80才を祝う会 2011年5月7・8日
 
石井さん
 群馬理科サ−クルは、石井さんと出会ってもうじき40年。山小屋をつくって学習会を重ねて群馬理科サークルになった。共に生きた40年を記念して。石橋峯生
 
 石井さんへ
 「実験せんとや生まれけん」といった感じの石井さんに長く教わっていながら、中途半端な生き方をしている私ですので、一歩でも半歩でもその境地に近づきたいと思っています。これからもよろしくお願いします。福田利明
 
 「もっぱらものから学びます」。いつもものから学ぶことで、皆一同が驚くような新実験を紹介してくれる石井さんのいつまでも変わらぬ若さとエネルギッシュな姿勢にはびっくりさせられます。私が3つ4つ考えていくと、必ず石井さんはその上を行き10も20もやってくるという具合。私も退職し時間ができたので、いつかは、石井さんを上回れるようにがんばります。今後ともどうぞよろしく。 2011年春 黒田健次
 
 石井さん
 水の中にビニール袋で包んだラジオを入れる実験(高崎の講座だったと思います)が、最初に見せていただいたことかなと思います。毎回新しいものを持ってくる石井さんはすごいです。田村光世
 
 石井先生
 お誕生日おめでとうございます。人間120歳まで生きられるそうなので、これから40年お元気で!高橋富士夫
 
 何時までもお元気で。都丸邦久 http://kunissa.or.tv/
 
  石井先生 
 80才 おめでとうございます。私も先生のように、楽しんで学習する人になりたいです。これからもお元気で。どうぞよろしくご指導下さいますようお願いします。 荻野治代
 
 石井さんへ
 毎日毎日実験をして、次々に発見していく石井さん。本当にすごいと思います。私も自分でやってみないと納得できないことが多いので、これからも実験をいっしょにやっていきたいです。いつまでもお元気で!! 宇敷輝男
 
 いろんな山谷越えてきた
 しんじた道をどこまでも
 いつでも辛苦は乗り越えて 
 しっかりみつめる本質を 
 まな んだ喜び感謝をこめて
 やさしい笑顔いつまでも  
おめでとうございます。高橋弘明
 
 傘寿のお祝いおめでとう
 石井さん
 電気の実験装置などなどを たくさん たくさん ありがとう。これからも益々たくさんを期待しています。大村吉郎
 
 石井さん
 お世話になります。尾瀬へいつまでも行きましょう。千葉までも迎えに行きますよ。久保隆志
 
 石井先生へ
 もうずっと昔、群民研の夜、よっぱらってウトウトしていた私の耳に、「樋口さん、今日のレポートよかったですヨ」というい石井先生の声が聞こえてきました。数々の実践レポートのきっかけを与えてくださった石井先生、いつまでもお元気で。樋口明広
 
 田部井さん、石井さん、中原さん、おめでとうございます。
 皆さんの自然に対する関わりは、真剣でしかも人間味にあふれています。私も群馬理科サークルに参加するなかで、その魅力的な生き方に触れ影響を受けた一人です。ぜひ、これからも自然と科学のおもしろさを語ったり示したりし続けてほしいと思います。
 原発事故が発生し人間が自然と共存できるのか、また、科学をコントロールできるか試されていると思います。こんな時代だからこそ、科学の本当の魅力を語っていくことが大事だと思います。みなさんのこれからの活躍を期待します。 二葉養護・吉村邦造
 
 石井さん
 物理的なセンスに欠けている私は、40年近く石井さんに学んで来ましたが、“イマイチわからない”で来てしまいました。でも、今年の3月11日の地震のとき『津波が来るぞ、原発がやられる』と考え、10分後には家じゅうのバケツ、ナベ、ペットボトル、風呂桶等に、いっぱい水をくみおきました。弟夫婦に「何をしているの?」と聞かれ「放射能にそなえている」と答えたら、あきれていました。2日たって「やっと、わかった」と言われました。そのとき『石井さんに物理を学んできた』ことが、はっきり自覚できました。今、群馬の保育園で9ケ所、学習会をやってきました。その中で本当の科学の力を多くの人が、身につけなければならないと、痛感しています。その力を、私たちにつけてください。まだまだ、群馬には、石井さんの力が必要なのです。これからも、よろしく、お願いします。野口朋代
 
