理科実験を楽しむ会
もっぱら ものから まなぶ石井信也と赤城の仲間たち 

静電モーターとハミルトンモーター 石井さんの発表
 石井さんは小型高圧電源装置(写真左)を用いた回転実験の数々を披露してくれた。まずは静電モーター。ピンポン球の表面に銅箔を貼ったものを回転子とする(写真右)。銅箔に乗った電荷が同極の反発を受け、他極には引かれてトルクを生む。
 

 ところが電極など何もつけないピンポン球でも同じように回転が起こることが判明(写真左)、発泡スチロールも無電極で回転する(写真右)。電極なしでも回転子の表面には電荷が付着するようだ。 

 続いてミニ・ハミルトン風車。左の写真はゼムクリップを加工したもの。とがった先端部分に特に強い電界ができ、空気中の気体分子がイオン化して反跳するときに、回転子は反作用を受けて上から見て反時計回りに回転を始める。
 右の写真は、細い銅線、アルミフォイル、紙、植物の葉、焼き海苔等で作ったいろいろな形の回転子。安定した回転には熟練を要するが、回転子の素材は金属でなくてもよいという結論である。 

YPC(その26)  E-115 No235   物理ミニ実験(その1)  2010年9月23日(木)
                            
 YPC(26回)   筑波大付属高校    2010年5月16日(日)
 物理ミニ実験(その1)
@ 静電モーター   電極はいらない
1 導入
  電極は
   金属の電極(炭素の電極/鉛筆で円を描く/電極なし)
   そして何もつけなかった And Then There Were Nothing.
     電極なし(時計皿に乗せた卓球/発泡スチロール球)
2  より小さく
   釣りの浮き(発泡ブライト中通玉1号)
A  ハミルトン・モーター  静電気でも回路が閉じている
 1 導入
  ゼムクリップ
    ネオン球つき アースは掌を接近させる
  2  より小さく
  ホチキスの針/金属板ローター(アルミホイル/ビール缶)
    金属のローター(スチールウールのローター)
  紙のローター(鉛筆で塗りつぶした紙/ファックス原紙の裏紙/通の紙に霧を吹いて湿度計になる?/JRの切符)
  植物の葉のローター(竹の葉はだめ 丸まってしまう/海苔(黒いから? 電気抵抗はメガ級 湿気る)
    接着剤つきのアルミシートにスチールウール2本を夾む
  スチールウールを丸めたもの! 突起の向きのアンバランス
B その他
  物理実験は大きく、化学実験は小さく アルケミストのこと
  コウモリ傘を回した08年3月
  導体として紙を使うこと 幸治に教えられた(紙の電気盆)
  やてみなけりゃわからない やってみりゃわかる
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掲示板 石井信也