだけ

これ以上何も言わないで もう何も残さないでよ
「幸せになれよ」って 言葉にならない
小指を結んだ赤い糸 いずれは他の指に絡む
こんなにも好きにさせといて… 雨の中で捨ててゆくなんて…

君だけはいつも傍にいて 一人にしないでここにいて
許すまで何度でも 哀願するから
小指と小指を繋いでよ お願いお願い神様
あの頃に戻るボタンは もう押せないの?

僕の指の赤い糸は まだ君を求めてる