石井先生、楽しい実験やおもちゃ作りを見せて頂き、本当にありがとうございます。いつも熱心におもちゃ作りや理科の話をしている姿が、とてもかっこいいです。今後も、子どもたちや私たちに、多くのことを教えていってください。石井先生から感じ取った理科や実験の楽しさや驚きを子ども達に伝えていきたいです。  高崎市立桜山小・木村智和
 
  5月の上旬、藤原のPALで、中原正木、田部井三郎、石井信也の3人の、80才を祝う会を、群馬理科サークルが催してくれました。
 黒田健次さんが発案・作製した<祝賀アルバム>の各ページには、上述のお祝いの言葉と、記述者と石井が実験などをしている写真が、並べて掲載されています。
 この30 数年間に、私が為した仕事といえば、創作した十ほどの実験、改訂した十ほどの実験、普及に努めた多くの実験と、群民研の講座で聞いて貰った理論や思想などでですが、これらが、群馬理科サークルの皆さんの刺激によって誘発されたものであることは、疑う余地がありません。
 40年もの永い間、おつきあい下さって、ありがとうございました。
 この先、何年もつかわかりませんが、私の生涯のしめくくりを、群馬の地で、有意義に実践したいと思っています。 
               石井信也                               2011年6月1日
9/27    9月例会報告  
 
 写真の 3と4は<リーごま>、 2は<LEDのシリーズ>、 5は黒田さんのミニコミ<群馬の自然>と火打石・火打がね。
 写真提供は樋口さん。 10月学習会は、石井の打ち違い。
 
 
4/11   サークル4月例会
 
 4月11日(土)山小屋で、4月の例会を持ちました。裏山の鍋割も春になりました。
 内容は、樋口さんの<温泉の水のPH>、宇敷さんの<三角形の折り鶴>、黒田さんの<群馬の自然 6号>、石井の<高圧発電装置>など。
 この日は、3時に閉会して、沼田の協栄磁石KKの工場を見学にいきました。この会社は、ここでの営業を中止するのだそうです。今までも、いろいろと協力をいただいていたので、残念なことです。
 
 温泉水のpHの写真を見てください。台紙のプリントは4月例会の予定表です。毎回、このような予定表が作られています。
 黒田さんの<群馬の自然>の内容の一部を、仲間のページ7、に記録しましたのでご覧ください。この蛾と花のカラー写真を、来月、宇敷さんが持ってきてくれる予定です。そうしたら、掲示板に載せます。

