理科実験を楽しむ会
液化二酸化炭素で電池を2

3段アンプPart2(その2)  C-4  No69    071025()

 

(0) 液化二酸化炭素で電池を。

(1) 前回、 アセトンに金属を浸して電池になることを実験しました。 アセトンの =CO からヒントを得て、液化二酸化炭素に金属を溶かして電池になるかどうかを確かめる実験をしました。

(2) 内径10mmの透明プラスチックのパイプに、 銅と鉄の針金を埋め込みました。 端子は外に出してあります。これが電極です。                               

(3) 近くのスーパーでアイスクリームを買って、 ドライアイスを貰ってきました。これをプラスチックのパイプに入れて, その両端を閉じました。

(4) 間もなく、 二酸化炭素が液体になって、 銅と鉄を浸しました。 3段アンプのLEDが点灯しました。

 

蛇足

[1] 成功のように見えますが、 問題がありそうです。 パイプの外部はドライアイスのために、 空気中の水蒸気が液化して僅かに濡れています。 これに銅と鉄が触れて電池になった可能性があります。

[2] 融けた二酸化炭素に水が溶けているということは、 ありうるでしょう。 ドライアイスをパイプに入れる時に、 水の氷がついていそうな気がします。

[3] パイプの内部はかなりの高圧なので、 パイプの両端を閉じることは難しいことです。 電極を通した穴には接着剤を塗り込みましたが、 どこからともなく、ガス漏れがしている模様で、 二人がかりで4本の手が必要でした。 写真のシャッターも押さなければならないことだし。

[3] 二酸化炭素の液化は、 昔、 盛口襄さんに教えて貰いました。

[4] 融けたろうそくはどうだろう? という意見を貰ってやってみましたが、 駄目でした。 尤も、金属が炎に触れると電池になりますが。

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石井信也