遊ぶPart2(その3) T-4 No103 08年6月19日(木)

(0) 熱風車

(1) コーヒーのスチール缶の底に、 円に沿った8ケ所に穴をあけ、 その中央に円筒形の小さいネオジム磁石を立てて、それにまち針(短く切ったもの)を付着させ軸受けとした。 缶の下から空気が入るような状態にす
るとステイターはできあがり。

(2) ビールのアルミ缶から半径15mmの円を切りとって、 外から径に沿って10mmの所まで、16の切り込みを入れて花弁状にし、 同じ向きにねじっておく。 これをローターとする。

(3) 缶の中に化学懐炉を2個入れて、 軸受けにローターを乗せると回り出す。


蛇足

[1] 回転速度は4秒に1回であった。

[2] 缶からの放熱を少なくするように、 缶をペーパータオルで包んで実験したろころ、
化学懐炉2個での作動時間は2時間30分ほどであった。

[3] 缶の下で小さなローソクを燃すと、 ローターの回転はおよそ毎秒1回であった。

およその意味は…、1分間での回転数を測定していると、 突然、ローターが軸から落ちた。 磁石が温度によって磁性を失い、針が倒れてのであった。 磁石は完全に消磁さ
れしまった! だから、この実験はローターの回転の状態を確認したら直ちに中止すること。
理科実験についてのお問い合わせ等はメール・掲示板にてお願いいたします。
shinya@aqua.dti2.ne.jp.
掲示板
石井信也
理科実験を楽しむ会
もっぱら ものから まなぶ石井信也と赤城の仲間たち 
熱風車(その1) 熱風車(その2) 熱風車(その3)