11月例会
 
 千葉の山本喜一さんに化学の実験を見せてもらいました。実験の一部として、そば打ちの実演もお願いしました。
 以下は、黒田さんが書かれた例会報告の一部です。
 
そば打ち道場
 午前中は、山本先生指導のもと、全員で「そば打ち」を楽しんだ。
そばは、うどんと違って、グルテンでつなぐことがないため、そば同士を水でつないでいく。つなぎとして小麦粉を少し混ぜても、基本的にグルテンでつなぐことはないので大変微妙で繊細である。そのことが、今回、山本さんに教えてもらってはっきりした。
1)そば粉を振る
 そば粉250g、つなぎ粉50gをふるいで良くふる。
2)水打ち
 水140gを始めに半分入れ、手の指先でよく混ぜる。水分を含んだダマのところとそうでない粉のところを手の平で感じ、つぶしながら、さらに良く混ぜ合わせる。
 次に、残りの半分の水を入れ、さらによく混ぜる。次にそのまた半分の水を入れ、手にしっとり来るまでこれをくり返す。
3)まとめる
 手でまとめて、残りの粉まで全部1つのかたまりになるように、からだ全体を使ってこねながらまとめる。
4)菊練り
 まとめたそばを延ばし板に乗せ、手を良く洗いつるんとした状態で菊練りを始める。粉がついていると空気が混ざるので良くない。
 割れのもととなる「中の空気」を追い出すために、掌で菊練りをする。左手で回しながら、右手で押し出すようにしてこね、中の空気を追い出して、最終的に山型にする。
5)掌で押し出しながら円形にする
 台の上で棒を使わずに掌で回しながら延ばし、平らにしていく。右手の掌を使い、左手で生地を回しながら均等に延ばし、円形にする。
6)棒を使って延ばす
 猫の手の形にして、棒を押し広げながら円形を広げる。このときに、棒をそばの生地から外さないようにする。外すとその縁が割れの原因となる。生地を回しながら均等に延ばす。
7)棒に巻いて延ばす
 ある程度の大きさになったら、打ち粉を振り、棒に巻いて、これを猫の手で押し広げながら広げ、何回か繰り返したら180度ひっくり返して、またくり返す。やはり打ち粉を良く振る。次は、90度回して同じように繰り返す。最終的に関西では円形に、関東では四角に延ばす。回りと中心の厚さが異なる場合は、のし棒で広げて調整する。
8)折りたたむ
 折りたたむ先の生地に打ち粉を良く振り、棒を使ってそっ折り返す。次に縦に半分にして折り返す。さらに半分にして折り返す。
9)切る
 延ばし板から生地を上げ、まな板の上に移してから仕事を始める。
 延ばし板に傷が付いていると空気が入って良くない。 
 包丁と板を使って押すように切る。端を切り落としてから始める。切ったら板に包丁を預けて傾け、麺の太さを決めながら切っていく。
10)ゆでる
 大きめの鍋にたっぷりの湯を入れ、そっとそばを入れて、40秒間ゆでる。太さが揃っていることが条件。太いようなら60秒間ゆでる。浮いてきたらざるで掬って、水で洗う。溜めた水の中でそっと洗って、2〜3間ざると水の中を行き来させて出来上がり。あまりゴシゴシ洗わない。ざるに麺を載せて客に出す。

理科実験を楽しむ会
 5/9(土) 群馬理科サークル09年5月例会
 
 樋口さんの生徒さんが描いたペンペングサです。昔、石橋さんの生徒さんが描いたサクラを彷彿させます。この作品はいつか、このHPで公開したいものです。
 写真付磁器1は黒田さんが、昔、広島の野村さんから譲ってもらったもので、付磁器2は協栄磁石で使っていたものです。先月、磁石会社で貰ってきた材料が簡単に着磁できるので、「磁石で遊ぶ」特集をしなければなりません。 黒田さんの<群馬の自然 7号>にはこれに関する記事があります。
 宇敷さんからは<うごく浮世絵>のカラー版が配布されました。モアレ・シートを通してみると絵が動くという楽しいものです。  
 石井の<メロディーを鳴らそう>は、直流発電の工作でした。
 ところで、群馬で、千葉産の、落花生を食べました。千葉では(?)高くて食べられないので…。 参加者は9人でした。
 サークル終了後、石井は藤原のPALへ行きました。その様子は掲示板で。
磁石工場その1 磁石工場その2
温泉のPH 赤城の前山鍋割山
群民研の後で、利根支部の学習会で尾瀬へ行ってきました。
鹿の食害もさることながら、7月に入ってから2度の冷害があって、ニッコウキスゲは例年をやや劣るようでしたが、
それでもご覧の通りです。
もっぱら ものから まなぶ石井信也と赤城の仲間たち 
1/12  月例学習会
 
