電子メロデー(その1)  E-73  No146   09416()  

 

1 3乾電池1本で作動するタイマーの<電子メロデー>を,直流電源のチェッカーとして使ってみようというのです. 

2 タイマーの部分と,電源のボタン電池を取り外します.

  0.4mmφのエナメル線を, 直径60mm250回巻いたコイルにして, 整流子としてのLEDをつなぎますが, 正負の向きに注意します. コイル側がLEDのプラスです。コイルの上で, ネオジム磁石のブンブンごまを回すと, 交流が発生し,これが整流されて,メロデーが音になりますが, 断続してしまうので曲にはなりません.

3 そこで電荷をためるために,数千μFのキャパシターを,コイルの端子の近くに,並列につないでおきます.

  容量によって, 1曲の演奏が終わる前に, パワーが不足してしまうような場合には, キャパシターを並列に繋ぎ足します.

4  ここで, 整流用にLED(発光ダイオードはダイオードなのです)を使っていますが,これの長所は発電しているときにはLEDが点灯することです.

  しかし, 点灯していても, キャパシターを正しく充電しているかどかはわかりません. それは, LEDを逆につないでも点灯するからです.

5  整流子として, 種々のダイオードを使って見ましょう. 

  例えば, トランジスタもダブルのダイオードなので, 3本の端子の内の適当な2本を,向きを考慮して使えば整流できます.

 

蛇足

1  壊れたラヂオやテレヴィからダイオード(LED)やトランジスタを取り出しておきましょう.

2 トランジスタのフェイスを手前にし,脚を下に向けたとき, 3本の脚の右から左へ, エミッター(E), コレクター(C), ベース(B)となります.

下の表の○印のタイプが使えます.

 例えば,  EB の場合についていえば, 2SAではLEDは点灯しない(×), 2SCの場合には点灯する(), という意味です. 矢印の先の電極(この例ではベースB), 本体のプラスの電極につなぐのです. トランジスターの写真の赤の矢印を参考にしてください. 

 

2SA    EB     EC     BE      BC      CE      CB           

     ×     ×              ×               

 

2SC    EB     EC     BE      BC      CE      CB

              ○       ×                ×         ×

 

4 キャパシターに電気が残っている間に, メロデーが終わった場合には, 装置に黒いものを被せから取り去る(CdSが作動する)とか, 回路を開いてから閉じる(クリップを外して繋ぐ)とかするとメロデーが鳴ります.

5  2SB2SAと同じで, 2SD2SCと同じですが, メーカーや機種によって,異なる場合があります.ナンバーには関係ありません. 

 パワー・トランジスターの場合には,本体(ボディー)C, 2本の脚がEBですが, これは各自でチェックしましょう.

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石井信也
Trによる整流 電子メロディー
理科実験を楽しむ会
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