   電束電流の測定。
   電場が変化することは、電流が流れることと同義なのです。これを電束電流といいます。
   電束電流の周囲にできる磁束場で鉄のリングを回転させれば、磁化が変化することで、電場を拾い上げる
  ことができるのではないか、と考えました。
   鉄のリングに巻いたエナメル線に、ダイオードを介してコンデンサーをつないで、ブンブンごまにしました。
   これを発泡スチロールの静電気がつくる電場で回しました。コンデンサーが充電して、LEDが点灯しました。

原発事故から子どもを守る学習会

                                群馬理科サークル  野口 朋代

                                          石橋 峯生

 

  3月末, ある保育園から電話があった. 「原発事故の報道を毎日見ているが,何が起こったのか,今,どうなっているのか,どうもよくわからない.放射能というモノも理解できない. 子どもは放射線の影響を受けやすいというが, どのように守ればよいのか, 日々の生活(保育)をどうすればよいのかわからなくて困っている. それで学習をしたい.」 という内容だった. 保育士さんの疑問や不安や心配が, ひしひしと伝わってきた. それは, 私自身の問題でもあった.

  原発について私は素人で, よくわからないのだが, 子どもを守るために行動をおこした保育士さんたちと一緒に学習しようと思った.

  別の保育園からも同様の電話が, つぎつぎにあり, 学習会は, 現在12回行われた.

  私たちを含むすべての動物, 植物のからだをつくっている多種類の原子, そして空気・水・海・山・岩など生物が生活する環境をつくる多種類の原子, これらは地球(そして宇宙)に存在するすべての原子=113種類の中で軽い原子のなかまである. 一方, 放射性物質をつくる原子は, もっとずっと重い原子である. だから, すべての生物は, その長い歴史の中では、殆ど出合ってこなかった原子なのだ.

  植物は, 生きるエネルギーをつくるために必要な水や肥料を求めて根をつくり, 光を求めて茎や葉をのばす. そしてからだの表面から, 光合成に必要な二酸化炭素, 呼吸に必要な酸素をとり入れる. 生きるために必要な物質を必要なだけ摂り込む. 動物も同じだが, 光合成はできないから, 植物が作ったでんぷんや糖やタンパク質を摂り, 水を飲み, 空気中や水中から酸素を吸い込む.

  みんな, なんとなく身体に入ってきたのではなく. 必要なものを必要な分だけ摂り入れて生きる. また, 生物の長い歴史の中で, 身体に害になるものに対しては拒絶反応を起こすように進化した.

  ところが, 放射性物質(原子)は必要なものではなかったし, 出合ったこともなかったから, 全く感じとることができないので, 身体は拒絶反応どころか無防備なのだ. だから, 放射線に出合うと, 出合った部分の細胞又は細胞の部分(DNA), こわれる. 深刻なこわれ方をする.

  このことを理解してほしいと思った. それには, 113種類の原子の基本的な構造と, 構造のちがいがもたらす原子の周期性を学習すれば理解できる. そして, 自分で判断できるようになる.

  例えば, 私たちの身体に欠かせないカルシウムと, 私たちの身体に入るとガンをひきおこす放射性ストロンチウムは, 原子構造がよく似ており, そのために性質が酷似しているので(原子の周期表では同じ2族で, 上下に並んでいる.)身体は区別できずに, カルシウムを摂るつもりで放射性ストロンチウムを摂ってしまうのだ.

 

  『広島(ウラン), 長崎(プルトニウム)の原爆とはちがって, 原子力発電は安全なのだ. 万一事故が起こっても, “5つの壁”で放射性物質を閉じ込めるから, 放射能が外にもれることはない』と, 私たちは聞いてきた.

  つまり, ウランを焼きかためたペレットにして(1の壁), 中性子があたっても劣化しないジルコニウム合金で閉じ込めて燃料棒をつくり(2の壁), 16cmの厚さの鋼鉄製の圧力容器に閉じ込め(3の壁), さらに3cmの厚さの鋼鉄製の格納容器に閉じ込め(4の壁), 最後に1m2mの厚さのコンクリート製の建屋に閉じ込めた(5の壁).

  ところが, 地震と津波で電源が失われ, 水で冷やせなくなったら, 制御棒が入り, ウランの連鎖反応は止められたものの, 原子炉内にある, ウラン連鎖反応によって生じたヨウ素, セシウム, ストロンチウム, プルトニウム等の, 大量の放射性物質は, 熱と放射線を出しながら崩壊をつづけ, 3000度を越える高温になったのだろう. 1852度まで融けないジルコニウムが融け落ち(メルトダウン), 格納容器まで穴をあけた.

  ウランやプルトニウムをコントロールすることなど,できなかったのだ. 本質的には広島・長崎の原爆と同じなのだ.                             

 

 

 或る保育園での学習会

 

1.はじめに

 学習会は,学習内容を自分の中に明らかにすることからはじめました.

―@不安なこと.A今日の学習会で知りたいこと.Bたくさんな情報の中で,放射性物質の中で子どもたちとどう生きていくか―を書く.

2.学習会の資料(或る保育園で)

@放射性物質 (放射性ヨウ素131, セシウム, ストロンチウム, ウラン, プルトニウム…)と放射線の学習―周期表を資料に,―原子の模型を作って―

A原子と人間の生活,進化,生き物,私たちの体をつくっている原子 ― H,C,O,N,NaCl…原子の構造 

Bウランの研究の歴史, 科学者たち

  ウラン・プルトニウム→原子爆弾→軽水炉→原子力潜水艦・原子力空母→原発

C福島原発事故 資料 ニュートンの写真

D東電が最近発表したもの

 1号機 メルトダウン→メルトスルー

  3号機 プルサーマルを

 4号機  使用済燃料プールの崩壊熱を

E放射性物質は空へ,海へ

 ―風によって流れる→水たまりや下水にたまり易い.―放射性物質の動きを知る―

F或る保育園の,園庭の放射線量を調べた資料 Bq/kg―1kg当たりの土が出す放射線の数(ベクレル)―場所によって異なる―ことを知る.

. まとめ

  最初に書いた, @不安はなくなったか.A知りたいことは明らかになったろうか.B子どもたちと確信を持って生きていけるだろうか―自分の言葉で書いてもらいたかった.―けれど,時間がなかった.―学習会で不安がなくなったり,確信が持てたりするものではない.―しかし,放射線物質のある中で,生きていかなければならない.―保育士と,父母と力を合わせて,子どもを放射能から守りぬく実践を通して不安は解消され,確信が持てるようになる.―のだと思います.

 

 共に学んで1 

     

     建屋がすっ飛んだ時点で,放射性物質は空気中のチリと一緒に風に乗りいろんな所に飛散していると思う.半径10km, 20kmなんて全く関係ない

   と思う(もちろん現地付近は大変だと思うが).

     いまだ収束の道が見えない中でどの様な事を気にして, 気をつけていかなくてはならないのでしょうか?

     将来的に患者が増える傾向は, ちがいないのでしょうか? 

 

 「放射性物質は,飛散している」と私も思います.

 半径10km, 20kmなんて全く意味ない―言っている意味(放射性物質が飛散している所と違う)は分かります. ―

  最近, 他の意味でハッとすることがあります. 私たちは, メルトダウンを知ったのはつい最近のことです. しかし, 東電や政府は知っていたのではないか. メルトダウンがはじまれば, チェルノブイリのように炉心が格納容器ごと爆発する可能性がある. それで3km―10km―20km, 住民を避難させた―のではないかと考えるとゾッとします.―避難は必要だった. ―これは恐ろしいことです. ―そして, その可能性は, まだまだ消えていないということです.

  現在も事故は進行中で, 避難した住民は, 何時帰れるか, 全く見通しがたたないでいます.

  収束の道は全く見えません. ―放射性物質のことをよく知り, 子どもを守ることです. ―今日学習しましたが, ―放射性ヨウ素は子どもたちに. ―発達盛りの子どもは甲状腺が求めます. ―セシウムは,アルカリ金属(1), 周期表カリウムの下で, ものすごく水によく溶けて, 子どもの体中をかけまわります. ―ストロンチウムは2属でカルシウムの下. 骨にくっついて放射線を出し続けます.

  子どもたちの体の中に入る―内部被爆―は, 体の中で放射線を出し続けます.―この放射線から子どもを守ること―です. そのためには内部被爆をさけることです.―できるだけ少なくすることです.

 砂遊びや土遊びの時,口に入れないこと,遊んだ後は,よく洗い流すこと,水たまりになる所では, 特に注意すること―セシウムが流れてたまっているから―プールも同じです.また水を流す時,最後のところを特に注意すること.

 洗濯物を取り込む時は,子どもを近づけないこと.自分でも吸い込まないように注意すること.

 食べ物は―外に付いているか,中に取り込んでいるか―をよく考えて.それをどう取り除くか考えてください.―取り除いた結果,その放射性物質はどこへ行くか, どこにたまるか,―まで知ることです.

  いつも,保育士と親で―放射能から子どもをどう守るか―を考えてください. 

 将来,ガン患者は増えます.ガン患者だけではないと思います.DNAの破壊は子どもたちに何をもたらすか図り知れないものがあります.

  これは人類の課題, 地球上の全ての生き物の課題です.

 

  共に学んで2

   

     今後,爆発が起こることもあるのか?

     爆発後の放射量や汚染水が海水に流れてしまった場合,食べ物への影響はどうなのか?

     今の状況をくい止めることはできるのか?

 

  爆発が起きることもあります.しかし,今は水につかっていると思います.

 最近の東電の発表では,原子炉内の燃料棒は崩れ落ち(メルトダウン),厚さ16cmの鋼鉄を融かして格納倉庫の底に落ちている(メルトスルー)―と言います. これは最も危険な状態だと思います.

  現在は, 水の中にあるようです. 外側は固まっていると思います. しかし, 中は核の崩壊が続き, 放射性物質と崩壊熱を出し続けます.

  原子炉建屋やタービン建屋の地下に高濃度の汚染水があふれています. ―この除去が大問題です.―そのための機械を作って(―油除去(日立)―セシウム吸着(アメリカ)―その他の放射性物質沈殿(フランス)―塩分除去(東芝)―)作業を始めましたが, 5時間位で止まってしまったようです.

  この機械がうまく作動しても, 放射性セシウムを吸着させたゼオライトや沈殿させた汚泥の行く場がありません.―高濃度の汚染水の除去は, 急がねばなりません.  汚染水は, 海に流れ出ています.―海に広がります. ―小魚の出荷制限がありました.―海底に沈みます.―コンブなど海草類に蓄積します.―それを食べる海の生きものに広がります.―広がっただけ薄くなりますがなくなりません.―原発事故は収束していません.放射性物質は出続けています.―死の灰は増え続けます.参加者の中に,下水処理場ではたらいている人がいました.―そこに放射性セシウムが集まってきます.肥料にしたり,土木建築材にしたりするようです.―が,引き取り手がなく.野積みになって行き場がないようです.―こんなに離れた群馬でも―です.

 今の状況をくい止めることはできるのか― 一度出た放射性物質は無くなりません.放射線を出し続けます.何百年も,何万年もです.

 今は,これ以上出さないようにすることです.―発電所内に閉じ込めるしかありません.―それが,まだできないでいます.

 

  共に学んで3

 

     毎日戸外で遊んでいます.

    散歩に出かけるときは,帽子をかぶり,長ソデシャツを着用し,帰園した時は全部脱いで着がえます.マスクはほとんど着用していません.      

    放射能対策としてはどうでしょうか? 

   現在、桐生地区は,それほど高くないとききます.00ミリシーベルトとか? 

     安全と危険の区別がよく分かりません.

    野地の野菜や畑作りとか,どう考えたらよいでしょう? 

 

  放射性物質は水に激しく溶けて, 動き易い―ことを学びました.

 空を飛んできた放射性ヨウ素やセシウムは,地表に落ちて流れます.―目に見えない放射性物質の姿が見えるようになることが大事です.園庭のどこに集まるかを知ることです.

 或る保育園で測った.―ヨウ素131とセシウム137―1kgの土から何ベックレルの放射性が出るかを調べた.―少なかった所, 砂場, ヨウ素30Bq/kg, セシウム80Bq/kg―多かった所, 園庭, ヨウ素169Bq/kg, セシウム170Bq/kgでした. ―これは, 遊びや畑作りに危険な数値ではありませんが, 園庭でも場所によって異なること,(5倍から10倍位異なる)を知るべきです.―放射能対策は, 職員と父母と知恵を出し合ってください.

  ―0.0マイクロシーベルトでしょう. ―ある親は言います.―放射線量について,県で発表の数値は(ほぼ平常値)は,モニタリングポスト,地上20mの地点で計測している. 実際は地上付近はその6倍〜20倍で, 子どもは被爆しやすい.―, その通りだと思います.

  安全と危険の区別はつきません. 放射線には, どこまでが安全で, どこから危険だということがないのです. ― 一度体内に取り込まれた放射性物質は, その体内で放射線を出し続けるということです. ―そしてそれは, 生物の一番大事な細胞内のDNAを破壊するということです. ―だから, 少しなら安全だということはないのです.―ただ, 細胞は何兆も何十兆もあります. ―その全てが生きています.再生します.たたかっています.―それで,どこかで発病するか,誰が発病するか分からないのです.

 原発の事故で,日本に生息する全ての生物―特に若芽や卵や子どもたち,花や母親たち―が放射能に曝されている―それとたたかっている―ことを知るべきです.

 

                                                                        ぐんまの教育67 に掲載されたものです.
例会 ペンペングサの写生 千葉県の落花生
付磁器1 付磁器2
ウンカリナの果実 沼の窪座禅草群生地
ザゼンソウ ソバ打ち
サークル2月例会
 
 2月11日、サークルの例会が持たれました。今年から、石井は電車で「通勤」することにしたので、石橋さんと野口さんに高崎駅まで車で迎えにきてもらいました。途中、沼の窪の座禅草群生地に寄りました。少々早いようでしたが、それでも、たくさんの座禅草がみられました。
 
 昼食はソバ打ちで、福田さんはソバ打ちのセットを購入してしまいました。腕も上達していました。
 
 前回、宇敷さんからツノゴマの果実を見せてもらいましたが、今回はウンカリナの果実です。刺がいっぱいで、刺されると、たいへんなんだそうです。
マダガスカル原産で、9種類が知られているのだそうで、農大の<進化生物学研究所>の研究対象になっているといいます。
 この辺のことは、黒さん発行の<群馬の自然>4号に記録されています。
 尚、黒田さんからはリードスイッチモ−ターと自己誘導の実験セットがお年玉として配られました。
 
 お年玉といえば、前回の例会でPALの久保さんから貰った<6段階点滅ネックレス3Dフラッシュライト丸型>を分解してみました。そして、それを応用した<光の無限反射>を作って遊びました。
 
 帰りは樋口さんに高崎まで送ってもらいました。

祭典(その1) 祭典(その2)
  96  リニアーローター 実験紹介
  97 リニアーローター
  98 振動を回転に
  99 偏光万華鏡 工作教室
  00 偏光万華鏡
  01  ガリガリとんぼ
  02  ガリガリとんぼ
  03 偏光発見器
  04 偏光万華鏡
  05 色変りブンブンごま
  06 ガリガリとんぼ
  07 ファラデーモーター
  08 テントウムシ
08年6月14日〜15日

  今年の <青少年のための 科学の祭典 2008千葉大会>は上記の2日間、千葉市科学館(千葉会場)、と、さわやか千葉県民プラザ(柏会場)で持たれました。 この会は14回目で、石井は始めから参加しています。今年は<テントウムシ>の実験工作をやりましたが、好評でした。
  千葉市科学館は、Qiball(キボール)というビルの7〜10階を占めていて、体験型の展示で結構楽しめます。来葉(?)の節には立ち寄って見てください。
 4/19(土) 山小屋で4月例会 

  当日、石橋さんが主催する 子どもたちの集会 があったので、サークルは
実験棟で行いました。
 
  実験講座は<放射線測定器>の作製でした。プラカップと紙コップ(高速道路の
STのサービス給湯用)を使用したもの。
  参加者は右手前から、反時計回りに、樋口、田村、黒田、福田、野口さん。
宇敷さんは途中退席。  
樋口さんが発電棒でコンデンサーを充電しています。装置内に放射線が通ると、
プラカップ内の電極と紙コップの間に放電が起きて、ラヂオが鳴るというものです。
  放射能はカリ肥料の K40 と人形石でした。後者は、科教協岡山大会のとき、
石井がもらってきたものです。5月例会で、希望者にお分けします。出来れば金属
容器(七味唐辛子の入れもののようなもの)をご持参ください。
2/2(土)2/3(日) PALで2月の例会
 
  昨年同様、「お正月」の例会はPALで持ちました。大村さんが参加されたこと、樋口さんが大勢の子どもさんを連れて来なさったことも「昨年同様」でした。スキーや実験やアルコールで、楽しい2日間でした。
 実験はといえば…、久保さんと石井の宇宙ごまが両方とも回らなかったのはノミタリナカッタためでしょうか。前回は両方ともよく回ったのですが…。ちなみに、このHPに動画がありますのでご覧ください。
 次は宇敷さんのマジックリング、大村さんの樟脳舟、逆立ちゴマ、UFO、石井のヒートパイプ、コロコロエンジンなどなど。
 学習会は電束電流の理論と実験。少し酔っていると頭の回転がよくなって、些か面倒なことでも、わかったのような気になるというものです。
 PALは来る度に変わっているというのは誰しも感じることです。今回は新しい風呂があって、<露天風呂夜討ち朝駈け雪ながら> をみんなで楽しみました。 私は、入り口の洋風の外灯が気にいっています。左手の雪のブロックはかまくら用のものです。< 洋灯をランドマークにかまくらへ>
理科実験についてのお問い合わせ等はメール・掲示板にてお願いいたします。
shinya@aqua.dti2.ne.jp.
掲示板
石井信也

5/24(土)山小屋で例会

 1/17(土)、1/18(日)  サークル1月例会
 
  1月の例会は新年会を兼ねて、例年のように藤原のPALで持ちました。
今年は雪が多かったので、オーナーが水上駅まで、くるまで送迎してくれました。
 参加者は、写真の他に、所用で遅れてきた福田さん、PALの久保さん(撮影者)、
お手伝いのカヅミッチの10人でした。
 宇敷さんの<種子の話>、黒田さんの<群馬の自然>、工作の<俵ころがし>
の様子は後程、記録する予定です。
 みんな、よく遊んで、学んで、飲みました。
冬のPAL
7月21日〜22日    夏の群民研集会 
 
  全体集会では、近くの中学校の体育館で、積み木遊びをしました。
  手労研主催です。なんと準備された積み木の数は1万個。
みなさん、思い思いの遊びに熱狂しました。時間のたつのも忘れて!
5月の例会を24日(土) 山小屋で行いました。
  写真は、黒田さんが作った<金属テスター>で、テスト棒を金属に触れると、
赤いライトがぐるぐる回るというものです。テストしているのは田部井三郎さんです。

  この集会の後、石井は藤原のPALに1泊して、奈良俣湖と裏見の滝を見て回りました。
その写真は、掲示板に掲載します。